東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年3月第2週(3月8日〜3月14日)の概況より。
日ごとの動き
13日(水)が休市のため5日間の営業。
1日平均取扱数量は総量1,236t(前週比86%、前年同期比95%)。このうち鮮魚類は585t(前週比88%、前年同期比93%)、冷凍魚類は262t(前週比76%、前年同期比100%)、塩干加工品は389t(前週比90%、前年同期比96%)。
3月8日(金) 週末の取引に入ったが、買い気は今一つ。ブリが1〜2割値を上げたことに加え、カツオとメジが共に小高かったため、相場全体でも小高い。
3月9日(土) 休市前で入荷が減ったため、荷動きはやや好転。サバが3〜4割、カツオが1−4割値を上げた一方で、イワシが2〜3割、アジも1〜3割値を下げたため、相場全体では高安区々。
3月11日(月) 週明けだが、入荷増と雨市で買い気は後退。アジが1〜3割値を上げた一方で、カツオが1〜3割、スルメイカが2割値を下げたため、相場全体では小動き。
3月12日(火) 休市前で入荷が減り、荷動きはやや上向いた。スルメイカが小幅ながら値を上げたことに加え、メジも堅調であったため、相場全体では強保合。
3月14日(木) 休市明けで天候がよく、買い気はまずまず。イワシが1〜2割、スルメイカが1割値を上げたため、相場全体では小高い。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が石川、新潟主体に入荷。前週に比べ数量は7%減少し、価格は中型が4.5割高、中小型が0.5割強高。
サバ 静岡、三重主体に入荷。前週に比べ数量は5%減少し、価格は0.5割強高。
イワシ 三重主体に入荷。前週に比べ数量は47%減少し、価格は2割高。
スルメイカ 長崎主体に入荷。前週に比べ数量は14%減少し、価格は0.5割高。
カツオ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は10%増加し、価格は2割弱高。
ムキカキ 5%減少し、三陸産の価格は0.5割弱高。
主な水産物の市況(2019年3月第2週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 36.9 | 103 | 120 | 各地 | 生 | 7,115 |
海外 | 生 | 3,407 | ||||
メバチ | 72.5 | 84 | 115 | 各地※ | 冷凍 | 1,080 |
アジ | 53.7 | 93 | 185 | 長崎 | 中 | 626 |
石川ほか | 中小 | 392 | ||||
サバ | 39.6 | 95 | 142 | 静岡ほか | − | 268 |
イワシ | 10.6 | 53 | 21 | 三重 | − | 283 |
スルメイカ | 11.4 | 86 | 73 | 長崎 | − | 877 |
冷スルメイカ | 1.9 | 100 | 76 | 各地 | − | - |
サンマ | 5 | 104 | 96 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 15.1 | 92 | 94 | 北海道 | マ | - |
青森ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | - | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 20.9 | 100 | 79 | 愛媛ほか | 野〆 | 972 |
塩サケ | 17.1 | 83 | 96 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 14.5 | 91 | 141 | 青森ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 18.3 | 110 | 136 | 千葉 | − | 691 |
キンメダイ | 7.8 | 99 | 126 | 東京ほか | − | 1,944 |
ムキカキ | 10.5 | 95 | 81 | 三陸 | − | 1,051 |
各地 | − | 1,098 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/