家族たちをつないでいく品々

[216]ごはん映画ベスト10 2019年 邦画編

年末の恒例企画、年間1000本近くの鑑賞本数を誇る私rightwideが、今年公開された映画の中から印象的な食べ物や飲み物が出てきた作品を厳選したベスト10を発表する。今回は邦画編である。

2019年1月1日~2018年12月31日に公開(公開予定)の邦画で、

  • 食べ物や飲み物の「おいしそう度」
  • 食べ物や飲み物の作品内容への関連性
  • 作品自体の完成度

の3点を加味して選定した。

●2019年度ごはん映画ベスト10〈邦画編〉

★=1.0点 ☆=0.5点
順位タイトルおいしそう度作品との関連性作品の完成度合計
1「最初の晩餐」の“家族をつなぐ料理”★★★★★★★★★★★★★★14.0
2「そらのレストラン」の「空と海と大地のミルフィーユ」★★★★★★★★★★★★★☆13.5
3「雪子さんの足音」の“サロン料理”★★★★★★★★★☆★★★☆13.0
4「おいしい家族」のおはぎ★★★★☆★★★★☆★★★☆12.5
5「ねことじいちゃん」の“レシピノート料理”★★★★★★★★★★★★12.0
6「カンパイ 日本酒に恋した女たち」の“おしゃれ日本酒”★★★☆★★★★★★★★11.5
7「長いお別れ」の“意識高い系”メニュー★★★★★★★★★★★11.0
8「火口のふたり」のイタリアンとポンジュース★★★☆★★★★★★★10.5
9「広告会社、男子寮のおかずくん 劇場版」のペスカトーレ★★★★★★★★★★10.0
10「初恋 お父さん、チビがいなくなりました」のミルクスタンド★★★★★★★★★☆9.5

第10位

「初恋 お父さん、チビがいなくなりました」のミルクスタンド

「初恋 お父さん、チビがいなくなりました」は、西炯子の漫画「お父さん、チビがいなくなりました」を原作とした小林聖太郎監督作品。3人の子供を育て2人で老後を暮らす有喜子(倍賞千恵子)と勝(藤竜也)の夫婦に突如勃発した離婚騒動をコミカルに描いている。

 可愛がっていた猫のチビがいなくなっても無関心な夫に、常日頃の亭主関白ぶりに募らせていた妻の不満が爆発するという構図なのだが、夫婦それぞれの本心を示すエピソードとして、若い頃に2人が客と売り子として出会ったミルクスタンドのシーンがある。都心ではいまや秋葉原と御徒町の2店舗まで減少したミルクスタンドは、高度成長期のモーレツサラリーマンの朝の胃袋を支えたエキナカの“超ファストフード”店であった。そこで毎朝決まった時間の男女の刹那の出会いに、恋のさやあてを演じるライバルの売り子の出現等、原作のタイトルに「初恋」を付けた意図がうかがえる。

公式サイト:http://chibi-movie.com/

第9位

「広告会社、男子寮のおかずくん 劇場版」のペスカトーレ

「広告会社、男子寮のおかずくん 劇場版」は、オトクニの漫画を原作としたテレビドラマの劇場版。

 江の島グルメのタウン誌制作の仕事を任された広告会社の若手営業マン・西尾和・通称おかずくん(黒羽麻璃央)が、同僚の東良(崎山つばさ)に紹介されたイタリアンレストラン「ウンピアット・フェリーチェ」の絶品ペスカトーレをタウン誌に掲載しようと奮闘する姿を描いている。

 料理の質を守るために掲載を断る父と、母を亡くすまでは規模拡大に意欲的だった父に元気を取り戻して欲しいと願う娘の板挟みになったおかずくんの決断が見どころ。おかずくんと東良、クリエイティブ課の北(小林且弥)、経理課の南郷(大山真志)の4人で毎週金曜日に晩ごはんを持ち寄る“ハナキン持ち寄りごはん会”がテレビドラマでのお約束で、劇場版でも2回登場する。

