東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年7月第2週(7月5日〜7月11日)の概況より。
日ごとの動き
10日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。
1日平均取扱数量は総量1,269t(前週比95%、前年同期比121%)。このうち鮮魚類は619t(前週比102%、前年同期比127%)、冷凍魚類は245t(前週比77%、前年同期比123%)、塩干加工品は405t(前週比98%、前年同期比112%)。
7月5日(金) 週末の取引、買い気は低調。イワシやスルメが値を上げるなど、相場全体では強保合。
7月6日(土) 休市前の取引、買い気はいくぶん上向き。アジやカツオ、スルメが値を上げる一方、メジは値を下げるなど、相場全体では高安区々。
7月8日(月) 週明けの取引、買い気は低調。イワシやスルメは価格がほぼ動かず
アジ 値を上げ、カツオは値を下げるなど相場全体では小動き。
7月9日(火) 休市前の取引、買い気は今一つ。アジやイワシ、カツオが値を上げ、ブリは堅調など、相場全体では強保合。
7月11日(木) 休市明けの取引、買い気は引き続き今一つ。アジやイワシ、カツオが値を下げるなど、相場全体では小安い。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が島根主体に入荷。数量は前週に比べ7%減少し、価格は中型が約0.5割安、中小型は約1割高。
サバ 石川や宮城主体に入荷。数量は前週に比べ7%増加し、価格は3割強高。
イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ5%減少し、価格は1.5割安。
スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ47%増加し、価格は2割安。
カツオ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ19%増加し、価格は2割弱高。サンマは北海道主体に入荷。数量は前週に比べ34%増加し、価格は生が約1割安。
主な水産物の市況(2019年7月第2週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 40.8 | 118 | 113 | 各地 | 生 | 4,342 |
海外 | 生 | 4,232 | ||||
メバチ | 50.1 | 100 | 100 | 各地※ | 冷凍 | 1,056 |
アジ | 56.5 | 93 | 222 | 長崎 | 中 | 529 |
島根 | 中小 | 443 | ||||
サバ | 27.6 | 107 | 142 | 石川ほか | − | 406 |
イワシ | 44.5 | 95 | 127 | 北海道 | − | 281 |
スルメイカ | 28.1 | 147 | 142 | 石川 | − | 603 |
冷スルメイカ | 3 | 97 | 88 | 各地 | − | - |
サンマ | 6.7 | 134 | 160 | 北海道 | 生 | 689 |
各地 | 解凍 | - | ||||
カレイ | 11.1 | 73 | 148 | 北海道 | マ | 518 |
青森ほか | マコ | 594 | ||||
北海道 | アカ | 594 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 11.9 | 98 | 135 | 愛媛ほか | 野〆 | 1,026 |
塩サケ | 19.7 | 136 | 116 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 7.2 | 104 | 160 | 青森ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 30.9 | 119 | 86 | 千葉 | − | 864 |
キンメダイ | 5.2 | 64 | 76 | 東京ほか | − | 1,793 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/