16日(土)に各地で漁が好転

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年3月第3週(3月15日〜3月21日)の概況より。

日ごとの動き

 21日(木)が祝日のため5日間の営業。

 1日平均取扱数量は総量1,292t(前週比105%、前年同期比98%)。このうち鮮魚類は630t(前週比108%、前年同期比94%)、冷凍魚類は277t(前週比106%、前年同期比123%)、塩干加工品は384t(前週比99%、前年同期比91%)。

3月15日(金) 週末の取引に入り入荷が少なかったものの、買い気は今一つ。カツオが2〜5割値を上げたことに加え、アジが堅調であったため、相場全体でも堅調

3月16日(土) 各地の漁好転を受け、総じて増加安の取引となった。イワシが大幅に下げたことに加え、アジも1〜2割値を下げたため、相場全体では小幅下落

3月18日(月) 週明けだが、入荷増で引き合いは弱かった。アジが2〜3割、イワシが2割値を下げたため、相場全体では軟調

3月19日(火) 翌日水曜日が開市となるため、鮮魚類の引き合いは弱かった。スルメイカが小幅ながら値を上げた一方で、カツオが1〜2割値を下げたため、相場全体では小動き

3月20日(水) 休み前ながら、週の半ばで買い気は低調。イワシが2〜3割値を下げたことに加え、ブリが続軟調であったため、相場全体では小幅下落

品目別の動き

アジ 中型が長崎、中小型が石川、鳥取主体に入荷。前週に比べ数量は6%減少し、価格は中型が0.5割弱高、中小型が0.5割強高。

サバ 鹿児島、三重、新潟主体に入荷。前週に比べ数量は10%減少し、価格は2割強高。

イワシ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は約2.3倍に増加し、価格は3割高。

スルメイカ 長崎、山口主体に入荷。前週に比べ数量は4%減少し、価格は2割高。

カツオ 千葉、鹿児島主体に入荷。前週に比べ数量は17%減少し、価格は2.5割高。

ムキカキ 10%減少し、三陸産の価格は1.5割強高。

主な水産物の市況(2019年3月第3週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ34.19299各地5,227
海外3,267
メバチ69.596103各地※冷凍1,092
アジ50.794114長崎648
石川ほか中小419
サバ35.89096鹿児島ほか328
イワシ24.122759千葉367
スルメイカ1196117長崎ほか1,050
冷スルメイカ4.3226113各地-
サンマ5.8116161各地解凍-
カレイ20.4135132北海道-
青森ほかマコ-
北海道アカ-
北海道アサバ-
ハマチ23.5112106愛媛ほか野〆972
塩サケ14.58565北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類1497161青森ほか-
宮城ぶわ-
カツオ15.28383千葉ほか864
キンメダイ6.38152東京ほか2,074
ムキカキ9.49088三陸1,217
各地1,098
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/