受け継がれる技と思想と味わい

346 ごはん映画ベスト10 2024年 洋画編

2024年に公開(配信)された映画の中から印象的な食べ物や飲み物が出てきた作品を厳選したベスト10を発表する。まずは洋画編から。

2024年1月1日~2024年12月31日に公開(配信)された洋画で、

  • 食べ物や飲み物の「おいしそう度」
  • 食べ物や飲み物の作品内容への関連性
  • 作品自体の完成度

の3点を基準に最高点15ポイントとして評価した。★=1.0点 ☆=0.5点

※注意!! 以下はネタバレを含んでいます。


第10位(10.0ポイント)

「胸騒ぎ」の肉とスタンポッドとオランダチーズ

おいしそう度★★★  作品との関連性★★★  作品の完成度★★★★

 デンマーク人の家族が、イタリア旅行で出会ったオランダ人の家族の自宅に招待されるが、次第に違和感が生まれ、不和が拡大していくホラー映画。

 食事のシーンでは、ベジタリアンのデンマーク人の妻ルイーセ(スィセル・スィーム・コク)に肉が出されたり、スタンポッド(ジャガイモと野菜をつぶしたオランダの郷土料理)が名物のレストランでひと悶着あったり、オランダ人の夫パトリック(フェジャ・ファン・フェット)の過剰なオランダチーズ自慢がきっかけで揉めたりとトラブルが続く。

 なお本作は、「スピーク・ノー・イーブル 異常な家族」(2024)というタイトルでハリウッドリメイクされているが、舞台設定や結末はオリジナルとは異なっている。

公式サイト:https://sundae-films.com/muna-sawagi/


第9位(10.5ポイント)

「ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ」のトルコ料理

おいしそう度★★★☆  作品との関連性★★★  作品の完成度★★★★

「グンダーマン 優しき裏切り者の歌」(2018)のアンドレアス・ドレーゼン監督による、実話に基づいた社会派ドラマ。

 アメリカ同時多発テロが起きた2001年、ドイツに暮らすトルコ移民一家の長男ムラート(アブドラ・エムレ・オズテュルク)が、旅先でテロリストの嫌疑をかけられ、米軍のグアンタナモ収容所に収監されてしまう。母のラビエ(メルテム・カプタン)は無実の息子を救おうと、電話帳で見つけたドッケ弁護士(アレクサンダー・シェアー)を雇い、アメリカのブッシュ大統領を相手取って訴訟を起こす。

 ラビエが、ムラートが帰ってきたら食べさせてあげようと作るサルマ(葉で穀物や挽き肉の具を巻いた料理)やキョフテ(トルコ風ハンバーグ)といったトルコ料理が美味しそうに映る。第72回ベルリン国際映画祭で主演俳優賞と脚本賞をW受賞。

公式サイト:https://www.zaziefilms.com/kurnaz/


第8位(11.0ポイント)

「異人たち」のジャパニーズ・ウイスキーとファミリー・スペシャル

おいしそう度★★★☆  作品との関連性★★★☆  作品の完成度★★★★

 1988年製作の山田太一原作・大林宜彦監督作品「異人たちとの夏」(本連載第207回参照)を、「荒野にて」(2017)のアンドリュー・ヘイ監督が、舞台をイギリスに移してリメイク。

 主人公アダム(アンドリュー・スコット)の恋人が同性になるなど、人物設定は異なっている。その恋人ハリー(ポール・メスカル)が世界一と言われていると持参する架空ラベルのジャパニーズ・ウイスキーは、原作の国へのオマージュに映る。オリジナルでは浅草の今半別館で撮影されたクライマックスのすき焼きのシーンは、近代的なショッピングモール内のレストランで「ファミリー・スペシャル」を頼むシーンに置き換えられているが、主人公の亡き両親への思いは共通である。

公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/all-of-us-strangers


第7位(11.5ポイント)

「ネクスト・ゴール・ウインズ」の生魚のココナツミルク和え

おいしそう度★★★☆  作品との関連性★★★★  作品の完成度★★★★

「ジョジョ・ラビット」(2019)のタイカ・ワイティティ監督による、実話を基にしたスポーツドラマ。

 2001年のサッカーワールドカップ予選でオーストラリア代表に0対31で敗れ、ワールドカップ史上最大得点差の敗戦記録を作ったアメリカ領サモア代表。その10年後、MLS(メジャーリーグサッカー)で問題を起こしたトーマス・ロンゲン(マイケル・ファスベンダー)は、行き場がなくアメリカ領サモア代表監督に嫌々就任する。

