美食王国2作品の貫禄の魅力

[321]ごはん映画ベスト10 2023年 洋画編

2023年に公開された映画の中から印象的な食べ物や飲み物が出てきた作品を厳選したベスト10を発表する。まずは洋画編から。

2023年1月1日~2023年12月31日に公開(配信)された洋画で、

  • 食べ物や飲み物の「おいしそう度」
  • 食べ物や飲み物の作品内容への関連性
  • 作品自体の完成度

の3点を基準に最高点15ポイントとして評価した。★=1.0点 ☆=0.5点

※注意!! 以下はネタバレを含んでいます。


第10位(10.0ポイント)

「オペレーション・フォーチュン」の2004年マルゴー

おいしそう度★★☆  作品との関連性★★★  作品の完成度★★★★☆

 ジェイソン・ステイサムが英国諜報局MI6の最強エージェント、オーソン・フォーチュンに扮したスパイ・アクション。物語のスケールは007シリーズ(本連載第54回参照)や「ミッション・インポッシブル」シリーズには及ばないものの、ステイサムとは五度目のタッグとなる名手ガイ・リッチー監督の好演出により、痛快な作品に仕上がっている。

 オーソンは、エージェントとしての腕は超一流だが、専用ジェットでの移動や、不安障害の薬として高級ワインを要求するなど、金食い虫としてMI6上層部を悩ませている。今回初めてオーソンとコンビを組む新人エージェントのJJ(バグジー・マローン)は、序盤こそはおとなしかったが、手柄を立てたご褒美としてオーソンに2004年の最高級マルゴーを与えられた時のリアクションが最高である。そしてJJはこの後別人のように覚醒し、オーソンをもしのぐ活躍を見せるのだ。

「フェラーリには極上の燃料が要る」というオーソンのセリフがふるっていて、ガイ・リッチーのクルマとワインに対する愛が感じられた。

公式サイト:https://operation-fortune.jp/


第9位(10.5ポイント)

「枯れ葉」の“おうちデートディナー”

おいしそう度★★★  作品との関連性★★★  作品の完成度★★★★☆

 昨年は、引退を撤回した宮崎駿監督の新作「君たちはどう生きるか」(本連載第309回参照)が話題を呼んだが、洋画界ではフィンランドの巨匠、「過去のない男」(2002、本連載第22回参照)のアキ・カウリスマキ監督が、引退宣言を撤回して撮った「枯れ葉」が公開された。初期作から一貫して社会的弱者に寄り添った作品を発表してきたカウリスマキ。今回は勤務先のスーパーをクビになった女性、アンサ(アルマ・ポウスティ)と、アルコール依存症に苦しむ労働者、ホラッパ(ユッシ・ヴァタネン)のささやかな恋愛を描き、2023年の第76回カンヌ国際映画祭では審査員賞を受賞している。

 ホラッパが連絡先のメモをなくしてしまったせいで会えないでいた二人は、映画館の前で偶然再会。アンサはホラッパを食事に招待し、その足で食材を買いに行く。食器も二人分買うところにアンサの孤独な境遇が見てとれる。アンサの家でのディナーは、食前酒のミニボトルに、ポテトと卵と若干の肉という質素なものだが、デート気分を味わうには十分心がこもっているように映る。しかし、ホラッパのある行動がアンサを怒らせてしまい……。

 アンサが元同僚に愚痴をこぼすカフェバーのシーンで、飲み物のマドラーの先端が握り寿司の形なのは、親日家のカウリスマキらしいと感じた。

公式サイト:https://kareha-movie.com/


第8位(11.0ポイント)

「ミート・ザ・フューチャー 培養肉で変わる未来の食卓」の“クリーンミート“

おいしそう度★★★  作品との関連性★★★★★  作品の完成度★★★

 米国の培養肉スタートアップ企業、アップサイド・フーズ(旧メンフィス・ミーツ)のCEO兼共同設立者、ウマ・ヴァレティに密着し、ヴァレティらが開発した培養肉“クリーンミート”の可能性と課題について描いたドキュメンタリー。試食用の培養肉ステーキは、普通の肉と何ら変わりないが、その小ささがすべてを物語っているように感じられた。

