これは飲みたい!映画の中のカクテル6選

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映画の中の“うまそうなもの”に焦点を当てて、数本をセレクトして紹介していくシリーズの2回目。今回のお題は「カクテル」である。

 なお、レシピはサントリーとアサヒビールのWebサイトを参照した。(

「カサブランカ」のシャンパン・カクテル

 まず1杯目は前回取り上げた「カサブランカ」から。前回はコーヒーの話がメインだったが、作中に登場する飲み物は酒類のほうが多い。その中で注目の1杯は、バーグマン演じるイルザの夫でレジスタンスの指導者であるラズロ(ポール・ヘンリード)が、仲間と密会するシーンで注文するシャンパン・カクテル。これは自由フランスのシンボルであるロレール十字が刻印された指輪と共に、仲間を見分ける符牒として機能しているように見える。

シャンパン・カクテル

材料:シャンパン適量、角砂糖1個、アンゴスチュラ・ビターズ1dash

作り方:シャンパン・グラスに角砂糖を入れ、アンゴスチュラ・ビターズを振りかけ、冷やしたシャンパンを注ぐ。

シャンパン・カクテル

 アンゴスチュラ・ビターズの苦味はナチスに蹂躙されているヨーロッパの現状、角砂糖のほんのりした甘味はいつか訪れるであろう解放の日への希望を表しているように思える。

「七年目の浮気」のマティーニ大盛り

 2杯目は、1955年製作のマリリン・モンロー主演、ビリー・ワイルダー監督作品から。ジョージ・アクセルロッド原作の舞台劇の映画化で、地下鉄の通風口からの風でモンローの白いドレスのスカートがめくれ上がるシーンで有名なモンローの代表作である。

 ニューヨークの出版社に勤める中年男のリチャード(トム・イーウェル)は、夏休みの旅行に妻子を送り出し、マンハッタンのアパートで女性との出会いを夢見て妄想にふけっていたが、実行に移す勇気はない。そんな折、上階の部屋の留守を任されたモンロー演じるブロンド美女がトマトの鉢を落とし、それがきっかけで自室に招き入れて酒を勧めることになる。

 彼女はジンのソーダ割りを所望するのだが、ジンのカクテルといえばジントニックの方が定番。だがあいにくトニックは切らしていて、リチャードはジンにドライベルモットを加えたマティーニを提案する。

マティーニ

材料:ジン40ml、ドライベルモット20ml、スタッフドオリーブ1個

作り方:材料をミキシンググラスでステアし、カクテルグラスに注ぐ。カクテルピンで刺したオリーブを飾る。

マティーニ

 およそマティーニはカクテルグラスにオリーブ等の飾りを添えて供するものだが、リチャードは彼女の求めに応じて大きなタンブラーに大盛りにして出す。大喜びする彼女だが、一口飲むと、今度は砂糖を入れてくれと言い出す始末。さすがにそれはないだろうと止める彼に、彼女は故郷のデンバーでは砂糖を入れているという。こういった掟破りの数々が、リチャードの非日常的なアバンチュールへの期待をかき立てていく。

 なお、ビリー・ワイルダーの作品では、ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン主演の「アパートの鍵貸します」(1960)でカクテルグラスにオリーブを添えたマティーニが印象的な使われ方をしていて、こちらも要チェックである。

「007は殺しの番号(007 ドクター・ノオ)」のウォッカ・マティーニ

 3杯目は007シリーズの1作目から。007と酒については本連載第54回でワインの考察をしているが、今回はジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)がシリーズで最初に酒を飲む記念すべきシーン。ロケットの発射を妨害する電波の発信源を調べていたイギリスの諜報部員がジャマイカで殺され、その真相を突き止めるためボンドが現地に赴く。彼は空港に迎えに来た偽の運転手を撃退した後、ホテルにチェックイン。風呂から上がったボンドにルームサービスのボーイが言う。

「ウォッカ・マティーニです。仰せの通り、ステアでなく、シェイクしました」

 ウォッカ・マティーニは、マティーニのベースをジンからウォッカに変えたもので、作り方はマティーニとほぼ同じで、多く仕上げにレモンピールする。通常ならステアするところだが、あえてシェイクでというのがボンドのこだわり。シェイクすることで酒に空気が入り、アルコール度数の高い酒の角がとれ、また氷とのシェイクによって急速に冷やされるという効果がある。殺しのライセンスを持つスパイにとって、灼熱のジャマイカで現実離れしたひと仕事の後、よく冷えたウォッカ・マティーニに酔う一時の休息は、日常に戻るために必要な時間だったのだろう。

