容器の名はオイスターペイル

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個人的にずっと気になっていた、アメリカ映画に登場するあの“四角い紙箱”に入っている食べ物は何なのか、確かめてみたい。

“四角い紙箱”の正体

 それを初めて目にしたのは、「ゴッドファーザー」(1972、本連載第31回参照)であった。マイケル(アル・パチーノ)が、父でニューヨークのイタリア系マフィアのドン、ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の狙撃に関与したソロッツォ(アルフレッド・レッティエリ)とマクラスキー警部(スターリング・ヘイドン)との交渉のためイタリアンレストラン向かう直前のシーンである。マイケルの兄ソニー(ジェームズ・カーン)やトム・ヘイゲン(ロバート・デュバル)、サルバトーレ・テッシオ(エイブ・ヴィゴダ)らファミリーの幹部たちが囲むテーブルにはいくつもの四角い紙箱が並んでいる。そのうちの何かをスプーンですくってコーラで流し込むように食べているのだが、箱の中の料理が何であるのかはわからなかった。

 1973年製作の「ダーティーハリー2」では、他のマフィアと抗争を繰り広げていたバランシオ(トニー・ジョージオ)一味が、ハリー・キャラハン刑事(クリント・イーストウッド)らサンフランシスコ市警との銃撃戦の直前に、事務所で四角い紙箱の何かを食べていた。このとき一味は箸を使っていて、箱の中身が中華風の焼きそば(炒麺)だとはっきり確認できた。

アメリカ流ファストフード中華のテイクアウトやデリバリーに使われている板紙製の容器オイスターペイル(oyster pail)。
アメリカ流ファストフード中華のテイクアウトやデリバリーに使われている板紙製の容器オイスターペイル(oyster pail)。

 この箱は、アメリカ流ファストフード中華のテイクアウトやデリバリーに使われている板紙製の容器だった。今でこそ、アメリカ人ならこの箱を見ただけで中身が中華料理だとピンと来るようだが、調べてみるとこの箱はオイスターペイル(oyster pail)と呼ばれていることがわかった。もともとは貝のカキを入れるために作られた箱だったということだ。

 19世紀半ば、ゴールドラッシュが起こった西海岸のカリフォルニア州を中心に、アメリカへの中国系移民は広く行われた。彼らはサンフランシスコ等の大都市にチャイナタウンを形成し、自分たちが食べていた料理をアメリカ人の舌にも合うようにローカライズしていき、アメリカ流の中華料理が生まれることとなった。

 このアメリカ流中華料理は、今日ではハンバーガーやピザと同じようにテイクアウトやデリバリーに対応したファストフードの1ジャンルとしても確立している。

アメリカ人の生活に定着したファストフード中華

 ファストフード中華(以後、FF中華)の四角い紙箱オイスターペイルは、他にも多くのアメリカ映画のさまざまなシーンに登場している。

 1979年のウディ・アレン監督・主演作品「マンハッタン」や、2004年のミシェル・ゴンドリー監督作品「エターナル・サンシャイン」には、恋人同士が自宅でFF中華を食べるシーンがある。ここでのFF中華は親密な関係にある人たちが一緒に食べる、気を使わない料理として描かれている。

 1979年のノーマン・ジュイソン監督作品「ジャスティス」には、主人公の弁護士アーサー(アル・パチーノ)が、査問委員会で知り合った女性弁護士のゲイル(クリスティン・ラーティー)と、FF中華のテイクアウトを抱えて自分の部屋に帰ってくるシーンがある。春巻と炒麺を皿に移してフォークやスプーンを使って食べるのは奇妙に映ったが、FF中華が2人の距離を縮める役目を果たしていた。

 逆に「トゥー・ウィークス・ノーティス」(2002)では、有能な弁護士だが恋人がいない女性ルーシー(サンドラ・ブロック)が一人自宅で食べるFF中華に“おひとりさま”的な孤独が表れていた。

