開市4日ながら取扱量は増加

東京都中央卸売市場(豊洲市場水産農産品課)が発表した2019年1月第1週(1月4日〜1月10日)の概況より。

日ごとの動き

 1月4日(金)と9日(水)が休市のため4日間の営業。

 鮮魚類の取扱数量は前週に比べ25%の増加だった。

 1月5日(土)が初市。6日ぶりの取引で買い気は順調。昨年の初市と比較して、サバは3〜4割安の一方、メジが5〜6割高、アジは堅調。

 1月7日(月)はアジが半値近くに急落。サバも2〜3割値を下げた。

 1月8日(火)休市前で入荷減も、買い気は振るわず。アジが1割値を上げた一方、ブリが1〜3割値を下げた。

 1月9日(木)休市明けだが、順調な入荷で荷動きは低調。サバが1〜3割、ブリも1〜2割値を下げた。

品目別の動き

 アジは中型が島根、長崎、中小型が京都、福井主体に入荷。前週に比べ数量は56%増加し、価格は中型が2.5割強高、中小型が4.5割弱高。

 サバは佐賀、福岡主体に入荷。前週に比べ数量は62%増加し、価格は2割弱安。

 イワシは千葉主体に入荷。前週に比べ数量は27%増加し、価格は0.5割強安。

 スルメイカは富山主体に入荷。前週に比べ数量は約2.1倍に増加し、価格は1割弱安。

 カツオは鹿児島主体に入荷。前週に比べ数量は16%増加し、価格は2.5割強安。

 ムキカキの数量は51%増加し、三陸産の価格は3.5割強高。

主な水産物の市況(2019年1月第1週)

品目1日平均上場数量(t)前週比(%)前年同期比(%)主産地銘柄卸売価格(㎏/円)
マグロ48.39199各地17,733
海外2,400
メバチ53.466102各地※冷凍1,127
アジ32.915675島根ほか837
京都ほか中小581
サバ45.9162136佐賀ほか367
イワシ2012771千葉378
スルメイカ11.621182富山902
冷スルメイカ4.210093各地-
サンマ8.3307173各地解凍-
カレイ9.6113107--
青森ほかマコ-
北海道アカ-
北海道アサバ-
ハマチ48139104愛媛ほか野〆972
塩サケ20.897114北海道トキ2,484
北海道アキ972
タラ類26.5151108青森ほか-
宮城ぶわ-
カツオ2.9116242鹿児島1,053
キンメダイ9.3135194静岡ほか2,187
ムキカキ17.515193三陸2,411
各地1,314
「各地※」は海外を含む。
豊洲市場調べ。価格は中値。
前週比は2018年12月第4週(12月21日~12月27日)と比較して算出した数字。
東京都中央卸売市場週間市況(東京都中央卸売市場豊洲市場水産農産品課)
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/week/