ぶどうなど増加。さくらんぼも

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年5月第5週（5月24日〜5月30日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

　1日平均入荷量は総量1,145t（前週比101％、前年同期比95％）。

　前週比では、いちご、あまなつかん、りんごなどが減少したが、ぶどう、クインシーメロン、アールスメロンなどが増加したため、1％の微増となった。

　前年同期比ではびわ、あまなつかん、アールスメロンなどが増加したが、さくらんぼ、ぶどう、こだますいかなどが減少したため、5％の減少となった。

　市況は、前週比が区々、前年同期比が強含みとなった。

品目別の動き

あまなつかん　熊本県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前週比17％の減少となった。熊本県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に入荷したが、前週比13％の減少となった。青森県産「ふじ」の価格は強保合となった。

びわ　長崎県を中心に千葉県等から入荷し、長崎県産の露地物が出荷のピークのため前週比9％の増加となった。長崎県産の価格は弱保合となった。

ぶどう　大阪府、島根県等から入荷し、前週比98％の大幅な増加となった。大阪府産「デラウェア」の価格は弱保合となった

いちご　栃木県、福岡県等から入荷したが、傷み果の発生も多いため前週比35％の大幅な減少となった。栃木県産「とちおとめ」の価格は弱保合となった。

プリンスメロン　茨城県を中心に千葉県等から入荷し、前週比13％の増加となった。茨城県産の価格は強含みとなった。

クインシーメロン　茨城県を中心に熊本県等から入荷し、茨城県産が出荷のピークに入っているため前週比56％の大幅な増加となった。気温が高くなり引き合いが弱まったため茨城県産の価格は弱含みとなった。

アンデスメロン　茨城県を中心に入荷し、前週比18％の増加となった。茨城県産の価格は保合となった。

すいか　熊本県を中心に千葉県等から入荷し、前週比24％の増加となった。気温が高くなったため、量販店からの注文が多くなったことから荷動きはよくなり、熊本県産の価格は強含みとなった。

こだますいか　茨城県を中心に熊本県等から入荷し、前週比24％の増加となった。気温が高くなり量販店ではカット販売されることが多い、大玉すいかは値ごろ感があるため荷動きがよいが、玉販売のこだまは引き合いが弱く茨城県産の価格は弱保合となった。

マンゴー　宮崎県を中心に入荷し、前週比26％の増加となった。宮崎県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2019年5月第5週）