東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年4月第1週(3月29日〜4月4日)の概況より。
日ごとの動き
3日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週とほぼ変わらず。
1日平均取扱数量は総量1,504t(前週比112%、前年同期比93%)。このうち鮮魚類は646t(前週比99%、前年同期比89%)、冷凍魚類は397t(前週比150%、前年同期比100%)、塩干加工品は461t(前週比108%、前年同期比94%)。
3月29日(金) 月末・年度末近くで、買い気は弱かった。サバが1〜3割、ブリが1〜2割値を上げたため、相場全体では小反発。
3月30日(土) やはり月末・年度末の取引で、買い気は低調。イワシが小高く、アジが強保合であったため、相場全体でも強保合。
4月1日(月) 月替わりで、豊富な入荷となったが、買い気は振るわなかった。サバが2〜3割、スルメイカは2割値を下げたたため、相場全体でも下落。
4月2日(火) 休市前だが、買い気はいまひとつ。スルメイカが堅調だった一方で、サバが1〜2割値を下げたため、相場全体では小動き。
4月4日(木) 休市明けだが、買い気は振るわなかった。スルメイカが1〜2割値を下げたことに加え、サバが小幅続落したため、相場全体では軟調。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が新潟、鹿児島主体に入荷。前週に比べ数量は43%増加し、価格は中型が3割弱安、中小型が1.5割弱安。
サバ 三重主体に入荷。前週に比べ数量はわずかに減少し、価格は2割強安。
イワシ 富山、千葉主体に入荷。前週に比べ数量は31%増加し、価格は2割弱高。
スルメイカ 富山主体に入荷。前週に比べ数量は34%減少し、価格は2.5割強高。
カツオ 鹿児島、宮崎主体に入荷。前週に比べ数量は16%減少し、価格は1.5割強高。
ムキカキ せりが3月いっぱいで終了した。前週に比べ数量は21%減少し、三陸産の価格は0.5割弱安。
主な水産物の市況(2019年4月第1週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 40.5 | 104 | 91 | 各地 | 生 | 5,208 |
海外 | 生 | 3,055 | ||||
メバチ | 54.7 | 89 | 79 | 各地※ | 冷凍 | 1,101 |
アジ | 51.6 | 143 | 104 | 長崎 | 中 | 583 |
新潟ほか | 中小 | 518 | ||||
サバ | 38.5 | 98 | 127 | 三重 | - | 218 |
イワシ | 26.8 | 131 | 68 | 富山ほか | - | 313 |
スルメイカ | 6.5 | 66 | 82 | 富山 | - | 1,054 |
冷スルメイカ | 4.4 | 176 | 100 | 各地 | - | - |
サンマ | 5.8 | 100 | 123 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 22.6 | 117 | 114 | 北海道 | マ | - |
青森ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | - | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 16.5 | 75 | 103 | 愛媛ほか | 野〆 | 972 |
塩サケ | 25.3 | 140 | 111 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 9.9 | 82 | 125 | 青森ほか | 生 | 666 |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 17.2 | 84 | 49 | 鹿児島ほか | - | 1,058 |
キンメダイ | 6.1 | 66 | 38 | 東京ほか | - | 2,182 |
ムキカキ | 6.2 | 79 | 109 | 三陸 | - | 990 |
各地 | - | 1,092 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/