 トーマスの意識を変えるきっかけとなるのが、アメリカ領サモアサッカー協会会長でレストランオーナーでもあるタビタ(オスカー・ナイトリー)がトーマスに前菜として出した郷土料理の生魚のココナツミルク和え。最低のチームに俺のメソッドは通用しないというトーマスに、料理された魚は刻まれてマリネされるとは思っていなかっただろうが、そのおかげで格段にうまくなった。あなたもマリネされてみてはと問いかける。トーマスはひと口食べてそのおいしさに驚き、俄然やる気になるという重要なシーンになっている。

公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/next-goal-wins


第6位(12.0ポイント)

「ピース・バイ・チョコレート」のシリアチョコレート

おいしそう度★★★★  作品との関連性★★★★☆  作品の完成度★★★☆

 国連UNHCR協会主催の第19回難民映画祭でインターネット配信された、定住先のカナダで起業に成功したシリア難民の実話を基にしたドラマ。

 シリア内戦により、ダマスカスにあるチョコレート工場を失って難民となったハダド家の人々は、カナダの小さな街、アンティゴニッシュに移住する。チョコレート職人の父イッサム(ハテム・アリ)は自宅のキッチンでチョコレート作りを再開。地域の人々に配ったチョコレートは評判となり、医者を目指していた息子テレク(アイハム・アブ・アンマー)も父に協力。規模を拡大していく。

 地域の中には排外的な人々もいるが、人種や宗教の違いを乗り越え、衛生面もクリアして地域の雇用を創出した原動力は、イッサムの作るチョコレートのおいしさである。

公式サイト:https://d6movies.com/pbc


第5位(12.5ポイント)

「母とわたしの3日間」の韓国料理

おいしそう度★★★★☆  作品との関連性★★★★☆  作品の完成度★★★☆

 韓流ドラマのお母さん役などでお馴染みのキム・ヘスクが幽霊の母親役を演じたファンタジードラマ。

 3年前に亡くなったポクチャ(キム)は、天国から休暇をもらい娘チンジュ(シン・ミナ)に会いに行くが、アメリカで大学教授をしているはずのチンジュは、心の病で休暇をとり韓国に帰郷中。ポクチャのレシピで一時的に食堂を営んでいた……。チンジュがキムチチゲ、温麺、大根餃子、チャプチェなど、おいしそうな韓国料理を作るたびに、母娘のすれ違いのエピソードがフラッシュバックするという構成がうまい。

公式サイト:https://klockworx-asia.com/season/


第4位(13.0ポイント)

「FEAST -狂宴-」のパンパンガ料理

おいしそう度★★★★☆  作品との関連性★★★★☆  作品の完成度★★★★

「ローサは密告された」のブリランテ・メンドーサ監督による、フィリピン・パンパンガ州のレストランを舞台にしたドラマ。

 レストラン経営者のアルフレッド・トゥアソン(リト・ラピッド)は、息子ラファエル(ココ・マーティン)が起こしたひき逃げ死亡事故の罪を被って刑務所に服役。トゥアソン家の人々は、つぐないとして被害者の妻ニタ(グラディス・レイエス)を使用人として雇い入れる。和解できたかに思えた両者だが、アルフレッドの出所を前にして真実が明らかになり……という、昭和の昼ドラを思わせるようなドロドロしたストーリーである。

 本作の影の主役は、植民地時代に伝わったスペイン料理の影響を受けたパンパンガ料理。色鮮やかな野菜や肉・魚を使った調理工程を執拗に映すことで、登場人物の心理まで浮き彫りにしている。

公式サイト:https://www.m-pictures.net/feast/


第3位(13.5ポイント)

「パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ」のフォレ・ノワール

おいしそう度★★★★★  作品との関連性★★★★★  作品の完成度★★★☆

 本連載第327回参照。フランスのパティシエ、ヤジット・イシュムラエンの自伝をもとにしたドラマ。

 モロッコ移民の子として生まれ、母親の育児放棄によって里親に育てられた子供時代から、高級レストランの皿洗いから次第に頭角を表し、冷菓世界選手権のフランスチームの一員としてチャンピオンに輝くまでのサクセスストーリーが描かれる。