公式サイト:http://www.tvk-yokohama.com/okazukun/

第8位

「火口のふたり」のイタリアンとポンジュース

「火口のふたり」は、白石一文の小説を原作とした荒井晴彦脚本・監督作品。

 10日後に自衛官との結婚式を控えた直子(瀧内公美)と式に出席するため数年ぶりに故郷・秋田に帰省した元恋人で従兄の賢治(柄本佑)が再会。アルバムにあった富士山の火口に吸い込まれていくような2人の写真を見たことがきっかけで焼けぼっくいに火が点き、直子の婚約者が戻るまでの5日間、抗いがたい欲望に身を委ねていく官能劇である。

 この間、賢治はアクアパッツァとペペロンチーノを作るという意外な料理の腕前を披露する。食事の時はポンジュースという暗黙の了解が幼なじみの親戚という関係性を示している。やがて、つかの間の情事は終わりを告げ、それぞれの生活に戻る2人だったが、賢治に届いたのは直子が結婚式を延期するという知らせ。しかし、その理由は彼の想像をはるかに超えるもので、本作のサプライズになっている。

公式サイト:http://kakounofutari-movie.jp/

第7位

「長いお別れ」の“意識高い系”メニュー

「長いお別れ」は、中島京子の小説を原作とした中野量太監督作品。認知症を発症し、ゆっくりとしかし確実に記憶を失っていく父・昇平(山﨑努)を見守る母・曜子(松原智恵子)、長女・麻里(竹内結子)、次女・芙美(蒼井優)の、2007年から震災を挟んで2013年までの7年間を描いている。

 料理に関しては“意識高い系”の芙美だが、彼氏のための朝食のだし巻き卵、スーパーのそうざいで提案したレーズン入りポテトサラダはいずれも受けがイマイチ。思い切って軽ワゴン車でカレーの移動販売を始めるが、メニューが大根とナスとオクラのオーガニックカレーとささみとほうれん草と卵のヘルシーグリーンカレーで、トッピングはパプリカの自家製ピクルスかカリカリフライドオニオンか燻製したパルミジャーノチーズのどれにしますか? と聞かれたら引かれるのは当たり前であった。

 自己嫌悪に陥る芙美が、徘徊していた昇平にワゴン車を「立派だ」とほめられ、お客まで呼び込んでもらって救われるシーンは、劇中の一服の清涼剤である。

公式サイト:http://nagaiowakare.asmik-ace.co.jp/

第6位

「カンパイ 日本酒に恋した女たち」の“おしゃれ日本酒”

「カンパイ 日本酒に恋した女たち」は、「カンパイ 世界が恋する日本酒」(2016、本連載第131回参照)の小西未来による日本酒ドキュメンタリーの2作目。今回はかつて女人禁制と言われた日本酒の世界で活躍する3人の女性に焦点を当てている。

 東京でのOL生活を経て広島に百年以上続く酒蔵・今田酒造を継いで女性杜氏の先駆的存在となった今田美穂。前作に登場したジョン・ゴントナーに学び、日本酒の魅力をさまざまな形で発信するニュージーランド出身のレベッカ・ウィルソンライ。東京・恵比寿の日本酒バー「GEM by moto」をはじめさまざまな場所で経験と知見に基づいた大胆なフードペアリングを提案する日本酒アドバイザー・千葉麻里絵——この3人に共通するのは、これまでの日本酒の世界にはなかった女性ならではの“センス”だ。

 日本酒好きの裾野を広げブームを一過性で終わらせないためには、このような女性たちの力が必要であると感じた。

公式サイト:http://kampaimovie.com/

第5位

「ねことじいちゃん」の“レシピノート料理”

「ねことじいちゃん」は、ねこまきの漫画を原作に、ドキュメンタリー「岩合光昭の世界ネコ歩き」等で知られる動物写真家・岩合光昭が初監督した作品。

 過疎化と高齢化が進み、老人とネコばかりが目立つ三河湾の離島、佐久島で愛猫のタマと暮らす70歳の寡夫・大吉(立川志の輔)の日常を描いている。亡き妻・よしえ(田中裕子)が作っていたスズメダイのちらし寿司の味を再現できないでいた大吉が、島に古民家カフェを開くため都会から移住してきた若い女性・美智子(柴咲コウ)のアドバイスとタマの“ファインプレー”でよしえのレシピノートを探し出し、えんどう豆の豆ごはんの味を再現するばかりか、美智子や周囲の人々の協力で真鯛のカルパッチョ等、ちょっとハイカラなレシピを新たに書き加えていくのが楽しい。