 映画製作後の進展については本連載第307回で触れたが、その後さらに動きがあった。ミシュラン三つ星を獲得したサンフランシスコのレストラン「Atelier Crenn」(アトリエ・クレン)に隣接した「Bar Crenn」(バー・クレン)で、昨年7月にクリーンミートの提供が開始されたのだ(予約制)。当初は高級食材としての扱いとなろうが、注目すべきは、ヴィーガン向けのメニューを持つレストランで培養肉が採用されたこと。これは、肉の味を愛しているが環境問題などの“理屈”で肉を忌避していた層に、培養肉が受け入れられる余地があることを示している。

 国からの販売承認というハードルを超えたクリーンミートは、消費拡大という次のハードルを超えることができるだろうか。

公式サイト:https://www.uplink.co.jp/mtf/


第7位(11.5ポイント)

「ファースト・カウ」のドーナツ

おいしそう度★★★  作品との関連性★★★★  作品の完成度★★★★☆

「リバー・オブ・グラス」(1994)や「ミークス・カットオフ」(2010)などで注目される女性映画監督、ケリー・ライカートが、A24ブランドで撮った西部劇。

 毛皮貿易の好景気に沸く1820年代のオレゴン州が舞台。猟師団の料理人だったクッキー(ジョン・マガロ)と中国人移民のキング・ルー(オリオン・リー)は、夜な夜な仲買商(トビー・ジョーンズ)の土地に忍び込んでいた。この地でたった1頭の牛からミルクを盗み、それを材料にドーナツを作って売り、一攫千金を得るためである。この目論見は成功し、ドーナツは連日行列ができるほどの大人気になるが、あろうことか牛の所有者の仲買商にドーナツを気に入られてしまったことから歯車が狂い始める……。

 サンフランシスコでパン屋を開くことが夢のクッキーが作るドーナツは、穴が空いていない素朴なボールドーナツである。これが受けたのは仲買商の「ロンドンの味だ」というセリフが示すとおり、荒くれ者の男たちに故郷への郷愁を思い起こさせる甘さがあったが故のことだろう。

公式サイト:http://firstcow.jp/


第6位(12.0ポイント)

「エンドロールのつづき」のチャパティ

おいしそう度★★★★  作品との関連性★★★★  作品の完成度★★★★

 インド西端のグジャラート州を舞台にした、パン・ナリン監督の自伝的作品。本連載第299回参照。

 映画に憧れる少年サマイ(バヴィン・ラバリ)が、タダで映画を観せてもらうことの交換条件として、映写技師のファザル(バヴェーシュ・シュリマリ)に差し出したのが、サマイの母が作るお弁当である。取引のきっかけとなったのがチャパティ。ファザルは、彼の奥さんが作る“厚くて毛布みたいな味”のチャパティに飽き飽きしていて、サマイが食べていた薄いチャパティに注目する。サマイに勧められておかずも食べたファザルは、サマイの母の弁当の虜になってしまい、無事取引成立に至った次第である。

 この後、フィルム映画の死を暗示するショッキングなシーンが待っているが、たとえフィルムがなくなっても別の形で映画は紡がれていくという、希望が持てる結末になっている。

公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/endroll/


第5位(12.5ポイント)

「古の王子と3つの花」のロクマ

おいしそう度★★★★  作品との関連性★★★★  作品の完成度★★★★☆

「アズールとアスマール」(2006)や「ディリリとパリの時間旅行」(2018)などで知られるフランスのアニメーション監督、ミッシェル・オスロの最新作。ストーリーテラーが観客に「ファラオ」「美しき野生児」「バラの王女と揚げ菓子の王子」の三つのお話を語るという形式のオムニバス映画である。

 注目は「バラの王女と揚げ菓子の王子」。18世紀、謀反人によって王宮を追われたモロッコの王子は、肖像画で目にした美しいバラの王女に一目会うためにトルコにやって来る。王子は、ひと口サイズのボールドーナツにシロップをからめたトルコの揚げ菓子「ロクマ」の店の親方に弟子入りし、毎日ロクマを作りながら王宮に出入りする機会をうかがう。そんな王子にある日チャンスが訪れて……というストーリー。

 毎回絵の美しさに目を見張るオスロ作品。今回もロクマが油鍋の中でこんがり焼き揚がっていく様を見事にとらえている。王子は、教えたとおりに作れ、余計なことはやるなという親方の命令に背き、女性向けに小ぶりに作ったり、シナモンを入れて風味を加えたりと創意工夫を怠らない。こうした日々の努力があってこそ、偶然のチャンスをつかめたと言えるだろう。

