にんじん、かぼちゃ、たまねぎ増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年5月第3週（5月10日〜5月16日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週4日、前年5日。

　1日平均入荷量は総量6,108t（前週比92％、前年同期比103％）。

　前週比ではにんじん、かぼちゃ、たまねぎ等が増加したが、だいこん、きゃべつ、はくさい等が減少したため、8％の減少となった。

　前年同期比では、きゃべつ、はくさい、レタス等が減少したが、たまねぎ、きゅうり、ねぎ等が増加したため、3％の増加となった。

　市況は、前週比が区々、前年同期比が弱保合となった。

品目別の動き

だいこん　千葉県を中心に茨城県等から入荷したが、千葉県産が作型切り替えの端境により減少したため、前週比26％の減少となった。品薄感があり相場は上昇し、千葉県産の価格は強保合となった。

にんじん　千葉県を中心に徳島県等から順調に入荷し、前週比30％の大幅な増加となった。全体的に潤沢な出回りとなり、相場は下落し、千葉県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　千葉県を中心に愛知県等から入荷したが、前週比24％の減少となった。品薄感があり相場は上昇し、千葉県産の価格は強保合となった。

レタス　長野県、群馬県等から入荷したが、前週比8％の減少となった。全体量は少なく、引き合いが強まり相場が上昇し、長野県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に入荷したが、前週比23％の減少となった。気温が高かった日が続いたため、引合いは弱まり、茨城県産の価格は弱保合となった。

ねぎ　茨城県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比7％の減少となった。荷動きは鈍く相場が下落し、茨城県産の価格は弱保合となった。

きゅうり　埼玉県を中心に群馬県等から入荷したが、前週比1％の微減となった。埼玉県産の価格は強保合となった。

なす　高知県を中心に入荷したが、前週比4％の減少となった。荷動きは鈍く相場は下落し、高知県産の価格は弱保合となった。

トマト　熊本県を中心に栃木県等から入荷したが、前週比12％の減少となった。熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　茨城県を中心に入荷したが、前週比23％の減少となった。荷動きは鈍く相場は下落し、茨城県産の価格は弱含みとなった。

主な農産物（野菜）の市況（2019年5月第3週）