柿の種からトナカイ料理まで

[268] ごはん映画ベスト10 2021年 洋画編

年末の恒例企画、今年公開された映画の中から印象的な食べ物や飲み物が出てきた作品を厳選したベスト10を発表する。今週は洋画編から。キーフードとして取り上げたのは、炊き出し、柿の種、ドーナツ、トマト、キムチ、ビール、カクテル、エスニック風スープ、火鍋、トナカイ、などである。

2021年1月1日~2021年12月31日に公開(公開予定)の洋画で、

  • 食べ物や飲み物の「おいしそう度」
  • 食べ物や飲み物の作品内容への関連性
  • 作品自体の完成度

の3点を基準に最高点15ポイントとして評価した。★=1.0点 ☆=0.5点

第10位(9.0ポイント)

「ピーターラビット2」のトマト

おいしそう度★★★  作品との関連性★★★  作品の完成度★★★

 本連載第257回参照。ビアトリクス・ポター(1866—1943)の絵本シリーズ(全24巻)を原案とした2018年公開の映画「ピーターラビット」の続編である。

 前作でピーターと大喧嘩を繰り広げたトーマス・マクレガーがビアと結婚。都会育ちの彼は素人ながら祖父の野菜畑を引き継ぎ、市場に出すことを目指して端正込めてトマトを育てていた。そのトマトが原因でピーターと誤解が生じたり、念願かなって初出荷したファーマーズマーケットでピーターたちが起こした騒動に巻き込まれたりと、トーマスには前作に続いて災難が降りかかる。

 肝心のトマトのお味の方は、アナグマ・トミーのお墨付きである。

公式サイト:https://www.peterrabbit-movie.jp/

第9位(9.5ポイント)

「ワイルド・スピード ジェット・ブレイク」の「亀田の柿の種」

おいしそう度★★★  作品との関連性★★★☆  作品の完成度★★★

 第1作「ワイルド・スピード」(2001)から20年目を迎えたシリーズ8作目(スピンオフを除く)。1作目当時のストリートレース中心のストーリーはどんどんスケールアップし、陸・海・空はおろか本作では宇宙にまで進出してしまう。

 本作で話題になったのは死んだと思われていたハンの復活。第3作「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」(2006)で初登場したハンは、いつも何かスナック菓子を食べているのがトレードマークで、本作ではそれが亀田製菓の「亀田の柿の種」であることが話題となった。ハンにドリフトを教わった第3作の主人公ショーンとその親友トゥインキーもロケットエンジンカーの開発者として出演していて、図らずも日米お菓子対決になっている。本シリーズについては食に関するトピックがまだまだあるので、来年改めて紹介する場を設けたい。

公式サイト:https://wildspeed-official.jp/

第8位(10.0ポイント)

「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」のウォッカ・マティーニ

おいしそう度★★★  作品との関連性★★★☆  作品の完成度★★★☆

 酒は飲んでも飲まれないのが「007」シリーズの主人公ジェームズ・ボンド。ダニエル・クレイグがボンドを演じる5部作の最終作となる本作でも、ボンドガール改めボンドウーマン、新人CIAエージェントのパロマと乗り込んだ宿敵スペクターのパーティー会場で、「ウォッカ・マティーニをステアではなくシェイクで」オーダーするシーンがある。

 クレイグのボンド1作目「007 カジノ・ロワイヤル」(2006)で「ジン3にウォッカ1、キナ・リレ1/2、レモン・ピールのスライス(レモンの果皮)」と細かいレシピまで指定したウォッカ・マティーニはこのときのボンドウーマンの名前から「ヴェスパー」と名付けられ、本作ではヴェスパーの墓参りから物語が動き出すのも因縁めいている。そしてラスト、MI6の面々が酒好きのボンドに対してとるある行動には胸を打たれた。

公式サイト:https://www.007.com/no-time-to-die-jp/

第7位(10.5ポイント)