公式サイト:https://child-film.com/inishie/


第4位(13.0ポイント)

「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」の“ホバーチョコ“

おいしそう度★★★★  作品との関連性★★★★★  作品の完成度★★★★

 1964年にロアルト・ダールが発表した児童小説「チョコレート工場の秘密」は、「夢のチョコレート工場」(1971)、「チャーリーとチョコレート工場」(2005、本連載第16回参照)と過去に二度映画化されている。本作はその前日譚にあたるオリジナル・ミュージカル作品。若き日のウィリー・ウォンカ(ティモシー・シャラメ)が幾多の困難を乗り越えてチョコレート工場を作るまでを描いている。

 本作にはウォンカが発明した魅力的なチョコレートがいくつも登場する。その代表が、ウォンカが“チョコレートの都”グルメ・ガレリアで初披露した“ホバーチョコ”。ペルー産の天然マシュマロ、ロシアの塩キャラメル“ピエロの涙”、腕利きのサクランボ摘みが日本で摘んできたサクランボを配合したチョコレートで、摩訶不思議な威力を持つ。この他にも見どころたくさんの本作については後日改めてとりあげたいと思う。

公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/wonka/


第3位(13.5ポイント)

「ハンガー:飽くなき食への道」の“駄々っ子麺“

おいしそう度★★★★  作品との関連性★★★★★  作品の完成度★★★★☆

 Netflixオリジナルのタイ映画。「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」(2017)や「ハッピー・オールド・イヤー」(2019)で主演を務めたチュティモン・ジョンジャルーンスックジンが高級レストランにスカウトされた大衆食堂の料理人オエイを演じている。本作の根底にあるのは、格差社会への問題提起である。

 オエイを雇った有名シェフのポール(ノパチャイ・チャイヤナーム)は、レストランを持たず、富裕層に呼ばれて料理を作る出張料理人である。ポールの顧客は、政府や軍の高官から暗号資産で儲けた成金の若者までさまざま。この顧客たちは料理の味よりも、ポールを呼べるという見栄が大事な連中だ。

 貧しい幼少期を過ごしたポールは、富裕層へのルサンチマンを料理にぶつけ、有名シェフに上りつめたものの、心の飢餓感は癒えることがない。いわばポール自身がハンガーなのだ。それ故なのか、ポールの料理はイメージは強烈だが、顧客たちのマナーの悪さも相まってあまりおいしそうに見えないのである。

 リアル貧困層のオエイは、浮かび上がれない現状を打破するためにスカウトのオファーを受ける。ポールがオエイに最初に与えた課題は、最高級A5ランクの和牛をかむ必要がない一切れに仕上げること。オエイがポールの終わりのないダメ出しによって精神的に追い詰められていく様は、「セッション」(2014、本連載第101回参照)のドラマーと教官の関係を想起させる。試練を乗り越え、一回り成長したオエイだったが……。

 あることが原因でポールと袂を分かったオエイ。実家の大衆食堂で出している父親直伝の“駄々っ子麺”(パッシーユー)が、他のどの料理よりもおいしそうに映るのは皮肉という他ない。

公式サイト:https://www.netflix.com/jp/title/81517155


第2位(14.0ポイント)

「ウィ、シェフ!」の“仔牛のランプ肉 ローズマリー風味 ニンジンのピューレ添え”

おいしそう度★★★★★  作品との関連性★★★★★  作品の完成度★★★★

 フランスの南西部で移民の若者たちを調理師に養成する支援活動をしている元シェフ、カトリーヌ・グロージャンの実話を元に、料理ドラマを通して移民の問題に向き合った作品である。本連載第305回参照。

 腕のよい料理人なのだが、人付き合いが苦手なカティ・マリー(オドレイ・ラミー)。オリジナルメニューにこだわって高級レストランのスーシェフをクビになった彼女は、雇ってくれるレストランが見つからず、仕方なく移民支援施設の住み込み料理人になる。さらに成り行きで、カティは移民の若者たちに料理を教えることに。

 その成果が初めて現れたのが、若者たち一人ひとりの役割分担を明確にし、ワンチームとなって作り出した「仔牛のランプ肉 ローズマリー風味 ニンジンのピューレ添え」。その出来栄えは高級レストランのメニューにも見劣りしないように映った。