 ヤジット(リアド・ベライシュ)のトレードマークであるサクランボをかたどったスイーツ「フォレ・ノワール」は、表面のチョコレートの光沢と艶が美しい、芸術的な逸品である。

公式サイト:https://hark3.com/parisbrest/


第2位(14.0ポイント)

「美食家ダリのレストラン」の燻製エスプーマ

おいしそう度★★★★★  作品との関連性★★★★★  作品の完成度★★★★

 本連載第337回参照。1974年のスペインの港町カダケスを舞台に、民主化デモの取り締まりを逃れてバルセロナからやって来たフェルナンド(イバン・マサゲ)とアルベルト(ポル・ロペス)のシェフ兄弟が、サルバトーレ・ダリの熱狂的ファンであるレストラン経営者ジュールズ(ジョゼ・ガルシア)に雇われて、カダケスに暮らすダリ来店を目指してレストランのメニューを改善していくドラマである。

 エル・ブリの元料理長エドゥアルド・ボッシュが監修した燻製エスプーマをはじめとする、分子ガストロノミーを活用した創作料理の数々は、かつてのエル・ブリの料理を彷彿とさせる斬新さにあふれている。

公式サイト:https://dali-restaurant.com/


第1位(15.0ポイント)

「至福のレストラン/三つ星トロワグロ」のサーモン オゼイユ

おいしそう度★★★★★  作品との関連性★★★★★  作品の完成度★★★★★

「至福のレストラン/三つ星トロワグロ」の「サーモン オゼイユ」。トロワグロを代表するスペシャリテである。
「至福のレストラン/三つ星トロワグロ」の「サーモン オゼイユ」。トロワグロを代表するスペシャリテである。

 本連載第334回、第338回参照。1968年にミシュラン三つ星を獲得してから現在に至るまで、三代にわたって三つ星を維持し続ける脅威のレストラン、トロワグロの秘密を、「最も偉大なドキュメンタリー作家」フレデリック・ワイズマンが独自のスタイルで解き明かした究極のグルメ・ドキュメンタリー。

 多種多彩な料理とその調理工程が紹介されるが、トロアグロの代名詞とも言えるのが「サーモン オゼイユ」。オゼイユ(スイバ)の葉を生クリームで煮詰め、バターモンテしたソースの上に、平らにおろしてソテーしたサーモンを盛った一皿は、ジャンとピエールのトロアグロ兄弟が考案したスペシャリテで、三代目のミシェル、四代目のセザールにも受け継がれている。

公式サイト:https://www.shifuku-troisgros.com/


 次回はベスト10「邦画編」をお届けする。お楽しみに。

2024年度ごはん映画ベスト10〈洋画編〉
順位対象おいしそう度作品との関連性作品の完成度合計
1「至福のレストラン/三つ星トロワグロ」のサーモン オゼイユ★★★★★★★★★★★★★★★15.0
2「美食家ダリのレストラン」の燻製エスプーマ★★★★★★★★★★★★★★14.0
3「パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ」のフォレ・ノワール★★★★★★★★★★★★★☆13.5
4「FEAST -狂宴-」のパンパンガ料理★★★★☆★★★★☆★★★★13.0
5「母とわたしの3日間」の韓国料理★★★★☆★★★★☆★★★☆12.5
6「ピース・バイ・チョコレート」のシリアチョコレート★★★★★★★★☆★★★☆12.0
7「ネクスト・ゴール・ウインズ」の生魚のココナツミルク和え★★★☆★★★★★★★★11.5
8「異人たち」のジャパニーズ・ウイスキーとファミリー・スペシャル★★★☆★★★☆★★★★11.0
9「ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ」のトルコ料理★★★☆★★★★★★★10.5
10「胸騒ぎ」の肉とスタンポッドとオランダチーズ★★★★★★★★★★10.0

