東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年7月第1週(6月28日〜7月4日)の概況より。
日ごとの動き
7月3日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ8%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,341t(前週比103%、前年同期比98%)。このうち鮮魚類は606t(前週比92%、前年同期比108%)、冷凍魚類は320t(前週比149%、前年同期比87%)、塩干加工品は415t(前週比96%、前年同期比95%)。
6月28日(金) 週末の取引、買い気は低調。サバやスルメが値を下げ、メジは弱保合など、相場全体では弱保合。
6月29日(土) 月末の取引、引き続き買い気は低調。アジやサバ、カツオ、スルメなどが値を上げるなど、相場全体では小幅上伸。
7月1日(月) 週明けの取引、買い気は今一つ。アジやイワシ、スルメが値を下げる一方、カツオやメジは値を上げるなど、相場全体では高安区々。
7月2日(火) 休市前の取引、引き続き買い気は今一つ。イワシやカツオ、スルメが値を上げるなど、相場全体では堅調。
7月4日(木) 休市明けの取引、入荷増、悪天候の影響か買い気は低調。イワシやカツオ、スルメが値を下げるなど、相場全体では下落。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が長崎や島根、石川主体に入荷。数量は前週に比べ23%増加し、価格は中型が約0.5割安、中小型は1割強安。
サバ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ6%減少し、価格は約1割安。
イワシ 北海道主体に入荷。数量は前週に比べ16%減少し、価格は3.5割高。
スルメイカ 石川や福井主体に入荷。数量は前週に比べ37%減少し、価格は2.5割強高。
カツオ 千葉主体に入荷。数量は前週に比べ25%減少し、価格は1.5割強高。生サンマは岩手産が少量入荷。
主な水産物の市況(2019年7月第1週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 34.6 | 77 | 92 | 各地 | 生 | 3,865 |
海外 | 生 | 4,455 | ||||
メバチ | 50.1 | 98 | 96 | 各地※ | 冷凍 | 1,059 |
アジ | 60.5 | 123 | 212 | 長崎 | 中 | 551 |
長崎ほか | 中小 | 400 | ||||
サバ | 25.7 | 94 | 98 | 千葉 | − | 307 |
イワシ | 46.6 | 84 | 100 | 北海道 | − | 330 |
スルメイカ | 19.1 | 63 | 75 | 石川ほか | − | 756 |
冷スルメイカ | 3.1 | 107 | 67 | 各地 | − | - |
サンマ | 5 | 91 | 102 | 岩手 | 生 | 756 |
各地 | 解凍 | - | ||||
カレイ | 15.3 | 105 | 161 | 北海道 | マ | 497 |
青森ほか | マコ | 567 | ||||
北海道 | アカ | 594 | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 12.1 | 98 | 121 | 愛媛ほか | 野〆 | 1,026 |
塩サケ | 14.5 | 93 | 59 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 6.9 | 103 | 119 | 青森ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 25.9 | 75 | 77 | 千葉 | − | 734 |
キンメダイ | 8.1 | 88 | 103 | 静岡ほか | − | 1,793 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/