 本作ではグルメリアリティショーの実態も描かれていて、それを移民の若者たちを守るために利用しようとするカティの行動力に、コミュ障を克服した成長を見た。

公式サイト:https://ouichef-movie.com/


第1位(15.0ポイント)

「ポトフ 美食家と料理人」の“ベル・エポック フランス料理“

おいしそう度★★★★★  作品との関連性★★★★★  作品の完成度★★★★★

「ポトフ 美食家と料理人」より。友人たちとの午餐会のデザートして最後に出される「ノルウェー風オムレツ」。メレンゲの断熱効果により、フランベしても中のアイスクリームが溶けることはない。
「ポトフ 美食家と料理人」より。友人たちとの午餐会のデザートして最後に出される「ノルウェー風オムレツ」。メレンゲの断熱効果により、フランベしても中のアイスクリームが溶けることはない。

 2023年の第76回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したトライ・アン・ユン監督作品。

 1885年、ベル・エポック文化華やかなりしフランスで、料理を芸術の域にまで高めようとした美食家ドダン・ブーファン(ブノワ・マジメル)と、彼の料理人として20年を共に過ごしたウージェニー(ジュリエット・ビノシュ)。料理への情熱で結ばれた二人のラブストーリーである。

 本作の白眉は冒頭の一時間にある。ドダンの友人たちとの午餐会の準備、調理、配膳までの一連の作業をじっくりと見せながら、ウージェニーの不調、絶対味覚を持つ天才少女の出現など、ドラマのキーとなるポイントをしっかりと抑えている。

 そしてラスト。誰もいなくなった厨房をカメラが360度パンすると起こる奇跡には、思わず息を飲んだ。

 ピエール・ガニェールの監修により、現代に蘇った19世紀後半のフランス料理はどれも美しい。

 本作の素晴らしさについては、後日改めて紹介する。

公式サイト:https://gaga.ne.jp/pot-au-feu/


 次回はベスト10「邦画編」をお届けする。お楽しみに。

●2023年度ごはん映画ベスト10〈洋画編〉

順位対象おいしそう度作品との関連性作品の完成度合計
1「ポトフ 美食家と料理人」の“ベル・エポック フランス料理“★★★★★★★★★★★★★★★15.0
2「ウィ、シェフ!」の“仔牛のランプ肉 ローズマリー風味 ニンジンのピューレ添え”★★★★★★★★★★★★★★14.0
3「ハンガー:飽くなき食への道」の“駄々っ子麺“★★★★★★★★★★★★★☆13.5
4「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」の“ホバーチョコ“★★★★★★★★★★★★★13.0
5「古の王子と3つの花」のロクマ★★★★★★★★★★★★☆12.5
6「エンドロールのつづき」のチャパティ★★★★★★★★★★★★12.0
7「ファースト・カウ」のドーナツ★★★★★★★★★★★☆11.5
8「ミート・ザ・フューチャー 培養肉で変わる未来の食卓」の“クリーンミート“★★★★★★★★★★★11.0
9「枯れ葉」の“おうちデートディナー”★★★★★★★★★★☆10.5
10「オペレーション・フォーチュン」の2004年マルゴー★★☆★★★★★★★☆10.0
★=1.0点 ☆=0.5点

【ポトフ 美食家と料理人】

公式サイト
https://gaga.ne.jp/pot-au-feu/
作品基本データ
原題:LA PASSION DE DODIN BOUFFANT
製作国:フランス
製作年:2023年
公開年月日:2023年12月15日
上映時間:136分
製作会社:Curiosa Films, Gaumont=France 2 Cinema, UMEDIA
配給:ギャガ
カラー/サイズ:カラー/アメリカンビスタ(1:1.85)
スタッフ
監督・脚本:トラン・アン・ユン
製作総指揮:クリスティーヌ・ドゥ・ジェケル
製作:オリヴィエ・デルボスク
共同製作:バスティアン・シロドット、セドリック・アイランド
撮影:ジョナタン・リッケブール
美術:トラン・ヌー・イェン・ケー、トマ・バケニ
編集:マリオ・バティステル
衣裳デザイン:トラン・ヌー・イェン・ケー
キャスティング:ギギ・アコカ、ヴァレリー・エスパーニュ、マリー=ピエール・ドラブリエール
料理監修:ピエール・ガニェール
キャスト
ウージェニー:ジュリエット・ビノシュ
ドダン:ブノワ・マジメル
ラバス:エマニュエル・サランジェ
グリモー:パトリック・ダスマサオ
ヴァイオレット:ガラティーア・ベルージ
マーゴット:ヤン・ハメネッカー
ポーポワ:フレデリック・フィスバック
ポーリーヌ:ボニー・シャニョー=ラヴォワール
オーギュスタン:ジャン=マルク・ルロ
ポーリーヌの父:ヤニック・ランドレイン
ポーリーヌの母:サラ・アドラー

