トマト、ピーマン春作増量中

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年3月第4週（3月22日〜3月28日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

　1日平均入荷量は総量5,755t（前週比112％、前年同期比106％）。

　前週比ではだいこん、ごぼう、さといも等が減少したが、きゅうり、トマト、じゃがいも等が増加したため、12％の増加となった。

　前年同期比では、だいこん、かぶ、レタス等が減少したが、にんじん、ごぼう、なす等が増加したため、6％の増加となった。

　市況は、前週比、前年同期比ともに区々となった。

品目別の動き

だいこん　神奈川県、千葉県等から入荷したが、前週比4％の減少となった。荷動きがよく相場が上昇し、神奈川県産の価格は強保合となった。

にんじん　千葉県、徳島県等から入荷し、前週比18％の増加となった。入荷増のため品薄感はなく、相場安で推移し千葉県産の価格は弱保合となった。

キャベツ　愛知県を中心に神奈川県等から入荷し、前週比10％の増加となった。各産地とも天候に恵まれ、肥大は良好。愛知県産の価格は強保合となった。

レタス　茨城県を中心に兵庫県等から入荷し、前週比11％の増加となった。茨城県産の価格は強保合となった。

はくさい　茨城県を中心に兵庫県等から入荷し、前週比4％の増加となった。茨城県産の価格は強保合となった。

ほうれんそう　茨城県、群馬県等から入荷し、前週比4％の増加となった。茨城県産の価格は強保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷し、前週比4％の増加となった。気温の上昇で荷動きが鈍く相場は下げながら推移し、千葉県産の価格は弱含みとなった。

きゅうり　群馬県をはじめ千葉県、埼玉県等から入荷し、前週比31％の大幅な増加となった。入荷増のため品薄感はなく相場安で推移し、群馬県産の価格は弱保合となった。

なす　高知県を中心に入荷し、前週比14％の増加となった。高知県産の価格は弱含みとなった。

トマト　熊本県をはじめ栃木県等から入荷し、春作が徐々に増量しているため前週比29％の増加となった。相場は大きな変動なく推移し、熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　宮崎県、茨城県等から入荷し、前週比23％の増加となった。茨城県産の春作が増量中。宮崎県産の価格は弱保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2019年3月第4週）