 1984年の「ゴーストバスターズ」では、FF中華の価格についての言及がある。大学をクビになったピーター(ビル・マーレイ)、レイモンド(ダン・エイクロイド)、イーガン(ハロルド・レイミス)の3教授は、ディナ(シガニー・ウィーバー)から依頼を受けた“ゴーストバスターズ”としての初仕事を祝ってFF中華とビールで乾杯するが、それだけで経費を使い果たしてしまう。「ゆっくり食え」というピーターらの金銭感覚からすると、FF中華は決して安い食事ではないようだ。

 フレデリック・フォーサイス原作「ジャッカルの日」(1973)のリメイクである「ジャッカル」(1997)では、ブルース・ウィリス演じる4つの変装を常に持ち歩く神出鬼没の殺し屋ジャッカルが、暗殺計画実行のため身を寄せたワシントンD.C.のダグラス(スティーブン・スピネラ)の家でFF中華を食べている。

 帰宅してきたダグラスにジャッカルが「韓国料理は好きか?」と聞くのはクールな殺し屋にしては珍しい、“アジア圏の国は皆一緒くた”という西洋人感覚を示すような間違いだが、テレビのニュースでジャッカルの変装写真が映し出されると、ジャッカルは何のためらいもなくダグラスを射殺し、そのままFF中華を食べ続ける。FF中華という日常と、殺人という非日常が交錯する、ちょっと怖いシーンであった。

 刑事ものの張り込みメシとしても、FF中華はよく使わわれる。1998年のジャッキー・チェンのハリウッド進出作「ラッシュアワー」には、チャイニーズマフィアによる在ロサンゼルス中国領事の娘の誘拐事件の捜査のため香港からロスにやって来たリー警部(チェン)が、ロス市警のカーター刑事(クリス・タッカー)とコンビを組んで、チャイナタウンのマフィアが経営するレストランを張り込みながら、屋台で買ったFF中華を食べるシーンがある。中身は何かと尋ねるカーターに、リーは「ウナギとラクダのこぶ」と答える。ウナギはともかく、ラクダのこぶは中華食材にあるにはあるが、この場合は中華料理の脂っこさをたとえたリーのジョークだろう。

 2000年製作のSFコメディ「ゾルタン★星人」には「CHINESE FOOOOOD」なるFF中華のドライブスルーが登場。メニュー板の前に例のオイスターペイルをかたどったインターホンがある。それに向かって主人公のジェシー(アシュトン・カッチャー)はガーリックチキン3つとライス、ワンタンスープとフォーチュンクッキーを注文するのだが、インターホンからは「それから?」と次の注文を促す声しか返って来ない。しまいにはキレたジェシーがインターホンを破壊してそのまま帰ってしまう。

 このようにアメリカ映画の小道具として当たり前に出てくるものだから、FF中華は他のファストフードと同様に、アメリカ人の食生活にすっかり定着していると言っても過言ではないだろう。

「ミッドナイト・サン タイヨウのうた」のFF中華

 現在公開中の「ミッドナイト・サン タイヨウのうた」でもFF中華が重要な役割を果たしている。本作は2006年の小泉徳弘監督作品「タイヨウのうた」の舞台を横浜からシアトル近郊に移したハリウッド・リメイクである。

 17歳の少女ケイティ(ベラ・ソーン)は、XP(色素性乾皮症)という病気のために日光の下で活動できず、子供の頃から父ジャック(ロブ・リグル)と唯一の親友モーガン(クイン・シェパード)に守られてずっと家の中で過ごしてきた。そのケイティが10年前、窓越しに姿を見かけて以来ずっと憧れてきたチャーリー(パトリック・シュワルツネッガー。アーノルド・シュワルツネッガーの息子)と偶然出会い、残り少ない人生を懸命に生きていく姿を描いている。

 幼い頃に母と死別したケイティと父ジャックにとって、デリバリーの中華は父娘団らんの必須アイテムであり、「中華でも取る?」が合言葉のようになっている。モーガンの協力で父に内緒でチャーリーと初デートに出かけるときも、ジャックの中華の誘いを断っている。その初デートのシアトル行きの列車の中で、チャーリーが取り出すのがオイスターペイル。向かい合わせの座席でFF中華を食べながら談笑するシーンは恋の進展を感じさせる。

 ケイティの病状が悪化し家にこもりきりになってからは、デリバリーの中華が唯一の憩いのようになっていく。そんなある日、デリバリーの配達員を装ったチャーリーが現れて……といった具合に、要所要所でFF中華が効果的に使われている。

日本では食べられる?