スピーク・ノー・イーブル 異常な家
https://www.universalpictures.jp/micro/speaknoevil
グンダーマン 優しき裏切り者の歌
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異人たちとの夏
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本連載第207回
https://www.foodwatch.jp/screenfoods0207
荒野にて
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ジョジョ・ラビット
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ローサは密告された
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本連載第327回
https://www.foodwatch.jp/screenfoods0327
本連載第337回
https://www.foodwatch.jp/screenfoods0337
本連載第334回
https://www.foodwatch.jp/screenfoods0334
本連載第338回
https://www.foodwatch.jp/screenfoods0338

【至福のレストラン/三つ星トロワグロ】

公式サイト
https://www.shifuku-troisgros.com/
作品基本データ
原題:MENUS-PLAISIRS LES TROISGROS
製作国:アメリカ
製作年:2023年
公開年月日:2024年8月23日
上映時間:240分
製作会社:3 Star LLC=Zipporah Films, PBS, GBH
配給:セテラ・インターナショナル
カラー/サイズ:カラー/アメリカンビスタ(1:1.85)
スタッフ
監督・製作・編集:フレデリック・ワイズマン
共同製作:カレン・コニーチェク、オリヴァー・ギール
撮影:ジェイムズ・ビショップ
録音:ジャン・ポール・ミュゲル
キャスト
ミッシェル・トロワグロ:
セザール・トロワグロ:
レオ・トロワグロ:
マリー=ピエール・トロワグロ:
トロワグロで働くスタッフ:

(参考文献:KINENOTE)


【美食家ダリのレストラン】

公式サイト
https://dali-restaurant.com/
作品基本データ
原題:ESPERANDO A DALI
製作国:スペイン
製作年:2023年
公開年月日:2024年8月16日
上映時間:115分
製作会社:FishCorb Films, Arlong Productions, Constant Films
配給:ファインフィルムズ、コムストック・グループ
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督・脚本:ダビッド・プジョル
製作総指揮:ヒューゴ・グランバー、ティム・ハスラム、イヴァン・カレロ、ベアトリス・レヴィン、ロイド・レヴィン、イリーナ・アソノヴァ
製作:ダビド・オルティス、ロジャー・コルビ、ヤン・フィッシャー=ロマノフスキー
共同製作:ホセバ・ガルメンディア、アントニア・カサド
撮影:ロマン・マルティネス・デ・ブホ
美術:ライア・セラ
音楽:パスカル・コムラード
録音:シャビエル・マス
衣裳デザイン:アンナ・アギラ
メイクアップ:ローラ・ブルイ
キャスティング:ギゼラ・クレン、ミハエル・ラゲンス
料理監修:エドゥアルド・ボッシュ
キャスト
ジュールズ:ジョゼ・ガルシア
フェルナンド:イバン・マサゲ
アルベルト:ポル・ロペス
ロラ:クララ・ポンソ
フランソワ:ニコラ・カザレ
ルイス:アルベルト・ロサーノ
ガラ:ビッキー・ペニャ
ガリード中尉:パコ・トウス

(参考文献:KINENOTE)


【パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ】

公式サイト
https://hark3.com/parisbrest/
作品基本データ
原題:À LA BELLE ÉTOILE
製作国:フランス
製作年:2023年
公開年月日:2024年3月29日
上映時間:110分
製作会社:DE L’AUTRE COTE DU PERIPH
配給:ハーク
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:セバスチャン・テュラール
脚本:セドリック・イド
プロデューサー:ローレンス・ラスカリー
共同プロデューサー:ジャメル・ドゥブーズ、ロマ・ヴェルアエジェ
撮影:ピエール・デジョン
音声:マリアンヌ・ルシー・モロー
セッティング:アン・チャクラヴァティ
ミックス:ジャン=ポール・ウリエー
音楽:ブリス・ダヴォリ
編集:マリエル・バビネ
衣裳:ポーリーヌ・バーランド
キャスティング:デズ・エパーネ
原案・スイーツ監修:ヤジッド・イシュムラエン
キャスト
ヤジッド(6歳):マーウェン・アムスケール
ヤジッド(16~24歳):リアド・ベライシュ
サミア:ルブナ・アビダル
シモーヌ:クリスティーヌ・シティ
パスカル:パトリック・ダスマサオ
マシュー:フェニックス・ブロサール
サミー:サイド・ベンシナファ
アルバン:アニ・マンスール
マセナ:ジャン=イヴ・ベルトルート
サトミ:源利華
ジュリアン:エステバン
マニュ:ディコシュ
ブシャール:パスカル・レジテミュス