 名フードスタイリストの飯島奈美が「ぼやけた味」と大吉が形容するゆるい感じの料理をうまく視覚的に表現している。

公式サイト:http://nekojii-movie.com/

第4位

「おいしい家族」のおはぎ

「おいしい家族」は、ふくだももこ監督が2016年に撮った30分の短編「父の結婚」を、舞台を離島に移し人物設定を一部変更して95分の長編にセルフリメイクした作品。母の三回忌で東京から帰郷した橙花(松本穂香)の前に現れたのは、母の服を着た父・青治(板尾創路)だった。女子高生の娘・ダリア(モトーラ世理奈)がいる中年男・和生(浜野謙太)と結婚するという青治に橙花が戸惑うというコメディドラマである。

 橙花の帰郷を祝うすき焼き、青治が和生とダリアのために作る妻譲りの弁当、三回忌の席でのちらし寿司とそうめん等、タイトルに違わずさまざまな食べ物が登場する。

 最も印象的なのが台所で橙花と青治が一緒に作るおはぎで、橙花が父の気持ちを理解するきっかけとなっている。

公式サイト:https://oishii-movie.jp/

第3位

「雪子さんの足音」の“サロン料理”

「雪子さんの足音」は、木村紅美の小説を原作とした浜野佐知監督作品。大学時代に下宿していた「月光荘」の女主人・雪子(吉行和子)が孤独死したことを新聞記事で知った薫(寛一郎)が過去を回想する形式で、月光荘で薫が雪子と間借人のテレフォンオペレーター小野田(菜葉菜)の2人の女性から受けた過剰な好意と親切による真綿で首を絞めるような恐怖を描いている。

 薫は毎夜サロンと呼ばれる広間に招かれごちそうとポチ袋のおこづかいの歓待を受けるのだが、そのごちそうが一人では食べきれないほどのボリュームで圧倒される。

 これらの料理はロケ地となった静岡にある調理製菓専門学校の鈴木学園静岡校のゼミ生たちがチームで担当したとのことで、フードコーディネーター付きの作品並みの料理クオリティを提供している。

公式サイト:https://yukikosan-movie.com/

第2位

「そらのレストラン」の「空と海と大地のミルフィーユ」

「そらのレストラン」は、道南・せたな町に実在する農家ユニット「やまの会」をモデルにした、「しあわせのパン」(2012)、「ぶどうのなみだ」(2014、本連載第85回参照)に続く大泉洋主演の北海道映画シリーズの3作目。海の見える牧場で酪農とチーズ工房を営む亘理(大泉)と、不耕起の野菜づくりや有機のコメづくりに取り組む仲間たちが、美味しい食材を探しに来た札幌の有名シェフと知り合ったのをきっかけに、自分たちが作った食材を持ち寄って一日だけの青空レストランを開くまでを描いている。

 そのクライマックスの青空レストランのシーンで出される「空と海と大地のミルフィーユ」は、仲間たちの想いや亘理の亡き師への想いが詰まった集大成的な一品で、見栄えもGOODである。

公式サイト:https://sorares-movie.jp/

第1位

「最初の晩餐」の家族をつなぐ料理

「最初の晩餐」より。盲腸で入院したアキコに代わって日登志が子供たちのために初めて作った目玉焼き。ハムと間違えてスライスチーズを敷いている。
「最初の晩餐」より。盲腸で入院したアキコに代わって日登志が子供たちのために初めて作った目玉焼き。ハムと間違えてスライスチーズを敷いている。

「最初の晩餐」は、東京でカメラマンとして働く麟太郎(染谷将太)と姉・美也子(戸田恵梨香)の父・日登志(永瀬正敏)が死に、通夜の準備が進むなか、母・アキコ(斉藤由貴)は通夜ぶるまいの仕出し弁当をキャンセルし、日登志の遺志として家族の思い出の料理を一品ずつ出していく。

 日登志とアキコは再婚同士で麟太郎と美也子は日登志の連れ子、アキコにはシュン(窪塚洋介)という連れ子がいた。スライスチーズに乗った目玉焼き、合わせ味噌の味噌汁、庭の焚火で焼いた焼き芋、小骨のない焼き魚、しめじのピザ、シーチキン餃子、夜鳴きそば、食べるラー油のすき焼き、そのそれぞれが2つの家族をひとつにつなぐ役割を果たすものだ。

