東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年3月第4週(3月22日〜3月28日)の概況より。
日ごとの動き
27日(水)が休市のため5日間の営業。
1日平均取扱数量は総量1,341t(前週比104%、前年同期比98%)。このうち鮮魚類は652t(前週比103%、前年同期比92%)、冷凍魚類は264t(前週比95%、前年同期比109%)、塩干加工品は425t(前週比111%、前年同期比102%)。
3月22日(金) 休市明けで週末を控え、買い気は上向き。サバが2〜4割、カツオが2割値を上げたため、相場全体では反発。
3月23日(土) 荷薄続きに加え、気温上昇による週末需要の高まりにも支えられて総じて底堅い値動き。イワシが2〜3割値を上げたことに加え、アジが小幅上伸したため、相場全体では小幅続伸。
3月25日(月) 週明けで荷動きは順調。サバが2割、スルメイカが1割値を下げたため、相場全体では小反落。
3月26日(火) 買い気は今一つさえなかった。スルメイカが反発したものの、サバが小幅続落したたため、相場全体では小動き。
3月28日(木) 入荷が増えたことに加え、週前半の高値疲れもあり下げ相場となる魚種が目立った。アジが2〜3割、サバが2割値を下げたため、相場全体では小幅下落。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、和歌山、中小型が石川、鹿児島主体に入荷。前週に比べ数量は29%減少し、価格は中型が2.5割高、中小型が4.5割弱高。
サバ 三重主体に入荷。前週に比べ数量は10%増加し、価格は1.5割強安。
イワシ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は15%減少し、価格は3割弱安。
スルメイカ 富山主体に入荷。前週に比べ数量は11%減少し、価格は2割強安。
カツオ 鹿児島、宮崎主体に入荷。前週に比べ数量は35%増加し、価格は0.5割高。
ムキカキ 17%減少し、三陸産の価格は1.5割安。
主な水産物の市況(2019年3月第4週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 38.8 | 114 | 105 | 各地 | 生 | 5,770 |
海外 | 生 | 2,837 | ||||
メバチ | 61.8 | 89 | 65 | 各地※ | 冷凍 | 1,083 |
アジ | 36.2 | 71 | 61 | 長崎ほか | 中 | 810 |
石川ほか | 中小 | 605 | ||||
サバ | 39.3 | 110 | 145 | 三重 | − | 276 |
イワシ | 20.5 | 85 | 50 | 千葉 | − | 266 |
スルメイカ | 9.8 | 89 | 65 | 富山 | − | 834 |
冷スルメイカ | 2.5 | 58 | 86 | 各地 | − | - |
サンマ | 5.8 | 100 | 116 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 19.3 | 95 | 93 | 北海道 | マ | - |
青森ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | - | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 21.9 | 93 | 118 | 愛媛ほか | 野〆 | 972 |
塩サケ | 18.1 | 125 | 90 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 12.1 | 86 | 157 | 青森ほか | 生 | 648 |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 20.5 | 135 | 71 | 鹿児島ほか | − | 907 |
キンメダイ | 9.2 | 146 | 100 | 東京ほか | − | 2,354 |
ムキカキ | 7.8 | 83 | 89 | 三陸 | − | 1,033 |
各地 | − | 1,098 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/