(参考文献:KINENOTE)


【FEAST -狂宴-】

公式サイト
https://www.m-pictures.net/feast/
作品基本データ
原題:APAG
製作国:フィリピン、香港
製作年:2022年
公開年月日:2024年3月1日
上映時間:104分
製作会社:HONG KONG PICTURES HEAVEN CULTURE & MEDIA COMPANY LIMITED.
配給:百道浜ピクチャーズ
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:ブリランテ・メンドーサ
脚本:アリアナ・マルティネス
製作総指揮:ブリランテ・メンドーサ
製作:クリスマ・マクラン・ファハルド
撮影:ラップ・ラミレス
美術:ダンテ・メンドーサ
音楽:ジェイク・アベラ
編集:イサベル・デノガ
キャスト
ラファエル・トゥアソン:ココ・マーティン
エリーゼ・トゥアソン:ジャクリン・ホセ
アルフレッド・トゥアソン:リト・ラピッド
ニタ:グラディス・レイエス

(参考文献:KINENOTE)


【母とわたしの3日間】

公式サイト
https://klockworx-asia.com/season/
作品基本データ
原題:3 일의 휴가
製作国:韓国
製作年:2023年
公開年月日:2024年5月24日
上映時間:105分
製作会社:Story Forest
配給:クロックワークス
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:ユク・サンヒョ
脚本:ユ・ヨンア
製作:チョン・ユンホン
撮影:キム・ジヒョン
美術:イ・ボンファン
音楽:JAWAN
照明:パク・チュンギュ
編集:キム・ソンミン
キャスト
ポクチャ:キム・ヘスク
チンジュ:シン・ミナ
ミジン:ファン・ボラ

(参考文献:KINENOTE)


【ピース・バイ・チョコレート】

公式サイト
https://d6movies.com/pbc
作品基本データ
原題:Peace by Chocolate
製作国:カナダ
製作年:2021年
公開年月日:2024年11月7日
上映時間:96分
製作会社:MAGNETIC NORTH PICTURES
配給:国連UNHCR協会
カラー/モノクロ:カラー
スタッフ
監督:ジョナサン・カイザー
キャスト
テレク:アイハム・アブ・アンマー
イッサム:ハテム・アリ
カール:マーク・カマチョ

(参考文献:「ピース・バイ・チョコレート」ホームページ)


【ネクスト・ゴール・ウィンズ】

公式サイト
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/next-goal-wins
作品基本データ
原題:NEXT GOAL WINS
製作国:イギリス、アメリカ
製作年:2023年
公開年月日:2024年2月23日
上映時間:104分
製作会社:Imaginarium=Defender=Garrett
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
カラー/サイズ:カラー/アメリカンビスタ(1:1.85)
スタッフ
監督:タイカ・ワイティティ
脚本:タイカ・ワイティティ、イアン・モリス
製作総指揮:アンディ・サーキス、ウィル・テナント、キャスリン・ディーン、ジョシュ・マクラグレン
製作:タイカ・ワイティティ、ジョナサン・カヴェンディッシュ、ギャレット・バッシュ、マイク・ブレット、スティーヴ・ジェイミソン
撮影:ラクラン・ミルン
美術:ラ・ヴィンセント
音楽:マイケル・ジアッチーノ
編集:ニコラス・モンスール
衣裳デザイン:ミヤコ・ベリッジ
キャスト
トーマス・ロンゲン:マイケル・ファスベンダー
タビタ:オスカー・ナイトリー
ゲイル:エリザベス・モス
ジャイヤ:カイマナ
エース:デビッド・フェイン
ルース:レイチェル・ハウス
ダル:ビューラ・コアレ
アレックス・マグヌッセン:ウィル・アーネット
司祭:タイカ・ワイティティ

(参考文献:KINENOTE)