 1962年以来現在も50年以上続く映画史上最長のシリーズで、ボンド役も幾多の変遷を経たが、うまい酒は毎回欠かせない小道具として不動の地位を保っている。

「野獣死すべし」のX・Y・Z

 4杯目は、「最も危険な遊戯」(1978)や「蘇える金狼」(1979)等の松田優作主演、村川透監督コンビによる1980年製作の角川映画から。大藪春彦の原作は過去に仲代達也主演、須川栄三監督の1959年版等何度か映画化されているが、本作は脚本の丸山昇一が主人公の伊達邦彦(松田)の職業を、大学院の学生から時代を反映してインドシナや中東、アフリカの戦場の最前線を取材するカメラマンに変更したことで、原作とは別物のサイコ・ハードボイルドに仕上がっている。

 綿密な計画の末に真田(鹿賀丈史)と共に銀行強盗に成功した伊達だったが、かねてより彼に疑いを抱いていた柏木刑事(室田日出男)にマークされ、予定とは異なる青森行きの夜行列車に同乗することになる。深夜0時になる頃、ラジオから流れるニュースが、伊達と親しかった華田令子(小林麻美)が、銀行強盗事件で犠牲になったことを報じる。伊達が躊躇なく彼女を殺したことを察した柏木は、その非人間性に激高して銃を向けるが、隠れて乗っていた真田に背後から銃を突きつけられて形勢は逆転。伊達に銃を奪われ、ベトナム戦争を描いた「ディア・ハンター」(1978)を想起させる一方的なロシアンルーレットを受けながら、“寝る前のお話”を聞くことになる。

「リップ・ヴァン・ウィンクルの話って知ってます?」

「彼がね、山に狩りに行ったんですよ」

「そこでね、小人に会ったんです。何ていう名前の小人だったかは忘れましたけどね。ずいぶん昔の話だから。とにかくその小人に会って、ウィンクルはお酒をごちそうになったんですよ。そのお酒があまりにもおいしくて、どんどん酔ってしまったんです。そして、夢を見たんです」

「その夢はね、どんな狩りでも許されるという、素晴らしい夢だったんです。ところがその夢がクライマックスに達した頃、惜しい事に、目が覚めてしまったんですよ。辺りを見回すと、小人はもういなかった。森の様子も、少し変わってた。ウィンクルは慌てて妻に会う為に、村へ戻ったんです。ところが、妻はとっくの昔に死んでたんです。村の様子も、全然変わってましてね。わかります? つまり、ウィンクルが一眠りしている間に、何十年もの歳月が経っていたんです。おもしろいでしょ?」

「リップ・ヴァン・ウィンクル……小人に、何ていう名前の、酒をもらったんだ。できれば、俺も飲んでみたいなあ……」

「覚えてます。ラム、コアントロー、それにレモンジュースを少々、シェイクするんです。わかりますか?」

「X・Y・Z……」

「そう、これで終わりって酒だ」

 映像にX・Y・Zが映ることはないものの、優作の狂気を宿した一世一代の名演もあって、そのレシピは、観た者の心の中に恐怖の記憶と共に刻み込まれることだろう。

「スローなブギにしてくれ」のソルティ・ドッグ

 口直しの5杯目は、「野獣死すべし」の刑事役の室田日出男がスナック「クイーンエリザベス」のマスター役を演じた1981年製作の藤田敏八監督による角川映画から。「バージンブルース」(1974)の秋吉久美子と長門裕之の若い娘のバイタリティと中年男の停滞という対比を、片岡義男の原作を得て、より洗練した形で浅野温子と山崎努に演じさせている。

 夏、山崎演じる白いフォード・ムスタングの男は、気まぐれで乗せた女子高生、さち乃(浅野温子)を第三京浜で放り出し、彼女はバイクの青年、ゴロー(古尾谷雅人)に拾われる。2人は同棲生活を始め、さち乃はゴロー行きつけの「クイーンエリザベス」で働き始める。一方のムスタングは、妻子と別れ福生の旧米軍ハウスで、輝男(原田芳雄)と敬子(浅野裕子)の夫婦と同居生活を送っていたが、輝男が突然心臓発作で死んだことから微妙なバランスが崩れてしまい、さち乃の財布を車内で見つけたことをきっかけに、彼女に再会しその若さに惹かれていく。

