東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年1月第4週(1月25日〜1月31日)の概況より。
日ごとの動き
30日(水)が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ8%の増加。
1月25日(金) 入荷は減ったが、鮮魚類の荷動きは低調。サバが1割値を下げた一方で、イワシが3〜5割、アジが1〜2割値を上げたため、相場全体では小反発。
1月26日(土) 休市前だが、買い気は今一つ。アジが2〜3割値を下げたことに加え、ブリも1〜2割値を下げたため、相場全体では小反落。
1月28日(月) 週明けだが、買い気は振るわなかった。カツオが2〜3割値を上げたことに加え、アジとスルメイカも小反発したため、相場全体では堅調。
1月29日(火) 休市前だが、引き続き買い気は低調。アジが1〜3割値を上げた一方で、カツオが2〜3割、スルメイカも1〜2割値を下げたため、相場全体では高安区々。
1月31日(木) 休市明けだが、月末で買い気は低調。サバが1〜2割値を上げたことに加え、スルメイカも1割値を上げたため、相場全体ではしっかり。
品目別の動き
アジ 中型が長崎、中小型が富山、長崎主体に入荷。前週に比べ数量は48%増加し、価格は中型が1割弱安、中小型は変わらず。
サバ 佐賀、千葉主体に入荷。前週に比べ数量は4%減少し、価格は0.5割強高。
イワシ 千葉主体に入荷。前週に比べ数量は約2倍に増加し、価格は4割弱安。
スルメイカ 富山主体に入荷。前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格は1.5割強安。
カツオ 和歌山、千葉主体に入荷。前週に比べ数量は88%増加し、価格は4.5割弱高。
ムキカキ 数量は2%増加し、三陸産の価格は0.5割強高。
主な水産物の市況(2019年1月第4週)
品目 | 1日平均上場数量(t) | 前週比(%) | 前年同期比(%) | 主産地 | 銘柄 | 卸売価格(㎏/円) |
---|---|---|---|---|---|---|
マグロ | 34.8 | 124 | 102 | 各地 | 生 | 7,471 |
海外 | 生 | 2,920 | ||||
メバチ | 69 | 134 | 98 | 各地※ | 冷凍 | 1,113 |
アジ | 43.1 | 148 | 86 | 長崎 | 中 | 620 |
富山ほか | 中小 | 594 | ||||
サバ | 50.1 | 96 | 120 | 佐賀ほか | − | 276 |
イワシ | 35.2 | 201 | 177 | 千葉 | − | 302 |
スルメイカ | 8 | 101 | 47 | 富山 | − | 903 |
冷スルメイカ | 2.6 | 96 | 96 | 各地 | − | - |
サンマ | 4.5 | 76 | 102 | 各地 | 解凍 | - |
カレイ | 9.5 | 97 | 119 | 北海道 | マ | - |
青森ほか | マコ | 540 | ||||
北海道 | アカ | - | ||||
北海道 | アサバ | 324 | ||||
ハマチ | 37.5 | 81 | 98 | 愛媛ほか | 野〆 | 972 |
塩サケ | 16.3 | 85 | 92 | 北海道 | トキ | 2,484 |
北海道 | アキ | 972 | ||||
タラ類 | 28.4 | 97 | 130 | 青森ほか | 生 | - |
宮城 | ぶわ | - | ||||
カツオ | 1.5 | 188 | 23 | 和歌山ほか | − | 2,074 |
キンメダイ | 7.7 | 112 | 97 | 高知ほか | − | 1,922 |
ムキカキ | 15.7 | 102 | 80 | 三陸 | − | 1,488 |
各地 | − | 1,242 |
豊洲市場調べ。価格は中値。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/