さくらんぼ、ぶどう、マンゴー増

　東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年5月第2週（5月3日〜5月9日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週4日、前週4日、前年4日。

　1日平均入荷量は総量1,168t（前週比88％、前年同期比101％）。

　前週比では、プリンスメロン、さくらんぼ、ぶどうが増加となったが、びわ、いちご、りんご等が減少したため、12％の減少となった。

　前年同期比ではさくらんぼ、りんご、すいかなどが減少したが、マンゴー、びわ、プリンスメロンなどが増加したため、1％の微増となった。

　市況は、前週比では弱含み、前年同期比では弱保合となった。

品目別の動き

あまなつかん　熊本県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前週比10％の減少となった。熊本県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に入荷したが、前週比19％の減少となった。荷動きはよく青森県産「ふじ」の価格は強保合となった。

びわ　長崎県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比26％の減少となった。長崎県産の価格は弱含みとなった。

いちご　栃木県、福岡県等から入荷したが、各産地とも出荷が終盤に入っているため前週比25％の減少となった。傷み果等で相場は下落し栃木県産「とちおとめ」の価格は弱保合、福岡県産「あまおう」の価格は弱含みとなった。

クインシーメロン　茨城県、熊本県等から入荷し、熊本県産の入荷がピークに入ったため前週比19％の増加となった。荷動きは鈍く茨城県産の価格は弱保合となった。

アンデスメロン　茨城県を中心に熊本県等から入荷し、茨城県産の入荷量が徐々に増えているため前年同期比で21％の増加となった。茨城県産の価格は前年同期比で強保合となった。

すいか　熊本県を中心に千葉県等から入荷したが、前週比16％の減少となった。熊本県産の価格は保合となった。

こだますいか　茨城県を中心に群馬県等から入荷し、前週比2％の増加となった。相場は下落し茨城県産の価格は弱保合となった。

マンゴー　宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷し、宮崎県産は連休中も連日入荷があったため前週比17％の増加となった。宮崎県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2019年5月第2週）.csv