あまなつとメロン入荷大幅増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年3月第2週（3月8日〜3月14日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

　1日平均入荷量は総量1,364t（前週比98％、前年同期比105％）。

　前週比では、あまなつかん、アールスメロン、はっさくなどが増加したが、いよかん、みかん、ネーブルオレンジなどが減少したため2％の減少となった。

　前年同期比では、ネーブルオレンジ、いよかん、アールスメロンなどが減少したが、清見、はっさく、みかんなどが増加したため5％の増加となった。

　市況は、前週比、前年同期比で共に区々となった。

品目別の動き

みかん　静岡県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比16％の減少となった。相場は安定しており静岡県産普通みかんの価格は保合となった。

あまなつかん　熊本県を中心に鹿児島県等から入荷し、前週比65％の大幅な増加となった。熊本県産の価格は強含みとなった。

いよかん　愛媛県を中心に入荷したが、前進出荷が続きレギュラー品の入荷量が少ないため前週比25％の減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

はっさく　和歌山県を中心に広島県等から入荷し、前週比21％の増加となった。和歌山県産の価格は保合となった。

不知火　愛媛県を中心に熊本県から入荷したが、前週比6％の減少となった。愛媛県産の価格は保合となった。

清見　愛媛県を中心に和歌山県等から入荷し、熊本県産、和歌山県産が減少傾向にあるが前週比9％の増加となった。愛媛県産の価格は保合となった。

りんご　青森県を中心に入荷したが、前週比7％の減少となった。全体的に荷動きは鈍く、青森県産「ふじ」の価格は保合、「王林」の価格は弱保合となった。

いちご　栃木県、福岡県等から入荷し、前週比3％の増加となった。相場は下降気味で栃木県産「とちおとめ」、福岡県産「あまおう」の価格は共に弱含みとなった。

アールスメロン　静岡県を中心に千葉県等から入荷し、前週比30％の大幅な増加となった。静岡県産の価格は強保合となった。

キウイ　和歌山県、福岡県等から入荷したが、前週比8％の減少となった。和歌山県産の価格は保合となった。

主な農産物（果実）の市況（2019年3月第2週）