 アメリカのFF中華でチェーン展開している代表格の一つが「パンダエクスプレス」。1990年代に一度上陸したが撤退。しかし2016年に再上陸(今回の日本での展開は別企業)し、現在、ラゾーナ川崎プラザと三井アウトレットパーク木更津に店舗がある。

 とは言え、日本には外食・中食・内食と長い年月をかけてどっしりと根を下ろしてきた日本風中華料理の強固な地盤がある。そこに入り込む余地があるのかが問われるところだが、アメリカ映画のFF中華に憧れてきたいちファンとしては健闘を祈りたい。たとえば、オレンジチキンをはじめ、本場中国にはないアメリカナイズされた中華メニューはチェックしておきたい。

参考:
パンダエクスプレス(日本)
https://www.pandaexpress.jp/

【ゴッドファーザー】

「ゴッドファーザー」(1972)
作品基本データ
原題:The Godfather
製作国:アメリカ
製作年:1972年
公開年月日:1972/07月15日
上映時間:177分
製作会社:パラマウント作品
配給:パラマウント=CIC
カラー/サイズ:カラー/スタンダード(1:1.37)
スタッフ
監督・脚本:フランシス・フォード・コッポラ
原作・脚本:マリオ・プーゾ
製作:アルバート・S・ラディ
撮影:ゴードン・ウィリス
音楽:ニーノ・ロータ
キャスト
“ドン”ヴィトー・コルレオーネ:マーロン・ブランド
マイケル・コルレオーネ:アル・パチーノ
ソニー・コルレオーネ:ジェームズ・カーン
フレド・コルレオーネ:ジョン・カザール
トム・ヘイゲン:ロバート・デュヴァル
ケイ・アダムス:ダイアン・キートン
コニー・コルレオーネ:タリア・シャイア
ピーター・クレメンザ:リチャード・カステラーノ
マクラスキー警部:スターリング・ヘイドン
ジョニー・フォンテーン:アル・マルティーノ
ジャック・ウォルツ:ジョン・マーレイ
ドン・エミリオ・バルジーニ:リチャード・コンテ
ソロッツォ:アルフレッド・レッティエリ
サルバトーレ・テッシオ:エイブ・ヴィゴダ
ジョン・マルティーノ:ポーリー・ガットー
ママ・コルレオーネ:モーガナ・キング

(参考文献:KINENOTE)


【ダーティーハリー2】

「ダーティーハリー2」(1973)
作品基本データ
原題:Magnum Force
製作国:アメリカ
製作年:1973年
公開年月日:1974年2月9日
上映時間:124分
製作会社:マルパソ・カンパニー作品
配給:ワーナー映画
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:テッド・ポスト
脚本:ジョン・ミリアス、マイケル・チミノ
原案:ジョン・ミリアス
製作:ロバート・デイリー
キャラクター創造:ハリー・ジュリアン・フィンク、リタ・M・フィンク
撮影:フランク・スタンレー
音楽:ラロ・シフリン
編集:フェリス・ウェブスター
キャスト
ハリー・キャラハン:クリント・イーストウッド
ニール・ブリッグス:ハル・ホルブルック
チャーリー・マッコイ:ミッチェル・ライアン
ジョン・デイヴィス:デイヴィッド・ソウル
アーリー・“アール”・スミス:フェルトン・ペリー
マイク・グライムズ:ロバート・ユーリック
レッド・アストラハン:キップ・ニーヴェン
フィル・スウィート:ティム・マティソン
キャロル・マッコイ:クリスティーヌ・ホワイト
カーマイン・リッカ:リチャード・デヴォン
フランク・パランシオ:トニー・ジョージオ

