東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年7月第5週(7月26日〜8月1日)の概況より。
日ごとの動き
31日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ7%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,292t(前週比107%、前年同期比122%)。このうち鮮魚類は582t(前週比93%、前年同期比127%)、冷凍魚類は331t(前週比158%、前年同期比129%)、塩干加工品は379t(前週比103%、前年同期比111%)。
7月26日(金) 週末の取引、買い気は低調。スルメやブリが値を下げ、アジやサバ、メジは保合など、相場全体では弱保合。
7月27日(土) 休市前の取引、買い気は引き続き低調。サバやブリ、メジが高値、安値に多少動きがあるなど、相場全体では小動き。
7月29日(月) 週明けの取引、買い気は引き続き低調。アジやブリが値を下げ、イワシは小動きなど、相場全体では小甘い。
7月30日(火) 休市前の取引、月末の影響もあり買い気は引き続き低調。イワシが軟調、スルメは高値、安値に多少動きがあるなど、相場全体では小動き。
8月1日(木) 休市明けの取引、買い気は引き続き低調。サバが軟調、アジやイワシ、メジは保合など、相場全体では弱保合。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が大阪や島根主体に入荷。数量は前週に比べ40%増加し、価格は中型が4.5割弱安、中小型はほぼ変わらず。
サバ 宮城や福岡主体に入荷。数量は前週に比べ14%減少し、価格は約2割高。
イワシ 千葉や北海道主体に入荷。数量は前週に比べ23%減少し、価格は変わらず。
スルメイカ 石川や青森主体に入荷。数量は前週に比べ19%減少し、価格は0.5割高。
カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ9%減少し、価格は1割強安。サンマは北海道主体に入荷。数量は前週に比べ27%減少。
主な水産物の市況(2019年7月第5週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 32.2 | 96 | 118 | 各地 | 生 | 8,076 |
海外 | 生 | 5,209 | ||||
メバチ | 66 | 137 | 130 | 各地※ | 冷凍 | 1,031 |
アジ | 60.4 | 140 | 185 | 長崎 | 中 | 400 |
大阪ほか | 中小 | 529 | ||||
サバ | 23.8 | 86 | 121 | 宮城ほか | − | 339 |
イワシ | 39.8 | 77 | 135 | 千葉ほか | − | 259 |
スルメイカ | 22.5 | 81 | 136 | 石川ほか | − | 665 |
冷スルメイカ | 2.2 | 96 | 81 | 各地 | − | - |
サンマ | 5.9 | 73 | 179 | 北海道 | 生 | 4,320 |
各地 | 解凍 | - | ||||
カレイ | 9.6 | 112 | 155 | 北海道 | マ | 486 |
青森ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | 1,026 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 12.1 | 103 | 144 | 愛媛ほか | 野〆 | 1,026 |
塩サケ | 13.8 | 90 | 83 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 5.5 | 90 | 153 | 青森ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 42.5 | 91 | 110 | 宮城 | − | 475 |
キンメダイ | 8 | 79 | 113 | 東京ほか | − | 1,879 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/