 ドキュメンタリーやCM、MV等多方面に活躍していた常盤司郎監督が、構想7年のオリジナル脚本で満を持しての長編デビューを飾っている。

公式サイト:http://saishonobansan.com/

おわりに

 おことわりとして、連載で紹介した「映画めんたいぴりり」(本連載第195回)、「家族のレシピ」(同第197回)、「こどもしょくどう」(同第199回)、「今日も嫌がらせ弁当」(同第205回)、「天気の子」(同第206回)は、多くの作品を紹介したいという考えから除外させていただいた。あくまでrightwideの独断で選んだベスト10であることをご承知おきいただきたい。

 また、是枝裕和監督の仏日合作映画「真実」は、分類としては外国映画に入るとのことなので、番外編の番外編として新年最初に取り上げることにする。

 では最後に rightwide的「2019年映画界5大ニュース」を。

  1. 鑑賞スタイルの多様化を促進する「ROMA ローマ」「アイリッシュマン」等、Netflixオリジナル映画の台頭
  2. 「新聞記者」 「主戦場」等のヒットによる“社会派映画”の復権
  3. 第4次アニメブームに冷水を浴びせかけた京都アニメーション放火事件
  4. 今泉力哉、上田慎一郎、二宮健等、自主製作映画出身監督の商業映画進出で進む日本映画界の世代交代
  5. 不祥事を起こした俳優の出演映画で分かれた対応と、助成金取り消し、映画祭の上映自粛等、表現の自由に関わる事象の多発

 このような状況の中、キュリナリーシネマ(ごはん映画)という視点でどのような表現ができるのか、そのあり方が問われていると思う。

 では皆さん、よいお年をお迎えください。また来年お会いしましょう。


【初恋 お父さん、チビがいなくなりました】

「初恋 お父さん、チビがいなくなりました」(2019)
公式サイト
http://chibi-movie.com/
作品基本データ
ジャンル:ラブロマンス / ヒューマン / ドラマ
製作国:日本
製作年:2019年
公開年月日:2019年5月10日
上映時間:105分
製作会社:クロックワークス、小学館、ワコー、中央映画貿易、ビデオプランニング
配給:クロックワークス
カラー/モノクロ:カラー
スタッフ
監督:小林聖太郎
脚本:本調有香
原作:西炯子「お父さん、チビがいなくなりました」(小学館フラワーコミックスα)
企画協力:彦坂知子、古川麻子、坂下奈麻
製作:藤本款、久保雅一、多井久晃、星野晃志、三木和史、吉田尚子
プロデューサー:深瀬和美、三木和史
撮影:清久素延
美術:禪洲幸久
装飾:高橋光
音楽:小六禮次郎
録音:小川武
音響効果:中村佳央
照明:浜田研一
編集:宮島竜治
衣装:浜井貴子、浜辺みさき
ヘアメイク:高橋亮
制作担当:福西良
助監督:小村孝裕
スクリプター:内田智美
アニマルコーディネーター:菊田秀逸、小林由美子
フードコーディネーター:はらゆうこ
キャスト
武井有喜子:倍賞千恵子
武井勝:藤竜也
菜穂子:市川実日子
笹原/ヨンギ:佐藤流司
山崎:小林且弥
若い時の有喜子:優希美青
若い時の勝:濱田和馬
若い時の志津子:吉川友
雅紀:小市慢太郎
祥子:西田尚美
鈴木志津子:星由里子

(参考文献:KINENOTE)


【広告会社、男子寮のおかずくん 劇場版】

「広告会社、男子寮のおかずくん 劇場版」(2019)
公式サイト
http://www.tvk-yokohama.com/okazukun/
作品基本データ
ジャンル:ドラマ
製作国:日本
製作年:2019年
公開年月日:2019年7月12日
上映時間:71分
製作会社:「広告会社、男子寮のおかずくん」製作委員会
配給:バップ
カラー/サイズ:カラー/ビスタ
スタッフ
監督:三原光尋
脚本:金杉弘子
原作:オトクニ(クロフネコミックス・リブレ)
音楽:MOKU
フードコーディネーター:高城順子
キャスト
西尾和:黒羽麻璃央
東良啓介:崎山つばさ
北一平:小林且弥
南郷正:大山真志
中野美夏:逢沢りな
中野友和:田中要次
合田課長:金剛地武志
吉田さやか:橋本美和
荒木一郎:久野雅弘
岡本さゆ:南山あずさ
鈴木雅人:KOHEI
多部チカ:金澤美穂

