2010年も今日で終わり。特集「2010年食の10大ニュース」も本日が最終日です。8名の方々の記事をお届けします。(FoodWatchJapan 齋藤訓之)
- 猛暑による米品質低下と野菜類の高騰
- 口蹄疫
- 直売所再編進む。地産地消人気の中、明暗くっきり
- 日本国内の食中毒死者、2009年でついにゼロを達成!
- ガッツリ飯とラー油がブーム。B級グルメはブームから定着へ
- ゴパン予約殺到。米粉パン、米粉スイーツブーム
- 全国各地で鳥獣害対策深刻化。ジビエ話題になるも猟師不足
- 高級食品が売れる一方、外食は値下げで消耗戦
- 六次産業化法公布、米トレーサビリティ法施行
- 機能性食品原料に注目された大型クラゲ、日本海からひっそりと消える
次点 エコナ等の食品リスク問題で消費者庁の動向が注目される
直売所の再編は、地元産であればよいという一時の流行から、さらなる付加価値が必要性な段階に移って来ていると言えます。
ガッツリ飯、ラー油ブーム、B級グルメなど、手頃でおいしい食品はやはり人気があります。行きすぎた低カロリーブームの反動とも見ることができます。
米粉パン、米粉スイーツは、コメ=国産のイメージがありますが、実際には米粉スイーツの原料は輸入米粉であることも多いものです。食料自給率向上を考えるなら、米穀価格引き下げが肝要でしょう。
高級食品の好調と外食の低価格競争は、節約疲れとメリハリ消費(一点豪華主義)が鮮明になっていると見ます。
六次産業化法と米トレーサビリティ法ですが、ところで誰がそれを望んだの?
大型クラゲ、大量発生では大騒ぎでしたが、いなくなるときにはどうして誰も騒がないの?
今回は、後々の時代の人から見て、消費者の食行動変化の先駆けだったと指摘されそうな話題を多く取り上げました。3、5、6、8などがそれです。
「ランナーにバナナ定着・渋谷にバナナ専用自販機登場」といった話題も、遠い将来から見たら、実はエポックメイキングなことかもしれませんが、現時点ではまだ判断がつかないところです。
- 2012年の10大ニュース
- 《特別企画》2010年食の10大ニュース[一覧]