 秋、ムスタングはゴローとうまくいかなくなったさち乃から呼び出され、「クイーンエリザベス」を訪れる。その時に注文したのがソルティ・ドッグ。おしゃれなカクテルなど頼む者の少ない場末のスナックでの彼の注文は、まだ若いさち乃にとっては、大人の世界の入り口に感じられたことだろう。そして彼に誘われるままに季節外れの高原旅行に同行するのだが、現実の大人の世界を目の当たりにして幻滅を感じることになるのである。

ソルティ・ドッグ

材料:ウォッカ45ml、グレープフルーツジュース適量、塩適量

作り方:縁をレモンで濡らして塩を付けスノースタイルにしたタンブラーに氷を入れ、材料を注ぎ、軽くステアする。

ソルティ・ドッグ

 冬、家出していたさち乃が「クイーンエリザベス」に野良猫のようにふらりと戻ってきてゴローと再会するシーン、マスターからのおごりのソルティ・ドッグが再び登場するが、前回とは異なりいろいろなことを経験し踏み台にしていったたさち乃の、ちょっと塩辛くて苦い記憶といった意味合いで使われている。

「カクテル」のレッド・アイ

 最後の6杯目は、お題からしてやはりこれを外すわけにはいかないトム・クルーズ主演の1988年作品から。

 兵役を終えニューヨークで就活中のブライアン(クルーズ)は、カクテル・バーのオーナー、ダグ(ブライアン・ブラウン)に見い出され、フレアバーテンディングによる派手なパフォーマンスのカクテル作りを身に付ける。2人は人気バーテンダーコンビとして名をはせるが、ブライアンの女にダグが手を出したことから2人は仲違いし、ブライアンは店を辞める。

 2年後、ジャマイカの浜辺のバーで働くブライアンは、画家志望の娘ジョーダン(エリザベス・シュー)と出会うが、そこに大富豪の娘と結婚したダグが現れ、彼への見栄から女性実業家のボニー(リサ・ベインズ)と関係を持ってしまう。ジョーダンは彼の前から姿を消し、ニューヨークに戻ったブライアンはジョーダンを探し出して許しを乞うのだが……。

 バーテンダーが主人公だけに、出てくるカクテルもキューバ・リブレ、セックス・オン・ザ・ビーチ、オーガズム、ターコイズ・ブルー、フローズン・ダイキリと多種多様だが、1杯を選ぶとすれば、ダグの好物のレッド・アイだろう。

レッド・アイ

材料:ビール1/2、トマトジュース1/2

作り方:よく冷やしたトマトジュースをグラスに注ぎ、さらにビールを注いで軽くステアする。

 これに生卵を入れるのがダグのこだわりで、レッドアイ(二日酔い)の迎え酒として彼のスタミナ源になっている。

レッド・アイ

 本作はトム・クルーズ人気もあって興行成績は上々だったが、第9回ゴールデン・ラズベリー賞の最低作品賞と最低脚本賞に選ばれる等、内容的には評価が低い。その理由としては、せっかくカクテル業界を舞台にしながら、その見せ場は前半だけで、後半のストーリー展開に結び付いていかないことが挙げられる。月並みではあるが、フレアバーテンディング大会でトップを目指すとか、彼女のためにとっておきのカクテルを作るとか、最後までカクテルという小道具を活かしてもらいたかった。

※参考文献

サントリー:カクテルレシピ – Liqueur&Cocktail
http://cocktailrecipe.suntory.co.jp/wnb/cocktail/top/temp__top
アサヒビール:カクテルガイド|カクテルレシピ検索
https://www.asahibeer.co.jp/cocktailguide/search/index.html

【カサブランカ】

「カサブランカ」(1946)

