なす大幅増。いんげん、レイシも

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年7月第4週（7月19日〜7月25日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

　1日平均入荷量は総量5,040t（前週比98％、前年同期比105％）。

　前週比では「いんげん、レイシ、なす」等が増加したが、「かぼちゃ、とうもろこし、はくさい」等が減少したため、2％の減少となった。

　前年同期比では、「レイシ、とうもろこし、きゅうり」等が減少したが、「だいこん、いんげん、かぼちゃ」等が増加したため、5％の増加となった。市況は前週比で区々、前年同期比で弱保合となった。

品目別の動き

だいこん　北海道を中心に青森県等から入荷し、前週比3％の増加となった。北海道産の価格は弱含みとなった。

にんじん　青森県を中心に北海道等から入荷したが、前週比9％の減少となった。青森県産の価格は強保合となった。

キャベツ　群馬県を中心に岩手県等から入荷したが、群馬県産が長雨の影響で出荷が少なめのため前週比3％の減少となった。群馬県産の価格は弱保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷したが、低気温と日照不足により生育不良で前週比6％の減少となった。数量が少なさから引き合いが強まり長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　長野県を中心に群馬県等から入荷したが、長野県産が曇天続きで生育不良のため前週比15％の減少となった。数量の少なさから引き合いが強まり長野県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　群馬県を中心に岐阜県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。群馬県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。引き合が弱いため茨城県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　福島県を中心に山形県等から入荷し、前週比26％の増加となった。高値からの反動もあり引き合いが弱いため福島県産の価格は弱保合となった。

なす　群馬県を中心に栃木県等から入荷し、前週比32％の大幅な増加となった。高値からの反動もあり引き合いが弱いため群馬県産の価格は弱保合となった。

トマト　青森県、北海道等から入荷し、青森県産、北海道産が徐々に増加しているため前週比14％の増加となった。青森県産の価格は強含みとなった。

ピーマン　茨城県、岩手県等から入荷したが、前週比12％の減少となった。茨城県産の価格は弱含みとなった。

主な農産物（野菜）の市況（2019年7月第4週）