キャベツ、レタス増、大根減

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年3月第2週（3月8日〜3月14日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

　1日平均入荷量は総量5,532t（前週比106％、前年同期比98％）。

　前週比ではほうれんそう、ブロッコリー、ミニトマト等が減少したが、だいこん、にんじん、キャベツ等が増加したため、6％の増加となった。

　前年同期比では、にんじん、ごぼう、キャベツ等が増加したが、かぶ、ピーマン、たまねぎ等が減少したため、2％の減少となった。

　市況は、前週比、前年同期比ともに弱保合となった。

品目別の動き

だいこん　神奈川県をはじめ千葉県等から入荷したが、前進出荷気味だったことで入荷は落ち着きを見せつつあり前年同期比4％の減少となった。荷動きは鈍く相場は下落し、神奈川県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

にんじん　千葉県を中心に徳島県等から入荷し、前週比19％の増加となった。千葉県産の価格は弱含みとなった。

キャベツ　愛知県を中心に千葉県等から入荷し、各産地とも生育が順調で前週比16％の増加となった。愛知県産の価格は弱保合となった。

レタス　茨城県を中心に静岡県等から入荷し、茨城県産が出荷のピークを迎え、また降雨のため玉伸びが順調で前週比6％の増加となった。加工需要は荷動きが鈍いものの、春の陽気となり量販店では良好な動きを見せ、茨城県産の価格は保合となった。

はくさい　茨城県を中心に兵庫県等から入荷したが、前年同期比2％の減少となった。量販店、加工需要とも荷動きが鈍く相場は下落し、茨城県産の価格は前年同期比で弱保合となった。

ほうれんそう　茨城県をはじめ群馬県等から入荷したが、前週比7％の減少となった。入荷減だが不足感はなく安定相場で推移し、茨城県産の価格は保合となった。

ねぎ　千葉県を中心に埼玉県等から入荷し、適度な降雨もあり生育が順調で前週比10％の増加となった。千葉県産の価格は弱含みとなった。

きゅうり　群馬県、千葉県等から入荷し、関東産の春作が徐々に増量しているため前週比8％の増加となった。群馬県産の価格は強含みとなった。

なす　高知県を中心に入荷し、気温が上昇し生育順調のため前週比4％の増加となった。増量安で推移し、高知県産の価格は弱含みとなった。

トマト　熊本県をはじめ栃木県等から入荷し、春トマトが徐々に増量中のため前週比3％の増加となった。熊本県産の価格は保合となった。

ピーマン　宮崎県、高知県等から入荷したが、前年同期比18％の減少となった。特売需要があり不足感の高まりから相場は上昇し、宮崎県産の価格は前年同期比で強保合となった。

主な農産物（野菜）の市況（2019年3月第2週）