カレイ、メバチ、サンマが増

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年9月第1週(8月30日〜9月5日)の概況より。

日ごとの動き

 4日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週とほぼ変わらず。

 1日平均取扱数量は総量1,351t(前週比114%、前年同期比99%)。このうち鮮魚類は637t(前週比101%、前年同期比93%)、冷凍魚類は315t(前週比158%、前年同期比115%)、塩干加工品は399t(前週比113%、前年同期比96%)。

8月30日(金) 週末の取引、買い気は低調。サバやカツオ、スルメ、メジが値を上げるなど、相場全体では上昇

8月31日(土) 月末、休市前の取引、買い気は良好。アジやイワシ、ブリ、サンマが値を上げ、サバはしっかりなど、相場全体では強保合

9月2日(月) 月初め、週明けの取引、買い気は低調。アジやイワシ、メジが値を下げ、サバは高安区々など、相場全体では弱保合

9月3日(火) 休市前の取引、買い気は今一つ。アジが強保合、スルメは保合、カツオは小動きなど、相場全体では小動き

9月5日(木) 休市明けの取引、買い気は低調。サバやカツオ、スルメが値を上げ、マイワシは堅調など、相場全体では堅調

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が石川や山口、佐賀主体に入荷。数量は前週に比べ10%増加し、価格は中型が約0.5割安、中小型は約2.5割安。

サバ 佐賀や長崎主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は2.5割高。

イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ28%減少し、価格は2割弱安。

スルメイカ 青森主体に入荷。数量は前週に比べ7%減少し、価格は約1割高。

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べわずかに減少し、価格は約1.6倍に上昇

サンマ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ25%増加し、価格は生が2.5割安。

主な水産物の市況(2019年9月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ33.411198各地6,466
海外3,864
メバチ68126138各地※冷凍1,016
アジ57.9110119長崎497
石川ほか中小473
サバ33.3103129佐賀ほか367
イワシ18.87299北海道324
スルメイカ19.99380青森752
冷スルメイカ6.9265238各地-
サンマ32.512522北海道1,431
各地解凍-
カレイ6.9157108北海道540
青森ほかマコ1,296
北海道アカ959
北海道アサバ594
ハマチ13.3108124愛媛ほか野〆1,026
塩サケ16.711279北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類5.7110100青森ほか-
宮城ぶわ-
カツオ52.197153宮城691
キンメダイ8.3109134東京ほか1,966
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/