東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年2月第3週(2月15日〜2月21日)の概況より。
日ごとの動き
20日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加した。
2月15日(金)週末の取引に入ったが、鮮魚類の買い気は低調。サバが1〜2割値を上げた一方で、カツオが1割値を下げたため、相場全体では小動き。
2月16日(土)ストック品の割合が多かったため、休み前ながら相場は伸び悩んだ。ブリが3〜4割値を下げたことに加え、イワシとカツオも値を下げたため、相場全体では弱保合。
2月18日(月)週明けだが、買い気は今一つさえなかった。アジが2〜3割値を下げたことに加え、スルメイカも小幅ながら値を下げたため、相場全体では軟調。
2月19日(火)休市前だが、天候の悪化予報などから買い気は低調。アジが2〜4割値を上げた一方で、カツオが3〜4割値を下げたため、相場全体では高安区々。
2月21日(木)休市明けで、買い気はやや上向いた。イワシが倍値水準に急伸したことに加え、カツオも2割値を上げたため、相場全体では上伸。
品目別の動き
アジ 中型が鳥取、長崎、中小型が鳥取主体に入荷。前週に比べ数量は15%増加し、価格は中型が1割強高、中小型が0.5割高。
サバ 三重主体に入荷。前週に比べ数量は17%減少し、価格はほぼ変わらず。
イワシ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は6%減少し、価格は0.5割安。
スルメイカ 富山、長崎主体に入荷。前週に比べ数量はわずかに減少し、価格はわずかに上昇。
カツオ 宮崎主体に入荷。前週に比べ数量は約2.5倍に増加し、価格は1割強安。
ムキカキ 数量は7%減少し、三陸産の価格は0.5割高。
主な水産物の市況(2019年2月第3週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 31.9 | 94 | 99 | 各地 | 生 | 5,054 |
海外 | 生 | 3,519 | ||||
メバチ | 50.8 | 94 | 87 | 各地※ | 冷凍 | 1,091 |
アジ | 40.4 | 115 | 72 | 鳥取ほか | 中 | 756 |
鳥取 | 中小 | 621 | ||||
サバ | 41.2 | 83 | 94 | 三重 | − | 266 |
イワシ | 31 | 94 | 69 | 千葉 | − | 257 |
スルメイカ | 14 | 97 | 104 | 富山ほか | − | 821 |
冷スルメイカ | 7 | 412 | 200 | 各地 | − | - |
サンマ | 4.2 | 91 | 120 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 14.2 | 116 | 108 | 北海道 | マ | - |
青森ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | - | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 28.3 | 87 | 79 | 愛媛ほか | 野〆 | 972 |
塩サケ | 19.1 | 75 | 91 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 21.1 | 78 | 123 | 青森ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 10.9 | 248 | 92 | 宮崎 | − | 778 |
キンメダイ | 8 | 86 | 105 | 東京ほか | − | 2,419 |
ムキカキ | 15 | 93 | 91 | 三陸 | − | 1,523 |
各地 | − | 1,242 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/