(参考文献:KINENOTE)


【ウィ、シェフ!】

公式サイト
https://ouichef-movie.com/
作品基本データ
原題:La Brigade
製作国:フランス
製作年:2022年
公開年月日:2023年5月5日
上映時間:97分
製作会社:Odyssee Pictures,Apollo Films,France 3 Cinema,Elemiah,Pictanovo
配給:アルバトロス・フィルム(提供:ニューセレクト)
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:ルイ=ジュリアン・プティ
脚本:ルイ=ジュリアン・プティ、リザ・ベンギーギ・デュケンヌ、ソフィー・ベンサドゥン
協力:トマ・プジョル
製作:リザ・ベンギーギ・デュケンヌ
撮影:ダヴィッド・シャンビーユ
美術:セシル・ドゥルー、アルノー・ブニョール
録音:ジュリアン・ブラスコ、ブリュノ・メルセル
音楽:ローラン・ペレズ・デル・マール
編集:ナタン・ドラノワ、アントワーヌ・ヴァレイユ
衣装:エリーズ・ブーケ、リーム・クザイリ
キャスト
カティ・マリー:オドレイ・ラミー
ロレンゾ:フランソワ・クリュゼ
サビーヌ:シャンタル・ヌーヴィル
ファトゥ:ファトゥ・キャバ
ギュスギュス:ヤニック・カロンボ
ママドゥ:アマドゥ・バー
ジブリル:ママドゥ・コイタ

(参考文献:KINENOTE)


【ハンガー 飽くなき食への道】

公式サイト
https://www.netflix.com/title/81517155
作品基本データ
原題:Hunger
製作国:タイ
製作年:2023
配信年月日:2023年4月8日
上映時間:145分
製作会社:Netflix
配信:Netflix
カラー/モノクロ:カラー
スタッフ
監督:シッティシリー・モンコンシリー
脚本:コンデート・ジャトゥランラッサミー
キャスト
オエイ:チュティモン・ジョンジャルーンスックジン
ポール:ノパチャイ・チャイヤナーム

(参考文献:公式サイト)


【ウォンカとチョコレート工場のはじまり】

公式サイト
https://wwws.warnerbros.co.jp/wonka/
作品基本データ
原題:WONKA
製作国:アメリカ
製作年:2023年
公開年月日:2023年12月8日
上映時間:116分
製作会社:Heyday Films
配給:ワーナー・ブラザース映画
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:ポール・キング
脚本:サイモン・ファーナビー、ポール・キング
原案:ロアルド・ダール
製作総指揮:マイケル・シーゲル、ケイト・アダムス、ロージー・アリソン、ティム・ウェルスプリング
製作:デイビッド・ヘイマン、アレクサンドラ・ダービシャー、ルーク・ケリー
撮影:チョン・ジョンフン
美術:ネイサン・クローリー
音楽:ジョビィ・タルボット
編集:マーク・エバーソン
衣裳デザイン:リンディ・へミング
キャスト
ウィリー・ウォンカ:ティモシー・シャラメ
ヌードル:ケイラ・レーン
ウンパルンパ:ヒュー・グラント
警察署長:キーガン=マイケル・キー
神父:ローワン・アトキンソン
ミセス・スクラビット:オリヴィア・コールマン
スラグワース:パターソン・ジョセフ
プロドノーズ:マット・ルーカス
フィクルグルーバー:マシュー・ベイントン
アバカス:ジム・カーター
パイパー:ナターシャ・ロスウェル
ロッティー:ラキー・タクラー
ラリー:リッチ・フルチャー
ブリーチャー:トム・デイヴィス
ウィリーの母:サリー・ホーキンス