(参考文献:KINENOTE)


【火口のふたり】

「火口のふたり」(2019)
公式サイト
http://kakounofutari-movie.jp/
作品基本データ
ジャンル:ラブロマンス / エロス / ドラマ
製作国:日本
製作年:2019年
公開年月日:2019年8月23日
上映時間:115分
製作会社:「火口のふたり」製作委員会
配給:ファントム・フィルム
カラー/モノクロ:カラー/
スタッフ
監督・脚本:荒井晴彦
原作:白石一文「火口のふたり」(河出文庫)
エグゼクティブプロデューサー:岡本東郎、森重晃
企画:寺脇研
製作:瀬井哲也、小西啓介、梅川治男
プロデューサー:田辺隆史、行実良
制作担当:東克治
撮影:川上皓市
装飾:髙桑道明
絵:蜷川みほ
音楽:下田逸郎
録音:深田晃
音響効果:齋藤昌利
照明:川井稔、渡辺昌
編集:洲﨑千恵子
衣装:小川久美子
美粧:永江三千子
助監督:竹田正明
写真:野村佐紀子
タイトル:町口覚
キャスト
永原賢治:柄本佑
佐藤直子:瀧内公美
賢治の父(電話の声):柄本明

(参考文献:KINENOTE)


【長いお別れ】

「長いお別れ」(2018)
公式サイト
http://nagaiowakare.asmik-ace.co.jp/
作品基本データ
ジャンル:ラブロマンス / コメディ / ドラマ
製作国:日本
製作年:2018年
公開年月日:2018年5月11日
上映時間:114分
製作会社:「ラブ×ドック」製作委員会
配給:アスミック・エース
カラー/モノクロ:カラー
スタッフ
監督:中野量太
脚本:中野量太、大野敏哉
原作:中島京子「長いお別れ」(文春文庫)
エグゼクティブプロデューサー:豊島雅郎、福田一平
製作:佐野真之、和田佳恵、吉田尚子、宮崎伸夫、中村家久、吉野達也、片山俊之、吉田直人、松本篤信、中部嘉人
プロデューサー:原尭志、井手陽子
共同プロデューサー:青山麻実
撮影:月永雄太
美術:丸尾知行
装飾:吉村昌悟
音楽:渡邊崇
音楽プロデューサー:水田大介
録音:矢野正人
音響効果:伊藤瑞樹
照明:谷本幸治
衣裳:小林身知子
ヘアメイク:橋本申二
キャスティングプロデューサー:坪井あすみ
アソシエイトプロデューサー:小西順子
ライン・プロデューサー:山本礼二
制作担当:道上巧矢
助監督:藤江儀全
フードコーディネーター:小森真梨子
キャスト
東芙美:蒼井優
今村麻里:竹内結子
東曜子:松原智恵子
東昇平:山崎努
今村新:北村有起哉
磐田道彦:中村倫也
今村崇:杉田雷麟
今村崇:蒲田優惟人
大畑雄吾:松澤匠
小西未央:清水くるみ
磐田春子:倉野章子
萩原:不破万作
東康介:おかやまはじめ
恩田:池谷のぶえ
遊園地の係員:藤原季節
医師:小市慢太郎

(参考文献:KINENOTE)


【カンパイ 日本酒に恋した女たち】

「カンパイ 日本酒に恋した女たち」(2019)
公式サイト
http://kampaimovie.com/
作品基本データ
ジャンル:ドキュメンタリー / ヒューマン
製作国:日本
製作年:2019年
公開年月日:2019年4月27日
上映時間:96分
製作会社:KAMPAI!製作委員会
配給:シンカ
カラー/サイズ:カラー/ビスタ(1:1.78)
スタッフ
監督・編集:小西未来
エグゼクティブプロデューサー:駒井尚文、スージュン、毛山薫、有賀祥一
プロデューサー:柳本千晶、小西未来
共同プロデューサー:藤塚信二、藤塚渉
撮影:猪本雅三、小西未来
音楽:スティーブン・ヴィーンス
録音・整音:伊藤裕規
キャスト
千葉麻里絵
今田美穂
レベッカ・ウィルソンライ
久慈浩介
ジョン・ゴントナー
神吉佳奈子
木村康司
生江史伸
リッチー・ホウティン