「ノマドランド」の炊き出し

おいしそう度★★★  作品との関連性★★★  作品の完成度★★★★☆

 第77回ベネチア国際映画祭金獅子賞と第93回アカデミー賞で主要三部門(作品賞、監督賞、主演女優賞)を受賞したクロエ・ジャオ監督作品。

 2011年に業績悪化により操業を停止したネバダ州の石膏採掘所の企業城下町に住んでいたファーンは家を失い、自家用車に家財道具を積み込んで全米各地を流浪する旅に出る。短期雇用のアマゾン物流センターで同じ境遇の高齢ノマドたちと知り合った彼女は、車上生活を学ぶためアリゾナ州でのRTR(放浪者の集会)に参加。そこでの炊き出しはメニューが豊富でヴィーガン食まで用意されており、貧しい食事という感じはしない。

 その後のファーンは自炊しながら国立公園の清掃、ファストフード店、採石場などで働き、出会いと別れを繰り返しながら生きていく。現代社会の問題をえぐりながら人間の強さを描いた作品で、実際のノマドたちが出演していることでリアリティを持たせている。

公式サイト:https://searchlightpictures.jp/movie/nomadland.html

第6位(11.0ポイント)

「アナザーラウンド」のビールマラソン

おいしそう度★★★  作品との関連性★★★☆  作品の完成度★★★★☆

「偽りなき者」(2012)のトマス・ヴィンターベア監督と「北欧の至宝」マッツ・ミケルセンが再びタッグを組み第93回アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した作品。

 生徒にはだめ出しされ、家族とは会話なしという、うだつの上がらぬ高校の歴史教師マーティンが、ノルウェーの哲学者フィン・スコルドゥールが主張する「血中アルコール濃度を0.05%に保つと、仕事の効率がよくなり、想像力がみなぎる」というトンデモ理論を証明するため、同僚教師のトミー、ニコライ、ピーターと実験を開始する。ちなみにこの血中アルコール濃度0.05%は呼気にすると0.15mg/L以上で酒気帯び運転レベルである。最初は気が大きくなってこれまで不評だった授業に生徒が関心を持つようになるなど効果がみられたものの、調子に乗って濃度を上げると歯止めがきかなくなって……という絵に描いたような失敗ストーリーが展開する。

 デンマークでは法的に飲酒に対する年齢制限はない。作品冒頭では高校の生徒たちがビールを一気飲みして吐きながら湖を周回するマラソン大会のシーンがあり、ラストの卒業パレードでも卒業生が飲みまくっている。その場に居合わせたマーティンはそれまでのうさを晴らすかのようにある“かくし芸”を披露し、感動的なフィナーレを盛り上げている。

公式サイト:https://anotherround-movie.com/

第5位(11.5ポイント)

「ミナリ」の韓国料理

おいしそう度★★★☆  作品との関連性★★★☆  作品の完成度★★★★☆

 本連載第250回参照。1980年代にアーカンソー州の片田舎で新規就農した韓国系移民の家族の物語で、第93回アカデミー賞でソンジャ役のユン・ヨジョンが助演女優賞を受賞した。

 増え続ける韓国系アメリカ人向けに野菜を作ろうと農地を取得したジェイコブだったが経験不足は否めず、隣人のポールをパートナーとして雇い、アメリカ流の農業技術を学んでいく。そのポールをトレーラーハウスに招いた食事のシーンでは、ジェイコブの妻モニカお手製のキムチ、ナムル、焼肉とサンチュといった韓国の家庭料理が振舞われる。

 朝鮮戦争に従軍経験があるポールのキムチ好きが明らかになるこのシーンの他、野菜の営業で立ち寄った町の食料品店で子供たちがキンパ(韓国風海苔巻き)を見つけるシーンなど、作品中に登場する韓国料理にも注目したい。

公式サイト:https://gaga.ne.jp/minari/

第4位(12.0ポイント)