(参考文献:KINENOTE)


【マンハッタン】

「マンハッタン」(1979)
作品基本データ
原題:Manhattan
製作国:アメリカ
製作年:1979年
公開年月日:1980年2月23日
上映時間:96分
製作会社:チャールズ・H・ジョフィ/ジャック・ローリンズ・プロ作品
カラー/サイズ:モノクロ/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:ウディ・アレン
脚本:ウディ・アレン 、マーシャル・ブリックマン
製作総指揮:ロバート・グリーンハット
製作:チャールズ・H・ジョフィ、ジャック・ローリンズ
撮影:ゴードン・ウィリス
音楽:ジョージ・ガーシュウィン
編集:スーザン・E・モース
衣装デザイン:アルバート・ウォルスキー
キャスト
アイザック:ウディ・アレン
メリー:ダイアン・キートン
エール:マイケル・マーフィー
トレーシー:マリエル・ヘミングウェイ
ジル:メリル・ストリープ

(参考文献:KINENOTE)


【エターナル・サンシャイン】

「エターナル・サンシャイン」(2004)
作品基本データ
原題:Eternal Sunshine of the Spotless Mind
製作国:アメリカ
製作年:2004年
公開年月日:2005年3月19日
上映時間:107分
製作会社:アノニマス・コンテント=ディス・イズ・ザット
配給:ギャガ
カラー/サイズ:カラー/アメリカンビスタ(1:1.85)
スタッフ
監督:ミシェル・ゴンドリー
脚本:チャーリー・カウフマン
原案:ミシェル・ゴンドリー 、チャーリー・カウフマン 、ピエール・ビスマス
エグゼクティブプロデューサー:デイヴィッド・ブッシェル、チャーリー・カウフマン、グレン・ウィリアムソン、ジョージス・ベルマン
製作:スティーヴ・ゴリン、アンソニー・ブレグマン
撮影:エレン・クルス
美術:ダン・リー
音楽:ジョン・ブライオン
編集:ヴァルディス・オスカードゥティル
衣装デザイン:メリッサ・トス
キャスト
ジョエル・バリッシュ:ジム・キャリー
クレメンタイン・クルシェンスキー:ケイト・ウィンスレット
メアリー:キルスティン・ダンスト
パトリック:イライジャ・ウッド
スタン:マーク・ラファロ
ハワード・ミュージワック博士:トム・ウィルキンソン

(参考文献:KINENOTE)


【トゥー・ウィークス・ノーティス】

「トゥー・ウィークス・ノーティス」(2002)
作品基本データ
原題:Two Weeks Notice
製作国:アメリカ
製作年:2002年
公開年月日:2003年5月24日
上映時間:101分
製作会社:キャッスルロック・エンタテインメント=NPVエンタテインメント
カラー/サイズ:カラー/アメリカンビスタ(1:1.85)
スタッフ
監督・脚本:マーク・ローレンス
製作総指揮:ブルース・バーマン、メアリー・マクラグレン
製作:サンドラ・ブロック
撮影:ラズロ・コヴァックス
音楽:ジョン・パウエル
キャスト
ルーシー・ケルソン:サンドラ・ブロック
ジョージ・ウェイド:ヒュー・グラント
ジューン・カーバー:アリシア・ウィット
ルース・ケルソン:ダナ・アイヴィ
ラリー・ケルソン:ロバート・クレイン

(参考文献:KINENOTE)