【異人たち】

公式サイト
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/all-of-us-strangers
作品基本データ
原題:ALL OF US STRANGERS
製作国:イギリス=アメリカ
製作年:2023年
公開年月日:2024年4月19日
上映時間:105分
製作会社:Blueprint Pictures
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:アンドリュー・ヘイ
原作:山田太一
製作総指揮:ダーモット・マキヨン、ベン・ナイト、オリー・マッデン、ダニエル・バトセク、ファルハナ・ブーラ
製作:グラハム・ブロードベント、ピーター・チャーニン、サラ・ハーヴェイ
共同製作:ジェレミー・キャンベル、エマ・メイガー
撮影:ジェイミー・D・ラムジー
美術:サラ・フェンレイ
音楽:エミリー・レヴィネイズ=ファルーシュ
編集:ジョナサン・アルバーツ
衣裳デザイン:サラ・ブレンキンソップ
キャスティング:カーリーン・クロフォード
キャスト
アダム:アンドリュー・スコット
ハリー:ポール・メスカル
父:ジェイミー・ベル
母:クレア・フォイ

(参考文献:KINENOTE)


【ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ】

公式サイト
https://www.zaziefilms.com/kurnaz/
作品基本データ
原題:Rabiye Kurnaz gegen George W. Bush
製作国:ドイツ、フランス
製作年:2022年
公開年月日:2024年5月3日
上映時間:119分
製作会社:Pandora Film Produktion, Iskremas Filmproduktion, Cinema Defacto, Norddeutscher Rundfunk, Rundfunk Berlin-Brandenburg, Bayerischer Rundfunk, Radio Bremen, ndr/ ARTE, ARTE France Cinema
配給:ザジフィルムズ
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:アンドレアス・ドレーゼン
脚本:ライラ・シュティーラー
製作:クラウディア・シュテファン、クリストフ・フリーデル
共同製作:アンドレアス・ドレーゼン、アンドレアス・ロイシンク、トム・デルクール
撮影監督:アンドレアス・フーファー
美術:スザンネ・ホプフ
音楽:ヨハネス・レプカ、チェンク・エルドアン
音楽監修:イェンス・クヴァント
編集:イョルク・ハウシルト
衣裳デザイン:ビルギット・キリアン
キャスティング:カレン・ウェンドランド
キャスト
ラビエ・クルナス:メルテム・カプタン
ベルンハルト・ドッケ:アレクサンダー・シェアー
マーク・ストッカー:チャーリー・ヒュブナー
ムラート・クルナス:アブドラ・エムレ・オズテュルク

(参考文献:KINENOTE)


【胸騒ぎ】

公式サイト
https://sundae-films.com/muna-sawagi/
作品基本データ
原題:GÆSTERNE
製作国:デンマーク、オランダ
製作年:2022年
公開年月日:2024年5月10日
上映時間:97分
製作会社:Shudder, IFC Midnight, Profile Pictures, OAK Motion Pictures
配給:シンカ
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:クリスチャン・タフドルップ
脚本:クリスチャン・タフドルップ、マッズ・タフドルップ
製作総指揮:ディッテ・ミルステッド
製作:ヤコブ・ヤレク
共同製作:トレント
撮影:エリック・モルベウ・ハンセン
美術:サビーネ・ヴィズ
音楽:スーネ・”クーター”・クルステアー
編集:ニコライ・モンベウ
衣裳デザイン:ルイーズ・ニッセン
メイクアップ:ロバート・ストゥーザマー
キャスティング:タンジャ・グランウォルド、サイダ・ファン・デル・レイド、ティーネ・セッター=ラッセン
キャスト
ビャアン:モルテン・ブリアン
ルイーセ:スィセル・スィーム・コク
パトリック:フェジャ・ファン・フェット
カリン:カリーナ・スムルダース

(参考文献:KINENOTE)

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映画ウォッチャー 埼玉県出身。子供のころからSF映画が好きで、高校時代にキューブリックの「2001年宇宙の旅」を観たところ、モノリスに遭遇したサルの如く芸術映画に目覚め、国・ジャンルを問わない“雑食系映画ファン”となる。20~30代の一般に“青春”と呼ばれる貴重な時をTV・映画撮影現場の小道具係として捧げるが、「映画は見ているうちが天国、作るのは地獄」という現実を嫌というほど思い知らされ、食関連分野の月刊誌の編集者に転向。現在は各種出版物やITメディアを制作する会社で働きながら年間鑑賞本数1,000本以上という“映画中毒生活”を続ける“ダメ中年”である。第5回・第7回・第8回の計3回、キネマ旬報社主催の映画検定1級試験に合格。第5回・第6回の田辺・弁慶映画祭の映画検定審査員も務めた。