東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年8月第1週(8月2日〜8月8日)の概況より。
日ごとの動き
7日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週とほぼ変わらず。
1日平均取扱数量は総量1,223t(前週比95%、前年同期比124%)。このうち鮮魚類は579t(前週比100%、前年同期比121%)、冷凍魚類は261t(前週比79%、前年同期比133%)、塩干加工品は382t(前週比101%、前年同期比121%)。
8月2日(金) 週末の取引、買い気は低調。アジやイワシ、カツオが値を上げるなど、相場全体では上伸。
8月3日(土) 休市前の取引、買い気は引き続き低調。アジやメジが弱保合、スルメやブリは保合など、相場全体では弱保合。
8月5日(月) 週明けの取引、買い気は引き続き低調。サバやイワシ、スルメ、メジが値を下げるなど、相場全体では小幅下落。
8月6日(火) 休市前の取引、買い気は若干上向き。イワシやブリが値を上げる一方、スルメやメジは値を下げるなど、相場全体では高安区々。
8月8日(木) 休市明けの取引、買い気は引き続き上向き。サバやカツオが値を上げる一方、アジやイワシ、スルメ、ブリが値を下げるなど、相場全体では高安区々。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が島根や愛媛主体に入荷。数量は前週に比べ8%増加し、価格は中型が0.5割高、中小型は約0.5割安。
サバ 岩手や石川主体に入荷。数量は前週に比べ8%増加し、価格は2.5割高。
イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ54%減少し、価格は約1.8倍に上昇。
スルメイカ 青森主体に入荷。数量は前週に比べ35%増加し、価格は約1.5割安。
カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ15%増加し、価格は3割強高。サンマは北海道主体に入荷。数量は前週に比べ8%増加。
主な水産物の市況(2019年8月第1週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 40.9 | 127 | 132 | 各地 | 生 | 3,755 |
海外 | 生 | 4,667 | ||||
メバチ | 58.8 | 89 | 124 | 各地※ | 冷凍 | 1,024 |
アジ | 65.5 | 108 | 132 | 長崎 | 中 | 421 |
島根ほか | 中小 | 497 | ||||
サバ | 25.8 | 108 | 99 | 岩手ほか | − | 423 |
イワシ | 18.5 | 46 | 90 | 北海道 | − | 475 |
スルメイカ | 30.3 | 135 | 154 | 青森 | − | 572 |
冷スルメイカ | 2.7 | 123 | 93 | 各地 | − | - |
サンマ | 6.4 | 108 | 139 | 北海道 | 生 | 5,400 |
各地 | 解凍 | - | ||||
カレイ | 6.1 | 64 | 115 | 北海道 | マ | 500 |
青森ほか | マコ | 864 | ||||
北海道 | アカ | 972 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 12 | 99 | 143 | 愛媛ほか | 野〆 | 1,026 |
塩サケ | 20.8 | 151 | 119 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 5.5 | 100 | 149 | 青森ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 49 | 115 | 152 | 宮城 | − | 626 |
キンメダイ | 10.9 | 136 | 163 | 東京ほか | − | 1,922 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/