【ジャスティス】

「ジャスティス」(1979)
作品基本データ
原題:And Justice for all
製作国:アメリカ
製作年:1979年
公開年月日:1980年3月15日
上映時間:119分
製作会社:コロムビア・映画作品
配給:コロムビア映画
カラー/サイズ:カラー/スタンダード(1:1.37)
スタッフ
監督:ノーマン・ジュイソン
脚本:ヴァレリー・カーティン、バリー・レヴィンソン
製作総指揮:ジョー・ワイザン
製作:ノーマン・ジュイソン、パトリック・パーマー
撮影:ヴィクター・J・ケンパー
美術:リチャード・マクドナルド
音楽:デーヴ・グルーシン
編集:ジョン・F・バーネット
衣装デザイン:ルース・マイヤーズ
キャスト
アーサー・カークランド:アル・パチーノ
フランシス・レイフォード判事:ジャック・ウォーデン
ヘンリー・T・フレミング判事:ジョン・フォーサイス
サム・カークランド:リー・ストラスバーグ
ジェイ・ポーター:ジェフリー・タンバー
ゲイル・パッカー:クリスティン・ラーティ
アーニー(祖父の友人):サム・レヴィーン
ジェフ・マッカラー:トーマス・G・ウェイツ
ウォーレン・フレネル(アーサーの同僚):ラリー・ブリッグマン

(参考文献:KINENOTE)


【ゴーストバスターズ】

「ゴーストバスターズ」(1984)
作品基本データ
原題:GHOSTBUSTERS
製作国:アメリカ
製作年:1984年
公開年月日:1984年12月2日
上映時間:105分
製作会社:ブラック・ライノ/バーニー・ブリルスタイン・プロ作品
配給:コロムビア
カラー/サイズ:カラー/アメリカンビスタ(1:1.85)
スタッフ
監督:アイヴァン・ライトマン
脚本:ダン・エイクロイド、ハロルド・レイミス
製作総指揮:バーリン・ブリスタイン
製作:アイヴァン・ライトマン
撮影:ラズロ・コヴァックス
美術:ジョン・デ・キュア、ジョン・デ・キュア・ジュニア
音楽:エルマー・バーンスタイン
主題曲:レイ・パーカー・ジュニア
編集:シェルドン・カーン、デイヴィッド・ブリューイット
衣装デザイン:セオニ・V・アルドリッジ
特殊効果:リチャード・エドランド
キャスト
ピーター・ヴェンクマン博士:ビル・マーレイ
レイモンド・スタンツ博士:ダン・エイクロイド
イーガン・スペングラー博士:ハロルド・レイミス
ディナ・バレット:シガニー・ウィーヴァー
ルイス・タリー:リック・モラニス
ジャニーン・メルニッツ:アニー・ポッツ
ウォルター・ペック:ウィリアム・アザートン
ウィンストン・ゼドモア:アーニー・ハドソン

(参考文献:KINENOTE)


【ジャッカル】

「ジャッカル」(1997)
作品基本データ
原題:The Jackal
製作国:アメリカ
製作年:1997年
公開年月日:1998年6月20日
上映時間:125分
製作会社:アルファヴィル作品
配給:東宝東和(丸紅=東宝東和=ミューチュアル・フィルム・カンパニー=ユニバーサル映画提供)
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:マイケル・ケイトン・ジョーンズ
脚本・原案:チャック・ファーラー
エグゼクティブプロデューサー:テレンス・クレッグ、ハル・リーバーマン、ゲイリー・レヴィンソン、マーク・ゴードン
製作:ジェームズ・ジャックス、ショーン・ダニエル、マイケル・ケイトン・ジョーンズ、ケヴィン・ジャール
撮影:カール・ウォルター・リンデンローブ
美術:マイケル・ホワイト
音楽:カーター・バーウェル
編集:ジム・クラーク
衣装デザイン:アルバート・ウォルスキー
タイトル・デザイン:サイモン・テイラー
キャスト
ジャッカル:ブルース・ウィリス
デクラン・マルクィーン:リチャード・ギア
カーター・プレストン:シドニー・ポワチエ
ヴァレンチーナ・コスロヴァ:ダイアン・ヴェノーラ
イザベラ:マチルダ・メイ
ウィザースプーン:ジェイ・ケイ・シモンズ
ダグラス:スティーヴン・スピネラ
マクマーフィー:リチャード・ラインバック
大統領夫人:テス・ハーパー

(参考文献:KINENOTE)