(参考文献:KINENOTE)


【ねことじいちゃん】

「ねことじいちゃん」(2018)
公式サイト
http://nekojii-movie.com/
作品基本データ
ジャンル:ヒューマン / ドラマ
製作国:日本
製作年:2018年
公開年月日:2019年2月22日
上映時間:103分
製作会社:「ねことじいちゃん」製作委員会
配給:クロックワークス
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:岩合光昭
脚本:坪田文
原作:ねこまき「ねことじいちゃん」(KADOKAWA)
エグゼクティブプロデューサー:藤本款
企画:野副亮子
プロデューサー:深瀬和美、永井拓郎、中島裕作
制作担当:永原将和
撮影:石垣求
美術:新田隆之
装飾:湯澤幸夫
音楽:安川午朗
録音:山口満大
音響効果:勝亦さくら
照明:加藤義明
編集:加藤ひとみ
スタイリスト:馬場恭子
ヘアメイク:酒井啓介、長島由香
助監督:松本壇
VFX プロデューサー:大澤宏二郎
アニマルコーディネーター:菊田秀逸
フードスタイリスト:飯島奈美
キャスト
立川志の輔:大吉
柴咲コウ:美智子
柄本佑:若村健太郎
銀粉蝶:サチ
山中崇:剛
葉山奨之:内村聡
田根楽子:たみこ
小林トシ江:トメ
片山友希:あすみ
立石ケン:幸生
田中裕子:よしえ
小林薫:巌

(参考文献:KINENOTE)


【おいしい家族】

「おいしい家族」(2019)
公式サイト
https://oishii-movie.jp/
作品基本データ
ジャンル:ヒューマン / ドラマ
製作国:日本
製作年:2019年
公開年月日:2019年9月20日
上映時間:95分
製作会社:日活、ハピネット
配給:日活
カラー/サイズ:カラー/アメリカンビスタ(1:1.85)
スタッフ
監督・脚本:ふくだももこ
エグゼクティブプロデューサー:福家康孝、金井隆治
製作:新井重人、松井智
プロデューサー:谷戸豊、清家優輝
撮影:高橋草太
美術:大原清孝
音楽:本多俊之
音楽プロデューサー:岡田こずえ
録音:原川慎平
音響効果:井上奈津子
照明:山本浩資
編集:宮島竜治
衣裳:江森明日佳
ヘアメイク:佐藤美和
アソシエイトプロデューサー:山野邊雅祥
制作担当:竹田和史
助監督:古畑耕平
VFX:野間実
宣伝プロデューサー:滝口彩香
キャスト
橙花:松本穂香
和生:浜野謙太
青治:板尾創路
翠:笠松将
ダリア:モトーラ世理奈
瀧:三河悠冴
エビオ:栁俊太郎
すみれ:金澤ちゆき
サムザナ:イシャーニ
友川時也:榊原徹士
夏野修:三浦英
有岡蘭子:島洋子
コスメショップの客:尾藤亜衣
美容部員:矢崎初音
美容部員:松本さえ子
レストランの店員:長友郁真
ダリアの友人:佐藤里佳

(参考文献:KINENOTE)


【雪子さんの足音】

公式サイト
https://yukikosan-movie.com/
作品基本データ
ジャンル:ドラマ
製作国:日本
製作年:2019年
公開年月日:2019年5月18日
上映時間:112分
製作・配給:旦々舎
カラー/モノクロ:カラー
スタッフ
監督:浜野佐知
脚本:山﨑邦紀
原作:木村紅美「雪子さんの足音」(講談社)
制作:森満康己
撮影:小山田勝治
美術:山崎輝
音楽:吉岡しげ美
録音:藤林繁
照明:守利賢一
編集:金子尚樹
衣裳:青木茂
ヘアメイク:清水惇子
助監督:湯本信一
CG:川村翔太
キャスト
川島雪子:吉行和子
小野田香織:菜葉菜
湯佐薫:寛一郎
高梨秋江:大方斐紗子
川島良雄:野村万蔵
市岡誠:宝井誠明
良雄の悪い友達:佐藤浩市
湯佐節子:山崎ハコ
智子:石崎なつみ
理江:村上由規乃
拓二:木口健太
20年後の月光荘の住人:結城貴史
小野田の父親:贈人
郵便局員:辛島菜摘

