きゅうり増加し荷動きは鈍く

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年6月第4週（6月21日〜6月27日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

　1日平均入荷量は総量5,598t（前週比101％、前年同期比102％）。

　前週比ではかぼちゃ、じゃがいも、はくさい等が減少したが、きゅうり、とうもろこし、なす等が増加したので、1％の微増となった。

　前年同期比では、じゃがいも、はくさい、レタス等が減少したが、トマト、とうもろこし、きゅうり等が増加したため、2％の増加となった。

　市況は、前週比で弱保合、前年同期比で区々となった。

品目別の動き

だいこん　青森県を中心に北海道等から入荷した。後続産地が順々に出荷を開始しているため、前週比5％の増加となった。青森県産の価格は弱保合となった。

にんじん　千葉県を中心に埼玉県等から入荷した。青森県産、北海道産の出荷数が徐々に増加しているため、前週比5％の増加となった。荷動きは鈍く、千葉県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に茨城県等から入荷したが、前週比3％の減少となった。全体量が多く荷動きは鈍く、千葉県産の価格は弱保合となった。

レタス　長野県を中心に群馬県等から入荷した。長野県産の入荷量が増加しているため、前週比5％の増加となった。長野県産の価格は弱含みとなった。

はくさい　長野県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比8％の減少となった。長野県産の価格は弱含みとなった。

ほうれんそう　群馬県を中心に茨城県等から入荷し、前週比7％の増加となった。群馬県産の価格は強保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。荷動きが鈍く相場は下落し、茨城県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　埼玉県を中心に福島県等から入荷し、東北産の入荷量が増加しているため、前週比25％の増加となった。荷動きが鈍く相場は下落し、埼玉県産の価格は弱保合となった。

トマト　栃木県を中心に千葉県等から入荷し、5％の増加となった。栃木県産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に高知県等から入荷し、茨城県産の出荷量が回復し、岩手産も生育順調で出荷量が増加したため、前週比18％の増加となった。茨城県産の価格は強含みとなった。

主な農産物（野菜）の市況（2019年6月第4週）