「ラーヤと龍の王国」のクマンドラスープ

おいしそう度★★★★  作品との関連性★★★★☆  作品の完成度★★★☆

 本連載第254回参照。人の悪意が生んだ魔物ドルーンによってほとんどの人が石に変えられた架空の地域クマンドラ。その中の一国の姫が、父王をはじめとする石になった人々を元に戻すため、かつてドルーンから世界を救った伝説の龍と共に、再生の鍵となる龍の玉の欠片を求めて冒険を繰り広げる。

 石になる前にクマンドラの統一を願った父王が、他の4つの国を招いた席でふ振舞おうとしたのが、各国の特産物をひとつずつ入れたスープ。調理中の鍋から立ちのぼる湯気。アニメーションながらエスニック風の香りが漂ってきそうで食欲をそそる。

公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/raya.html

第3位(12.5ポイント)

「ドーナツキング」のカンボジア・ドーナツ

おいしそう度★★★★  作品との関連性★★★★★  作品の完成度★★★☆

 本連載第266回参照。1975年のカンボジア内戦で難民となり、裸一貫で渡米したテッド・ノイが、カリフォルニア州のドーナツ店の90%を占める5,000店に及ぶカンボジア人経営のドーナツ店の基礎を築いて大金持ちとなり、再び無一文になるまでの波乱に満ちた人生を描いたドキュメンタリーである。

 カンボジア人経営の店のドーナツ「カンボジア・ドーナツ」は、元は大手ドーナツチェーンのコピーで特徴のあるものではないが、アメリカのドーナツの定番であるピンクの箱に詰められた色とりどりのドーナツはとてもおいしそうに見え、カリフォルニアの人々に愛される理由がわかった気がした。

公式サイト:http://donutking-japan.com/

第2位(13.0ポイント)

「花椒の味」の麻辣火鍋

おいしそう度★★★★☆  作品との関連性★★★★★  作品の完成度★★★☆

 本連載第267回参照。お互いの存在を知らずに育ち、父の葬儀で出会った異母三姉妹が、父の遺した火鍋店を続けるために力を合わせる。中国の山椒である花椒は、麻婆豆腐や担担麺をはじめとする四川料理に欠かせない調味料で、青花椒(麻椒)や赤花椒など様々な種類があるが、父は調合のレシピを残していなかったため、三姉妹はその再現に苦労した末に最適解を見出す。

 メイン料理の麻辣火鍋をはじめとする料理の数々もおいしそうだが、花椒スープを仕込んでいる調理シーンはより美しく描かれている。

公式サイト:https://fagara.musashino-k.jp/

第1位(13.5ポイント)

「世界でいちばん幸せな食堂」の薬膳料理

おいしそう度★★★★★  作品との関連性★★★★★  作品の完成度★★★☆

 本連載第247回参照。フィンランド北部にあるラップランドの架空の村・ポポヤンヨキに、フォントロンという恩人を探しに上海から子連れでやってきた中国人シェフ・チェン(チュー・パック・ホング)が、おいしい料理で村人たちを幸せにしていく。

 チェンの料理は“医食同源”の思想に基づく薬膳料理で、おいしいだけでなく身体の健康にもよいというのがミソ。トナカイやパーチといった新鮮な地元の食材を使ったことも村人に受け入れられた一因である。チェンの方もトラブル続きの都会の上海からスローライフのこの地に来たことで救われ、家族の絆を取り戻すというハッピーな物語を彩るカラフルな料理の数々は見た目にもおいしそうに映る。

公式サイト:https://gaga.ne.jp/shiawaseshokudo/

新型コロナ以前と以後で食事表現はどう変わるのか

 今回ベスト10入りした作品のうち「ピーターラビット2」「ワイルド・スピード ジェットブレイク」「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」などは昨年に公開を予定していたがコロナ禍によって公開が延期されたもので、その他の作品もコロナ禍以前に撮影されたと思われる。つまり、作品の食シーンにコロナ禍の影響はみられない。

