東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年2月第2週(2月8日〜2月14日)の概況より。
日ごとの動き
11日(月)が祝日のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ3%の減少となった。
2月8日(金) 週末の取引に入ったが、鮮魚類の買い気は低調。イワシが1〜2割値を上げた一方で、スルメイカが1割値を下げたため、相場全体では小動き。
2月9日(土) 休市前だが、降雪の影響などから買い気は低調。イワシが倍値に値を上げたことに加え、アジも2割値を上げたため、相場全体では小高い。
2月12日(火) 連休明けで買い気は上向き。ブリが1割値を上げた一方で、イワシが半値に値を下げ、カツオも2〜4割値を下げたため、相場全体では高安区々。
2月13日(水) 入荷は減ったが、水曜市で買い気は弱かった。アジが小高く、イワシは堅調だった一方で、メジは小甘かったため、相場全体では小動き。
2月14日(木) 入荷がさらに減ったが、買い気は今一つ。サバが2〜3割、イワシが1〜2割値を下げたため、相場全体では小安い。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、宮崎、中小型が島根、鳥取主体に入荷。前週に比べ数量は24%減少し、価格は中型が4割弱高、中小型が2割強高。
サバ 三重、長崎主体に入荷。前週に比べ数量はわずかに減少し、価格は1.5割強安。
イワシ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は19%減少し、価格は2割安。
スルメイカ 長崎、鳥取、石川主体に入荷。前週に比べ数量は22%増加し、価格は0.5割強安。
カツオ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は63%増加し、価格は4割安。
ムキカキ 数量はわずかに増加し、三陸産の価格はほぼ変わらず。
主な水産物の市況(2019年2月第2週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 33.8 | 105 | 101 | 各地 | 生 | 4,711 |
海外 | 生 | 4,504 | ||||
メバチ | 54.3 | 89 | 90 | 各地※ | 冷凍 | 1,096 |
アジ | 35.1 | 76 | 65 | 長崎ほか | 中 | 680 |
島根ほか | 中小 | 594 | ||||
サバ | 49.7 | 98 | 108 | 三重ほか | − | 263 |
イワシ | 32.9 | 81 | 77 | 千葉 | − | 270 |
スルメイカ | 14.4 | 122 | 140 | 長崎ほか | − | 808 |
冷スルメイカ | 1.7 | 63 | 33 | 各地 | − | - |
サンマ | 4.6 | 107 | 124 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 12.2 | 116 | 103 | 北海道 | マ | - |
青森ほか | マコ | - | ||||
北海道 | アカ | - | ||||
北海道 | アサバ | - | ||||
ハマチ | 32.4 | 108 | 83 | 愛媛ほか | 野〆 | 972 |
塩サケ | 25.3 | 138 | 105 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 26.9 | 99 | 138 | 青森ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 4.4 | 163 | 30 | 千葉 | − | 875 |
キンメダイ | 9.3 | 194 | 148 | 東京ほか | − | 2,182 |
ムキカキ | 16.1 | 101 | 95 | 三陸 | − | 1,451 |
各地 | − | 1,242 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/