ネーブル、あまなつが大幅増

東京都中央卸売市場（大田市場業務課）が発表した2019年2月第3週（2月15日〜2月21日）の概況より。

日ごとの動き

　開市日数は、今週5日、前週5日、前年5日。

　1日の平均入荷量は1,585tで、前週比では、ネーブルオレンジ、不知火、あまなつかんなどが増加したが、ポンカン、みかん、アールスメロンなどが減少したため3％の減少となった。

　前年同期比では、はっさく、ネーブルオレンジ、いちごなどが減少したが、あまなつかん、不知火、きんかんなどが増加したため1％の微増となった。市況は、前週比、前年同期比で共に区々となった。

品目別の動き

みかん　静岡県、徳島県等から入荷したが、静岡県産の出荷量が減少傾向のため前週比17％の減少となった。静岡県産普通みかんの価格は、保合となった。

ポンカン　愛媛県を中心に熊本県等から入荷したが、前週比26％の減少となった。愛媛県産の価格は、保合となった。

ネーブルオレンジ　広島県、和歌山県等から入荷し、前週比87％の大幅な増加となった。広島県産の価格は、強保合となった。

あまなつかん　熊本県を中心に鹿児島県等から入荷し、前年同期比50％の大幅な増加となった。熊本県産の価格は、前年同期比で保合となった。　いよかん　愛媛県を中心に入荷したが、前進出荷が続き入荷が減少傾向にあるため、前週比5％の減少となった。愛媛県産の価格は、保合となった。

はっさく　和歌山県を中心に広島県等から入荷し、前週比2％の増加となった。和歌山県産の価格は、強保合となった。

不知火　熊本県、愛媛県等から入荷し、熊本県産無加温物の終了が遅れ、週半ばからは露地物の入荷がはじまってきたため前週比35％の大幅な増加となった。荷動きは鈍く熊本県産の価格は、弱保合となった。

きんかん　宮崎県を中心に鹿児島県等から入荷したが、前週比7％の減少となった。荷動きは鈍く宮崎県産の価格は、弱保合となった。

りんご　青森県を中心に入荷したが、前週比3％の減少となった。下等級の入荷が多く価格の底上げには至っておらず、青森県産「ふじ」の価格は保合、「王林」の価格は弱含みとなった。

いちご　栃木県、福岡県等から入荷し、前週比1％の微増となった。栃木県産「とちおとめ」、福岡県産「あまおう」の価格は共に保合となった。

アールスメロン　静岡県を中心に宮崎県等から入荷したが、前週比10％の減少となった。静岡県産の価格は、保合となった。

キウイ　和歌山県、福岡県等から入荷したが、前週比5％の減少となった。和歌山県産の価格は、弱含みとなった。

主な農産物（果実）の市況（2019年2月第3週）