 今後コロナ禍以後に製作された外国映画が日本でも公開されると思われるが、コロナ禍は“なかったもの”として扱われるのか、一部の日本映画のようにコロナ禍を反映した食の描写がみられるのか注目していきたい。

 次回(2021年12月31日)はベスト10「邦画編」をお届けする。お楽しみに。

●2021年度ごはん映画ベスト10〈洋画編〉

順位タイトルおいしそう度作品との関連性作品の完成度合計
1「世界でいちばん幸せな食堂」の薬膳料理★★★★★★★★★★★★★☆13.5
2「花椒の味」の麻辣火鍋★★★★☆★★★★★★★★☆13.0
3「ドーナツキング」のカンボジア・ドーナツ★★★★★★★★★★★★☆12.5
4「ラーヤと龍の王国」のクマンドラスープ★★★★★★★★☆★★★☆12.0
5「ミナリ」の韓国料理★★★☆★★★☆★★★★☆11.5
6「アナザーラウンド」のビールマラソン★★★★★★☆★★★★☆11.0
7「ノマドランド」の炊き出し★★★★★★★★★★☆10.5
8「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」のウォッカ・マティーニ★★★★★★☆★★★☆10.0
9「ワイルド・スピード ジェット・ブレイク」の「亀田の柿の種」★★★★★★☆★★★9.5
10「ピーターラビット2」のトマト★★★★★★★★★9.0
★=1.0点 ☆=0.5点

【ピーターラビット2】

公式サイト
https://www.peterrabbit-movie.jp/
作品基本データ
原題:PETER RABBIT 2: THE RUNAWAY
製作国:アメリカ、インド、オーストラリア
製作年:2020年
公開年月日:2021年6月25日
上映時間:93分
製作会社:アニマル・ロジック エンターテインメント、オリーブ・ブリッジ エンターテインメント
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:ウィル・グラック
脚本:ウィル・グラック、パトリック・バーリー
製作総指揮:ジョナサン・フルジンスキ、ジェイソン・ラスト、エマ・トッピング、トーマス・メリントン
製作:ウィル・グラック、ザレー・ナルバンディアン、キャサリン・ビショップ、ジョディ・ヒルデブランド
キャラクター創造:ビアトリクス・ポター
撮影:ピーター・メンジース・ジュニア
美術:ロジャー・フォード
音楽:ドミニク・ルイス
音楽監修:ベンデ・クローリー
編集:マット・ヴィラ
衣裳デザイン:リジー・ガーディナー
キャスティング:ニッキ・バレット
キャスト
トーマス・マグレガー:ドーナル・グリーソン
ビア:ローズ・バーン
ナイジェル・バジル・ジョーンズ:デイヴィッド・オイェロウォ
サラ・ナカモト:チカ・ヤスムラ
ピーター:ジェームズ・コーデン(声)
フロプシー:マーゴット・ロビー(声)
モプシー:エリザベス・デビッキ(声)
カトンテール:エイミー・ホーン(声)
ベンジャミン:コリン・ムーディ(声)
アナグマ・トミー:サム・ニール(声)
バーナバス:レニー・ジェームズ(声)
サムエル:ルパート・ディガス(声)
トム:デイモン・ヘリマン(声)
ミトン:ヘイリー・アトウェル(声)

(参考文献:KINENOTE)