作品基本データ
原題:Casablanca
製作国:アメリカ
製作年:1942年
公開年月日:1946年6月13日
上映時間:102分
製作会社:ワーナー・ブラザース
配給:セントラル・モーション・ピクチャー・エクスチェンジ
カラー/サイズ:モノクロ/スタンダード(1:1.37)
スタッフ
監督:マイケル・カーティス
脚色:ジュリアス・J・エプスタイン、フィル・G・エプスタイン、ハワード・コッホ
原作戯曲:マレイ・バネット、ジョアン・アリスン
製作:ハル・B・ウォリス
撮影:アーサー・エディソン
美術:カール・ジュールズ・ワイル
音楽:マックス・スタイナー
録音:フランシス・J・シェイド
特殊効果:ローレンス・バトラー
キャスト
リック・ブレイン:ハンフリー・ボガート
イルザ・ラント:イングリッド・バーグマン
ヴィクトル・ラズロ:ポール・ヘンリード
ルノー署長:クロード・レインズ
シュトラッサー少佐:コンラート・ファイト
フェラーリ:シドニー・グリーンストリート
ウーガーテ:ピーター・ローレ
サム:ドーリー・ウィルソン
カール(ウェイター):S・Z・サコール
サッシャ(バーテンダー):レオニード・キンスキー
イヴォンヌ:マデリーン・ルボー
アニーナ・ブランデル:ジョイ・ペイジ
エミール(ディーラー):マルセル・ダリオ
オランダ人の銀行家:トーベン・マイヤー
リックにカジノ入りを拒否されるドイツ人バンカー:グレゴリー・ゲイ
ギターを持って歌う女性歌手:コリンナ・ムラ

(参考文献:KINENOTE)


【七年目の浮気】

「七年目の浮気」(1955)

作品基本データ
原題:Seven Year Itch
製作国:アメリカ
製作年:1955年
公開年月日:1955年11月1日
上映時間:128分
製作会社:20世紀フォックス映画
配給:20世紀フォックス極東会社
カラー/サイズ:カラー/シネマ・スコープ(1:2.35)
スタッフ
監督:ビリー・ワイルダー
脚色:ビリー・ワイルダー、ジョージ・アクセルロッド
原作戯曲:ジョージ・アクセルロッド
製作:チャールズ・K・フェルドマン、ビリー・ワイルダー
撮影:ミルトン・クラスナー
美術:ライル・ウィーラー、ジョージ・W・デイヴィス
音楽:アルフレッド・ニューマン
衣装デザイン:チャールズ・ル・メア
カラー・コンサルタント:レオナード・ドス
キャスト
ブロンド美女:マリリン・モンロー
リチャード・シャーマン:トム・イーウェル
ヘレン・シャーマン:イヴリン・キース
トム・マッケンジー:ソニー・タフツ
ブルベイカー博士:オスカー・ホモルカ
ミス・モリス:マルグリット・チャップマン

(参考文献:KINENOTE)


【007は殺しの番号(007 ドクター・ノオ)】

「007は殺しの番号(007 ドクター・ノオ)」(1963)

作品基本データ
原題:Dr.No
製作国:イギリス
製作年:1962年
公開年月日:1963年6月1日
上映時間:110分
製作会社:イオン・プロ
配給:UA
カラー/サイズ:カラー/スタンダード(1:1.37)
スタッフ
監督:テレンス・ヤング
脚色:リチャード・メイバウム、ジョアンナ・ハーウッド、バーケリー・マーサー
原作:イアン・フレミング
製作:ハリー・サルツマン、アルバート・R・ブロッコリ
撮影:テッド・ムーア
美術:シド・ケイン
編集:ピーター・ハント
作曲:モンティ・ノーマン
キャスト
ジェームズ・ボンド:ショーン・コネリー
ハニー・ライダー:ウルスラ・アンドレス
ドクター・ノオ:ジョゼフ・ワイズマン
フェリックス・ライター:ジャック・ロード
M:バーナード・リー
デント教授:アンソニー・ドーソン
クオレル:ジョン・キッツミラー
ミス・タロ:ゼナ・マーシャル
シルビア:ユニス・ゲイスン
マネーペニー:ロイス・マックスウェル

(参考文献:KINENOTE)


【野獣死すべし】

「野獣死すべし」(1980)

作品基本データ
製作国:日本
製作年:1980年
公開年月日:1980年10月4日
上映時間:119分
製作会社:角川春樹事務所=東映
配給:東映
カラー/サイズ:カラー/アメリカンビスタ(1:1.85)
スタッフ
監督:村川透
脚本:丸山昇一
原作:大藪春彦
製作:角川春樹
プロデューサー:黒澤満、紫垣達郎
撮影:仙元誠三
美術:今村力
音楽:たかしまあきひこ
録音:福島信雅
照明:渡辺三雄
編集:田中修
助監督:小池要之助
スチール:関谷嘉明
キャスト
伊達邦彦:松田優作
華田令子:小林麻美
柏木秀行:室田日出男
原雪絵:根岸季衣
乃木:風間杜夫
結城:岩城滉一
小林:泉谷しげる
沙羅:前野曜子
遠藤:佐藤慶
岡田:青木義朗
真田徹夫:鹿賀丈史
黒岩:山西道広
峰原:安岡力也
奥津:トビー門口
立花:井上博一
石島:吉岡ひとみ
梅津:江角英
エリカ:岡本麗
氷友:草薙幸二郎
白井:関川慎二
平井:加藤大樹
東条:阿藤海
警官:角川春樹
銀行ガードマン:清水宏