(参考文献:KINENOTE)


【そらのレストラン】

「そらのレストラン」(2018)
公式サイト
https://sorares-movie.jp/
作品基本データ
ジャンル:ヒューマン / ドラマ
製作国:日本
製作年:2018年
公開年月日:2019年1月25日
上映時間:126分
あd
配給:東京テアトル
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:深川栄洋
脚本:深川栄洋、土城温美
プロデュース:森谷雄
企画・製作:伊藤亜由美
音楽:平井真美子
フードアドバイザー:塚田宏幸
キャスト
設楽亘理:大泉洋
設楽こと絵:本上まなみ
神戸陽太郎:岡田将生
石村甲介:マキタスポーツ
富永芳樹:高橋努
野添隆史:石崎ひゅーい
朝田一行:眞島秀和
石村美智:安藤玉恵
設楽潮莉:庄野凛
猪熊:鈴井貴之
大谷佐弥子:風吹ジュン
大谷雄二:小日向文世

(参考文献:KINENOTE)


【最初の晩餐】

公式サイト
http://saishonobansan.com/
作品基本データ
ジャンル:ヒューマン / ドラマ
製作国:日本
製作年:2019年
公開年月日:2019年11月1日
上映時間:127分
製作会社:「最初の晩餐」製作委員会 (製作プロダクション:アットムービー)
配給:KADOKAWA
カラー/サイズ:カラー/アメリカンビスタ(1:1.85)
スタッフ
監督・脚本:常盤司郎
企画:杉山麻衣
共同企画:中川美音子
プロデューサー:杉山麻衣、森谷雄、鈴木剛
撮影:山本英夫
美術:清水剛
装飾:澤下和好
小道具:尹恵嫄
音楽:山下宏明
音楽プロデューサー:鮫島充
録音:小宮元
整音:横田智昭
照明:小野晃
編集:常盤司郎
衣装:宮本茉莉
ヘアメイク:橋本申二
制作担当:金子堅太郎
助監督:丸谷ちひろ
VFX:本田貴雄
フードコーディネーター:赤堀博美
山岳コーディネーター:大森義昭
キャスト
東麟太郎:染谷将太
北島(東) 美也子:戸田恵梨香
東シュン:窪塚洋介
東アキコ:斉藤由貴
東日登志:永瀬正敏
東美也子(少女時代):森七菜
東シュン(青年時代):楽駆
東麟太郎(少年時代):牧純矢
東麟太郎(少年時代):外川燎
東盛一:池田成志
木村善男:菅原大吉
北島康介:カトウシンスケ
小畑理恵:玄理
井住:山本浩司
小野寺法正拓二:小野塚勇人
拓二:奥野瑛太
床屋のおじさん:諏訪太朗

(参考文献:KINENOTE)

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映画ウォッチャー 埼玉県出身。子供のころからSF映画が好きで、高校時代にキューブリックの「2001年宇宙の旅」を観たところ、モノリスに遭遇したサルの如く芸術映画に目覚め、国・ジャンルを問わない“雑食系映画ファン”となる。20~30代の一般に“青春”と呼ばれる貴重な時をTV・映画撮影現場の小道具係として捧げるが、「映画は見ているうちが天国、作るのは地獄」という現実を嫌というほど思い知らされ、食関連分野の月刊誌の編集者に転向。現在は各種出版物やITメディアを制作する会社で働きながら年間鑑賞本数1,000本以上という“映画中毒生活”を続ける“ダメ中年”である。第5回・第7回・第8回の計3回、キネマ旬報社主催の映画検定1級試験に合格。第5回・第6回の田辺・弁慶映画祭の映画検定審査員も務めた。