【ワイルド・スピード ジェットブレイク】

公式サイト
https://wildspeed-official.jp/
作品基本データ
原題:FAST & FURIOUS 9
製作国:アメリカ
製作年:2020年
公開年月日:2021年8月6日
上映時間:143分
製作会社:Original Film, One Race Films, Perfect Storm production
配給:東宝東和
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:ジャスティン・リン
脚本:ダン・ケイシー、ジャスティン・リン
原案:ジャスティン・リン、アルフレッド・ボテーロ、ダン・ケイシー
製作:ニール・H・モリッツ、ヴィン・ディーゼル、ジェフ・キルシェンバウム、ジョー・ロス、ジャスティン・リン、クレイトン・タウンゼント、サマンサ・ビンセント
キャラクター原案:ゲイリー・スコット・トンプソン
撮影:スティーヴン・F・ウィンドン
美術:ヤン・ロールフス
音楽:ブライアン・タイラー
編集:ディラン・ハイスミス、ケリー・マツモト、グレッグ・ダウリア
キャスト
ドミニク・トレット:ヴィン・ディーゼル
レティ:ミシェル・ロドリゲス
ローマン:タイリース・ギブソン
テズ:クリス・“リュダクリス”・ブリッジス
ミア:ジョーダナ・ブリュースター
ラムジー:ナタリー・エマニュエル
ハン:サン・カン
クイーニー:ヘレン・ミレン
サイファー:シャーリーズ・セロン
ジェイコブ・トレット:ジョン・シナ

(参考文献:KINENOTE)


【007 ノー・タイム・トゥ・ダイ】

公式サイト
https://www.007.com/no-time-to-die-jp/
作品基本データ
原題:NO TIME TO DIE
製作国:イギリス
製作年:2021年
公開年月日:2021年10月1日
上映時間:164分
製作会社:Eon Productions, Danjaq
配給:東宝東和
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ
脚本:ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、キャリー・ジョージ・フクナガ、フィービー・ウォーラー=ブリッジ
原案:ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、キャリー・ジョージ・フクナガ
製作総指揮:クリス・ブリガム
製作:バーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン
共同製作:ダニエル・クレイグ、アンドリュー・ノークス、デイビット・ポープ
撮影:リヌス・サンドグレン
美術:マーク・ティルデスリー
音楽:ハンス・ジマー
主題歌:ビリー・アイリッシュ
編集:トム・クロス、エリオット・グレアム
衣裳デザイン:スティラット・アン・ラーラーブ
キャスト
ジェームズ・ボンド:ダニエル・クレイグ
マドレーヌ・スワン:レア・セドゥ
サフィン:ラミ・マレック
ノーミ:ラシャーナ・リンチ
M:レイフ・ファインズ
マネーペニー:ナオミ・ハリス
Q:ベン・ウィショー
タナー:ロリー・キニア
フィリックス・ライター:ジェフリー・ライト
パロマ:アナ・デ・アルマス
プリモ:ダリ・ベンサーラ
ヴァルド・オブルチェフ:デヴィッド・デンシック
ローガン・アッシュ:ビリー・マグヌッセン
エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド:クリストフ・ヴァルツ

(参考文献:KINENOTE)


【ノマドランド】

公式サイト
https://searchlightpictures.jp/movie/nomadland.html
作品基本データ
原題:NOMADLAND
製作国:アメリカ
製作年:2020年
公開年月日:2021年3月26日
上映時間:108分
製作会社:Highwayman Films, Hear/Say Productions, Cor Cordium Production
配給:ディズニー
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督・脚本・編集:クロエ・ジャオ
原作:ジェシカ・ブルーダー
製作:クロエ・ジャオ、フランシス・マクドーマンド、ピーター・スピアーズ、モリー・アッシャー、ダン・ジャンヴェイ
撮影・美術:ジョシュア・ジェームス・リチャーズ
録音:セルジオ・ディアス
音楽:ルドヴィコ・エイナウディ
衣裳デザイン:ハンナ・ローガン・ピーターソン
キャスト
ファーン:フランシス・マクドーマンド
デイブ:デヴィッド・ストラザーン
リンダ:リンダ・メイ
スワンキー:シャーリーン・スワンキー
ボブ:ボブ・ウェルズ

(参考文献:KINENOTE)