(参考文献:KINENOTE)


【スローなブギにしてくれ】

「スローなブギにしてくれ」(1981)

作品基本データ
製作国:日本
製作年
公開年月日:1981
上映時間:1981/4/7
製作会社:130分
配給:角川春樹事務所=東映
カラー/サイズ:カラー/アメリカンビスタ(1:1.85)
スタッフ
監督:藤田敏八
脚本:内田栄一
原作:片岡義男
製作:角川春樹
プロデューサー:橋本新一、稲葉清治
撮影:安藤庄平
美術:渡辺平八郎
装飾:金子正且
音楽:南佳孝
録音:紅谷愃一
照明:熊谷秀夫
編集:井上治
選曲:合田豊
助監督:松永好訓
記録:小山三樹子
スチール:遠藤功成
キャスト
さち乃:浅野温子
ゴロー:古尾谷雅人
ムスタングの男:山崎努
宮里輝男:原田芳雄
敬子:浅野裕子
由紀江:竹田かほり
真輝:江黒稔
さち乃の母:春川ますみ
弁護士:伊丹十三
花絵:赤座美代子
マリ:小林綾子
老父:浜村純
老母:滝奈保栄
ハーレーの女:宮井えりな
刑事:石橋蓮司
クイーンエリザベスのマスター:室田日出男
クイーンエリザベスの客A:晴乃ピーチク
クィーンエリザベスの客B:鈴木ヒロミツ
クィーンエリザベスの客C:きくち英一
クィーンエリザベスの客D:岸部一徳
スナックのママ:藤方佐和子
牛どん屋の店長:鶴田忍
作業服の男A:高橋三千綱
作業服の男B:和泉聖治
テレビカメラマン:林美雄
若い男:中沢青六
少年A:高橋仁
少年B:山中健二
少年C:山内友宗
少年D:今井久
女の客:戸田裕子
若い女:城山いずみ
女子大生:宇野靖世

(参考文献:KINENOTE)


【カクテル】

「カクテル」(1988)

作品基本データ
原題:Cocktail
製作国:アメリカ
製作年:1988年
公開年月日:1989年3月25日
上映時間:104分
製作会社タッチストーン・ピクチャーズ
配給:ワーナー・ブラザース映画
カラー/サイズ:カラー/アメリカンビスタ(1:1.85)
スタッフ
監督:ロジャー・ドナルドソン
原作・脚本:ヘイウッド・グールド
製作:テッド・フィールド、ロバート・W・コート
撮影:ディーン・セムラー
美術:メル・ボーン
音楽:J・ピーター・ロビンソン
編集:ニール・トラヴィス
キャスト
ブライアン・フラナガン:トム・クルーズ
ダグ・コーグリン:ブライアン・ブラウン
ジョーダン・ムーニー:エリザベス・シュー
ボニー:リサ・ベインズ
リチャード・ムーニー:ローレンス・ラッキンビル
ケリー・コーグリン:ケリー・リンチ
コラール:ジーナ・ガーション
パットおじさん:ロン・ディーン

(参考文献:KINENOTE)

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映画ウォッチャー 埼玉県出身。子供のころからSF映画が好きで、高校時代にキューブリックの「2001年宇宙の旅」を観たところ、モノリスに遭遇したサルの如く芸術映画に目覚め、国・ジャンルを問わない“雑食系映画ファン”となる。20~30代の一般に“青春”と呼ばれる貴重な時をTV・映画撮影現場の小道具係として捧げるが、「映画は見ているうちが天国、作るのは地獄」という現実を嫌というほど思い知らされ、食関連分野の月刊誌の編集者に転向。現在は各種出版物やITメディアを制作する会社で働きながら年間鑑賞本数1,000本以上という“映画中毒生活”を続ける“ダメ中年”である。第5回・第7回・第8回の計3回、キネマ旬報社主催の映画検定1級試験に合格。第5回・第6回の田辺・弁慶映画祭の映画検定審査員も務めた。