(参考文献:KINENOTE)


【古の王子と3つの花】

公式サイト
https://child-film.com/inishie/
作品基本データ
原題:LE PHARAON, LE SAUVAGE ET LA PRINCESSE
製作国:フランス、ベルギー
製作年:2022年
公開年月日:&2023年7月21日
上映時間:83分
製作会社:Nord-Ouest Films=Studio O, Artemis Productions, Les Productions du ChTimi, Musée du Louvre
配給:チャイルド・フィルム
カラー/サイズ:カラー/ビスタ
スタッフ
監督・脚本:ミッシェル・オスロ
製作総指揮:イヴ・マシュエル
製作:クリストフ・ロシニョン、イヴ・マシュエル、フィリップ・ボファール
美術:ティエリー・ビュロン
音楽:パスカル・ル・ペネク
音響:ビクター・プラウ、セヴラン・ファヴリィオ、ステファン・ティエボー
編集:ヴァレンティン・ダーニング
キャスティング:ダビッド・ベルトラン
キャスト(声の出演)
タヌエカマニ/美しき野生児/揚げ菓子の王子:オスカー・ルサージュ
ナサルサ/バラのプリンセス:クレール・ ドゥ・ラリュドゥカン
ストーリーテラー:アイサ・マイガ

(参考文献:KINENOTE)


【エンドロールのつづき】

公式サイト
https://movies.shochiku.co.jp/endroll/
作品基本データ
原題:LAST FILM SHOW
製作国:インド、フランス
製作年:2021年
公開年月日:2023年1月20日
上映時間:112分
製作会社:Monsoon Films, Jugaad Motion Pictures, Stranger88 Production, Virginie Films, Incognito Films
配給:松竹
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督・脚本・美術:パン・ナリン
製作総指揮:ヤシュ・ゴンザイ、ヘマント・チャウダリー、シュバム・パンディヤ
製作:パン・ナリン、ディール・モーマーヤー、マーク・デュアル
共同製作:ヴィルジニー・ラコンブ、エリック・デュポン
撮影:スワプニル・S・ソナワネ
音楽:シリル・モラン
音響:ギルズ・ベルナドー、ミカエル・バール、ハリクマール・M・ナイル、リンク・パターク
編集:シュリーヤス・ベルタンディ、パヴァン・バット
衣裳デザイン:シア・セス
メイクアップ:サラ・メニトラ
キャスティング:ディリップ・シャンカール
キャスト
サマイ:バヴィン・ラバリ
ファザル:バヴェーシュ・シュリマリ
サマイの母:リチャー・ミーナー
サマイの父:ディペン・ラヴァル

(参考文献:KINENOTE)


【ファースト・カウ】

公式サイト
http://firstcow.jp/
作品基本データ
原題:FIRST COW
製作国:アメリカ
製作年:2019年
公開年月日:2023年12月22日
上映時間:122分
製作会社:Filmscience, A24, IAC Films
配給:東京テアトル、ロングライド
カラー/サイズ:カラー/スタンダード
スタッフ
監督:ケリー・ライカート
脚本:ケリー・ライカート、ジョナサン・レイモンド
原作:ジョナサン・レイモンド
製作総指揮:スコット・ルーディン、イーライ・ブッシュ、ルイーズ・ラブグローブ、クリストファー・キャロル
製作:ニール・コップ、ビンセント・サビーノ、アニシュ・サビアーニ
撮影:クリストファー・ブローヴェルト
美術:アンソニー・ガスパーロ
音楽:ウィリアム・タイガー
編集:ケリー・ライカート
衣裳デザイン:エイプリル・ネイピア
キャスティング:ゲイル・ケラー
キャスト
クッキー:ジョン・マガロ
キング・ルー:オリオン・リー
仲買商:トビー・ジョーンズ
ロイド:ユエン・ブレンナー
隊長:スコット・シェパード
トティリカム:ゲイリー・ファーマー
仲買商の妻:リリー・グラッドストーン
犬を連れた女:アリア・ショウカット
カラスを連れた男:ルネ・オーベルジョノワ
トーマス:ジャレッド・カソウスキー

(参考文献:KINENOTE)