【アナザーラウンド】

公式サイト
https://anotherround-movie.com/
作品基本データ
原題:ANOTHER ROUND
製作国:デンマーク
製作年:2020年
公開年月日:2021年9月3日
上映時間:117分
製作会社:Zentropa Entertainments
配給:クロックワークス
カラー/サイズ:カラー/ビスタ
スタッフ
監督:トマス・ヴィンターベア
脚本:トマス・ヴィンターベア、トビアス・リンホルム
製作:シーセ・グラウム・ヨルゲンセン、キャスパー・ディッシング
撮影:シュトゥルラ・ブラント・グロヴレン
美術:サビーネ・ヴィズ
音響効果:ヤン・シャーマー、ハンス・ムラー
編集:アンネ・ストラッド、ヤヌス・ビレスコフ・ヤンセン
衣裳デザイン:エレン・レンズ、マノン・ラスムッセン
メイクアップ:マーリー・ヴァン・デ・ヴァルト
キャスト
マーティン:マッツ・ミケルセン
トミー:トマス・ボー・ラーセン
ニコライ:マグナス・ミラン
ピーター:ラース・ランゼ
アニカ:マリア・ボネヴィー
校長:スーセ・ウォルド

(参考文献:KINENOTE)


【ミナリ】

公式サイト
https://gaga.ne.jp/minari/
作品基本データ
原題:MINARI
製作国:アメリカ
製作年:2020年
公開年月日:2021年3月19日
上映時間:116分
製作会社:A24、プランBエンターテインメント
配給:ギャガ
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督・脚本:リー・アイザック・チョン
製作総指揮:ブラッド・ピット、ジョシュ・バチョーブ、スティーヴン・ユァン
製作:デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー、クリスティーナ・オー
撮影:ラクラン・ミルン
美術:ヨン・オク・リー
音楽:エミール・モセリ
編集:ハリー・ユーン
衣装デザイン:スザンナ・ソング
キャスティング:ジュリア・キム
キャスト
ジェイコブ:スティーヴン・ユァン
モニカ:ハン・イェリ
ソンジャ:ユン・ヨジョン
デビッド:アラン・キム
アン:ノエル・ケイト・チョ
ポール:ウィル・パットン

(参考文献:KINENOTE)


【ラーヤと龍の王国】

公式サイト
https://www.disney.co.jp/movie/raya.html
作品基本データ
原題:RAYA AND THE LAST DRAGON
製作国:アメリカ
製作年:2021年
公開年月日:2021年3月5日
上映時間:107分
製作会社:Walt Disney Pictures / Walt Disney Animation Studios
配給:ディズニー
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:ドン・ホール、カルロス・ロペス・エストラーダ
脚本:アデル・リム、キュイ・グレン
製作:ピーター・デル・ヴェッコ、オスナット・シューラー
撮影:ロブ・ドレッセル、アドルフ・ルシンスキー
美術:ポール・フェリックス、ミンジュ・ヘレン・チェン、コーリー・ロフティス
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
編集:ファビアンヌ・ローリー、シャノン・スタイン
キャスト(声の出演)
ラーヤ:ケリー・マリー・トラン
シスー:オークワフィナ
ベンジャ:ダニエル・デイ・キム
ナマーリ:ジェンマ・チャン
ナマーリ(少女時代):ジョナ・シャオ
ブーン:アイザック・ワン
トング:ベネディクト・ウォン
ヴィラーナ:サンドラ・オー
ダン・フー:ルシル・スーン
ノイ:タライア・トラン
トゥクトゥク:アラン・テュディック

(参考文献:KINENOTE)


【ドーナツキング】

公式サイト
http://donutking-japan.com/
作品基本データ
原題:The Donut King
ジャンル:ドキュメンタリー
製作国:アメリカ
製作年:2020年
公開年月日:2021年11月12日
上映時間:98分
製作会社:Logan Industry,Scott Free Productions
配給:ツイン
カラー/サイズ:カラー/アメリカンビスタ(1:1.85)
スタッフ
監督:アリス・グー
脚本:アリス・グー、キャロル・マルトリ
製作総指揮:リドリー・スコット、フリーダ・リー・モック、アンドレス・ロシロ、ジュリアナ・レマス、ジョニー・ホワン
製作:ファラッド・アミド、トム・モラン、アリス・グー、ホセ・ヌニェス
音楽:ピーター・ローリドセン
音楽監修:リザ・リチャードソン、ダン・ウィルコックス
編集:キャロル・マルトリ
キャスト
テッド・ノイ
クリスティ
チェト・ノイ
サヴィ・ノイ
クリス・ノイ

