東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年6月第2週(6月7日〜6月13日)の概況より。
日ごとの動き
12日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ8%の減少。
1日平均取扱数量は総量1,231t(前週比87%、前年同期比96%)。このうち鮮魚類は620t(前週比92%、前年同期比103%)、冷凍魚類は233t(前週比76%、前年同期比83%)、塩干加工品は379t(前週比88%、前年同期比95%)。
6月7日(金) 潤沢な入荷後の取引、買い気は低調。アジやイワシ、カツオがいくぶん値を上げるなど、相場全体では小動き。
6月8日(土) 前日雨天の影響か引き続き買い気は低調。アジやカツオがいくぶん値を下げ、サバやブリは伸び悩むなど、相場全体では弱保合。
6月10日(月) 週明けの取引、雨天の影響か引き続き買い気は低調。アジやイワシ、カツオ、スルメが値を上げるなど、相場全体では上伸。
6月11日(火) 休市前の取引、買い気は上向き。イワシがいくぶん値を上げる一方、スルメやブリが値を下げるなど、相場全体では小動き。
6月13日(木) 休市明けの取引、買い気は低調。アジやイワシ、カツオ、スルメが値を下げるなど、相場全体では下落。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が石川や富山主体に入荷。数量は前週に比べ18%減少し、価格は中型が2.5割強高、中小型は3割強高。
サバ 鳥取や千葉主体に入荷。数量は前週に比べ5%減少し、価格は約1割高。
イワシ 北海道や千葉主体に入荷。数量は前週に比べ22%減少し、価格は約4割高。
スルメイカ 石川主体に入荷。数量は前週に比べ8%減少し、価格は1.5割弱高。
カツオ 千葉主体に入荷。数量は前週とほぼ変わらず、価格は1.5割安。サンマは北海道主体に入荷。
主な水産物の市況(2019年6月第2週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 45.3 | 106 | 80 | 各地 | 生 | 3,394 |
海外 | 生 | 3,617 | ||||
メバチ | 55.4 | 111 | 90 | 各地※ | 冷凍 | 1,081 |
アジ | 59.8 | 82 | 81 | 長崎 | 中 | 508 |
石川ほか | 中小 | 443 | ||||
サバ | 29.7 | 95 | 105 | 鳥取ほか | − | 307 |
イワシ | 30.4 | 78 | 75 | 北海道ほか | − | 330 |
スルメイカ | 15.3 | 92 | 151 | 石川 | − | 786 |
冷スルメイカ | 4 | 105 | 98 | 各地 | − | - |
サンマ | 6.8 | 151 | 234 | 北海道 | 生 | 810 |
各地 | 解凍 | - | ||||
カレイ | 17.3 | 111 | 117 | 北海道 | マ | 432 |
青森ほか | マコ | 486 | ||||
北海道 | アカ | 432 | ||||
北海道 | アサバ | 270 | ||||
ハマチ | 11.9 | 98 | 110 | 愛媛ほか | 野〆 | 972 |
塩サケ | 14.8 | 74 | 90 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 7.6 | 94 | 121 | 青森ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 40.6 | 101 | 140 | 千葉 | − | 626 |
キンメダイ | 9.1 | 73 | 98 | 東京ほか | − | 2,117 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/