サンマ4割増。前年比2.5倍増

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年7月第4週(7月19日〜7月25日)の概況より。

日ごとの動き

 24日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに減少。

 1日平均取扱数量は総量1,202t(前週比95%、前年同期比107%)。このうち鮮魚類は627t(前週比98%、前年同期比106%)、冷凍魚類は209t(前週比85%、前年同期比107%)、塩干加工品は367t(前週比98%、前年同期比109%)。

7月19日(金) 週末の取引、買い気は低調。サバが値を下げ、サンマは軟調など、相場全体では弱保合

7月20日(土) 休市前の取引、買い気はやや上向き。アジやイワシが値を下げる一方、カツオやブリ、サンマは値を上げるなど、相場全体では小動き

7月22日(月) 週明けの取引、買い気は低調。カツオやスルメが値を上げ、イワシやメジは堅調など、相場全体では小高い

7月23日(火) 休市前の取引、買い気は今一つ。サバやカツオ、スルメが値を上げるなど、相場全体では続伸

7月25日(木) 休市明けの取引、買い気はまずる。サバやカツオ、スルメ、メジが値を下げるなど、相場全体では反落

品目別の動き

アジ 中型が千葉や長崎、中小型が鳥取主体に入荷。数量は前週に比べ28%減少し、価格は中型が5割弱高、中小型は1割弱高。

サバ 宮城主体に入荷。数量は前週に比べ9%減少し、価格は約0.5割安。

イワシ 北海道や千葉主体に入荷。数量は前週に比べ4%増加し、価格は1割強安。

スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ7%増加し、価格はわずかに上昇

カツオ 宮城主体に入荷。数量は前週とほぼ変わらず、価格は0.5割強安。サンマは北海道主体に入荷。数量は前週に比べ40%増加。

主な水産物の市況(2019年7月第4週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ33.792109各地6,860
海外4,365
メバチ48.310197各地※冷凍1,037
アジ437263千葉ほか702
鳥取中小527
サバ27.691106宮城281
イワシ51.7104151北海道ほか259
スルメイカ27.8107128石川635
冷スルメイカ2.392115各地-
サンマ8.1140253北海道612
各地解凍-
カレイ8.689106北海道486
青森ほかマコ774
北海道アカ972
北海道アサバ324
ハマチ11.894123愛媛ほか野〆1,026
塩サケ15.393109北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類6.181136青森ほか-
宮城ぶわ-
カツオ46.6101104宮城540
キンメダイ10.118478東京ほか2,074
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/