(参考文献:KINENOTE)


【花椒の味】

公式サイト
https://fagara.musashino-k.jp/
作品基本データ
原題:花椒之味
英題:FAGARA
製作国:香港
製作年:2019年
公開年月日:2021年11月5日
上映時間:118分
製作会社:英皇影業有限公司、寰亞電影製作有限公司、大地時代文化傳播(北京)有限公司、北京拉近影業有限公司
配給:武蔵野エンタテインメント
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督・脚本:ヘイワード・マック
原作:エイミー・チャン
プロデューサー:アン・ホイ、ジュリア・チュー
撮影監督:イップ・シウケイ
撮影:ハリー・リー・チクヘイ
照明:チャン・ワイミン
録音:アンガス・マック・チオン
美術:チャン・シウホン
音楽:波多野裕介
編集:ヘイワード・マック、チョン・シウホン
キャスト
ハー・ユーシュー:サミー・チェン
オウヤン・ルージー:メーガン・ライ
シア・ルーグオ:リー・シャオフォン
ジャン・ヤーリン:リウ・ルイチー
リウ・ファン:ウー・イエンシュー
ハー・リョン:ケニー・ビー
チョイ・ホーサン:リッチー・レン
クォック・ティンヤン:アンディ・ラウ

(参考文献:KINENOTE)


【世界でいちばん幸せな食堂】

公式サイト
https://gaga.ne.jp/shiawaseshokudo/
作品基本データ
原題:Mestari Cheng
製作国:フィンランド、イギリス、中国
製作年:2019年
公開年月日:2021年2月19日
上映時間:114分
製作会社:Marianna Films, By Media, Han Ruanyan He
配給:ギャガ
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:ミカ・カウリスマキ
脚本:ハンヌ・オラヴィスト
潤色:ミカ・カウリスマキ、サミ・ケスキ・ヴァハラ
製作:ミカ・カウリスマキ、イアン・ブラウン、ユー・チュンイー
撮影:ヤリ・ムティカイネン
美術:マリア・ハルコネン
音楽:アンシ・ティカンマキ、エリヤス・ティカンマキ
音響効果:ヘイッキ・コシ、ピエツ・コルホネン
衣裳デザイン:アンナ・ビルプネン
メイクアップ:マルユト・サムリン
キャスト
シルカ:アンナ・マイヤ・トゥオッコ
チェン:チュー・パック・ホング
ニュニョ:ルーカス・スアン
ロンパイネン:カリ・ヴァーナネン
ヴィルプラ:ヴェサ・マッティ・ロイリ

(参考文献:KINENOTE)

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映画ウォッチャー 埼玉県出身。子供のころからSF映画が好きで、高校時代にキューブリックの「2001年宇宙の旅」を観たところ、モノリスに遭遇したサルの如く芸術映画に目覚め、国・ジャンルを問わない“雑食系映画ファン”となる。20~30代の一般に“青春”と呼ばれる貴重な時をTV・映画撮影現場の小道具係として捧げるが、「映画は見ているうちが天国、作るのは地獄」という現実を嫌というほど思い知らされ、食関連分野の月刊誌の編集者に転向。現在は各種出版物やITメディアを制作する会社で働きながら年間鑑賞本数1,000本以上という“映画中毒生活”を続ける“ダメ中年”である。第5回・第7回・第8回の計3回、キネマ旬報社主催の映画検定1級試験に合格。第5回・第6回の田辺・弁慶映画祭の映画検定審査員も務めた。