【ミート・ザ・フューチャー 培養肉で変わる未来の食卓】

公式サイト
https://www.uplink.co.jp/mtf/
作品基本データ
原題:MEAT THE FUTURE
製作国:カナダ
製作年:2020年
公開年月日:2023年6月9日
上映時間:84分
製作会社:Documentary Channel, LizMars Productions
配給:アップリンク
カラー/サイズ:カラー/16:9
スタッフ
監督・脚本・製作:リズ・マーシャル
撮影:ジョン・プライス
音楽:イゴール・コレイア
編集:キャロライン・クリスティ、ローランド・シュリンメ
キャスト
ウマ・ヴァレティ
ニコラス・ジェノベーゼ
エリック・シュルツ
ケーシー・カーズウェル
ダニエル・デスメット
マシュー・レオン
マイケラ・ウォーカー
ムルナリ二・バヴァタネニ
ブルース・フリードリヒ
アマンダ・リトル
ナレーション:ジェーン・グドール

(参考文献:KINENOTE)


【枯れ葉】

公式サイト
https://kareha-movie.com/
作品基本データ
原題:KUOLLEET LEHDET
製作国:フィンランド、ドイツ
製作年:2023年
公開年月日:2023年12月15日
上映時間:81分
製作会社:Sputnik, Oy Bufo Ab, Pandora Film
配給:ユーロスペース(提供:ユーロスペース、キングレコード)
カラー/サイズ:カラー/アメリカンビスタ(1:1.85)
スタッフ
監督・脚本:アキ・カウリスマキ
製作:アキ・カウリスマキ、ミーシャ・ヤーリ、マーク・ルヴォフ、ラインハルト・ブルンディヒ
撮影:ティモ・サルミネン
美術:ヴィレ・グレンルース
録音:ピエツ・コルホネン
編集:サム・ヘイッキラ
衣裳デザイン:ティナ・カウカネン
キャスト
アンサ:アルマ・ポウスティ
ホラッパ:ユッシ・ヴァタネン
フオタリ:ヤンネ・フーティアイネン
リーサ:ヌップ・コイヴ

(参考文献:KINENOTE)


【オペレーション・フォーチュン】

公式サイト
https://operation-fortune.jp/
作品基本データ
原題:OPERATION FORTUNE:RUSE DE GUERRE
製作国:イギリス=アメリカ
製作年:2023年
公開年月日:2023年10月13日
上映時間:114分
製作会社:Miramax, AZ Celtic Films, STX Films
配給:キノフィルムズ(提供:木下グループ)
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:ガイ・リッチー
脚本:ガイ・リッチー、アイヴァン・アトキンソン、マーン・デイヴィス
製作総指揮:アンドリュー・ゴロフ、ピーター・ヘスロップ、ロバート・シモンズ、アレックス・サザーランド、トーマス・ザドラ
製作:ガイ・リッチー、アイヴァン・アトキンソン、ビル・ブロック、スティーヴン・チャズマン、ジェイソン・ステイサム
撮影:アラン・スチュワート
美術:マーティン・ジョン
音楽:クリストファー・ベンステッド
編集:ジェームズ・ハーバート
キャスト
オーソン・フォーチュン:ジェイソン・ステイサム
サラ・フィデル:オーブリー・プラザ
ダニー・フランチェスコ:ジョシュ・ハートネット
ネイサン:ケイリー・エルウィズ
JJ:バグジー・マローン
ナイトン:エディ・マーサン
グレッグ・シモンズ:ヒュー・グラント

(参考文献:KINENOTE)

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映画ウォッチャー 埼玉県出身。子供のころからSF映画が好きで、高校時代にキューブリックの「2001年宇宙の旅」を観たところ、モノリスに遭遇したサルの如く芸術映画に目覚め、国・ジャンルを問わない“雑食系映画ファン”となる。20~30代の一般に“青春”と呼ばれる貴重な時をTV・映画撮影現場の小道具係として捧げるが、「映画は見ているうちが天国、作るのは地獄」という現実を嫌というほど思い知らされ、食関連分野の月刊誌の編集者に転向。現在は各種出版物やITメディアを制作する会社で働きながら年間鑑賞本数1,000本以上という“映画中毒生活”を続ける“ダメ中年”である。第5回・第7回・第8回の計3回、キネマ旬報社主催の映画検定1級試験に合格。第5回・第6回の田辺・弁慶映画祭の映画検定審査員も務めた。