【ラッシュアワー】

「ラッシュアワー」(1998)
作品基本データ
原題:Rush Hour
製作国:アメリカ
製作年:1998年
公開年月日:1999年1月23日
上映時間:97分
製作会社:ニューライン・シネマ作品
配給:ギャガ・コミュニケーションズ=ヒューマックス・ピクチャーズ
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:ブレット・ラトナー
脚本:ジム・カウフ、ロス・ラマンナ
エグゼクティブプロデューサー:ジェイ・スターン
製作:ロジャー・バーンバウム、アーサー・サルキシアン、ジョナサン・グリックマン
撮影:アダム・グリーンベルグ
美術:ロブ・ウィルソン・キング
音楽:ラロ・シフリン
編集:マーク・ヘルフリッチ
衣装デザイン:シャレン・デイヴィス
キャスト
リー警部:ジャッキー・チェン
カーター刑事:クリス・タッカー
ジョンソン:エリザベス・ペーニャ
グリフィン警視長/ジュンタオ:トム・ウィルキンソン
ディール警部:フィリップ・ベイカー・ホール
ラス捜査官:マーク・ロルソン
ホイットニー捜査官:レックス・リン
ハン総領事:チー・マ
サン:ケン・レウン
クライブ:クリス・ペン
スー・ヤン:ジュリア・ヒフース

(参考文献:KINENOTE)


【ゾルタン★星人】

「ゾルタン★星人」(2000)
作品基本データ
原題:Dude,Wheres My Car?
製作国:アメリカ
製作年:2000年
公開年月日:劇場未公開
上映時間:83分
配給:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
カラー/サイズ:カラー/ビスタ
スタッフ
監督:ダニー・レイナー
脚本:フィリップ・スターク
製作:ウェイン・ライス、ギル・ネッター
キャスト
ジェシー:アシュトン・カッチャー
チェスター:ショーン・W・スコット
ワンダ:ジェニファー・ガーナー
ウィルマ:マーラ・ソロコフ

(参考文献:KINENOTE)


【ミッドナイト・サン タイヨウのうた】

公式サイト
http://midnightsun-movie.jp/
作品基本データ
原題:MIDNIGHT SUN
製作国:アメリカ
製作年:2018年
公開年月日:2018年5月11日
上映時間:92分
製作会社:ニューライン・シネマ作品
配給:パルコ(提供:パルコ=松竹=VAP)
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:スコット・スピアー
脚本:エリック・カーステン
オリジナル脚本:坂東賢治:(「タイヨウのうた」(2006))
製作総指揮:スコット・スピアー、ジェームズ・ミガーフ、アラン・オウ、ヒロキ・シロタ、デビット・ボイス
製作:ジャン・ガティアン、トレーシー・ジェフリー、ジョン・リッカード、ザック・シラー
撮影監督:カーステン・ゴピナス
プロダクション・デザイン:エリック・フレイザー
音楽:ネイト・ウォルコット
編集:ミシェル・ハリソン、ティア・ノーラン
キャスト
ケイティ・プライス:ベラ・ソーン
チャーリー・リード:パトリック・シュワルツェネッガー
ジャック・プライス:ロブ・リグル
モーガン:クイン・シェパード
マーク・リード:ケン・トレンブレット
ポーラ・フレミング医師:スレイカ・マシュー

(参考文献:KINENOTE)

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映画ウォッチャー 埼玉県出身。子供のころからSF映画が好きで、高校時代にキューブリックの「2001年宇宙の旅」を観たところ、モノリスに遭遇したサルの如く芸術映画に目覚め、国・ジャンルを問わない“雑食系映画ファン”となる。20~30代の一般に“青春”と呼ばれる貴重な時をTV・映画撮影現場の小道具係として捧げるが、「映画は見ているうちが天国、作るのは地獄」という現実を嫌というほど思い知らされ、食関連分野の月刊誌の編集者に転向。現在は各種出版物やITメディアを制作する会社で働きながら年間鑑賞本数1,000本以上という“映画中毒生活”を続ける“ダメ中年”である。第5回・第7回・第8回の計3回、キネマ旬報社主催の映画検定1級試験に合格。第5回・第6回の田辺・弁慶映画祭の映画検定審査員も務めた。