味の素冷凍食品は、食卓品の新製品2アイテム、リニューアル品5アイテム、容量改訂品1アイテム、弁当向け自然解凍のおかず11アイテム(新製品4アイテム、リニューアル品7アイテム)、自然解凍できる米飯2アイテム(新製品)を、2月20日全国で発売する。
今季は、一層の品質向上とコミュニケーションに注力する。食卓品は訴求力のある素材と独自技術にポイントを置き、食シーンを提案するコミュニケーションを強化する。弁当品は自然解凍の品質向上と品揃え強化し、同じくコミュニケーション強化を行う。
食卓品はストックからフローへ
いつか食べるための保存食(ストック)ではなく、毎日の食卓で利用できる(フロー)冷凍食品を目指す。
素材を訴求
三元豚、植物性飼料で育てた若鶏、指定農場の野菜などの原料を使用する。また、2013年秋季に「洋食亭」ハンバーグシリーズに導入して好評を博した〈シェフ仕込み〉製法などの独自技術で品質を訴求する。
食シーンを提案するコミュニケーション
TVCMや店頭などで食シーンや冷凍食品の新しい食べ方を提案し、市場をさらに開拓する。
米飯商品などで製法を訴求
「具だくさんエビピラフ」は〈シェフ仕込み〉製法、「具だくさん五目炒飯」は〈W炒め〉製法を表示し、ともに風味と「パラッとした」食感を増したことを訴求する。
「プリプリのエビシューマイ」「肉焼売」は、2013年春季に導入した〈2層包み〉製法以降好調で、ともにリニューアルする。
「プリプリのエビシューマイ」は、エビの風味を増した。「肉焼売」は三元豚のあぶり焼豚を20%増量、豚肉を10%増量した。
素材を訴求する肉料理
指定農場で育てた三元豚の一枚肉を使用した食卓サイズの「こだわり三元豚のとんかつ」を発売する。
また、指定農場で育てた若鶏のもも肉を使用した、刺激的な辛さが特徴の「レッドチキン」を発売。酒肴、間食での冷凍鶏肉フライ品の利用を促進する。
2013年秋季発売の「かつ丼の具」をリニューアルし、三元豚のとんかつと玉子の食感を向上させた。
容量改訂
「おいしい!マイパック レンジでできたて 塩ゆでえだまめ」は、1袋の容量を150gから120gに変更する。
弁当商品は自然解凍の品質を訴求
自然解凍できる冷凍食品は、2013年調査で認知率96%、利用率78%と市場に定着した。市場規模も2013年度900億円で、2008年比352%と大幅な拡大が見込まれている(いずれも同社調査による)。
「自然解凍だからおいしい」の訴求
自然解凍は、電子レンジ調理に比べて加熱の回数が少ないため、衣の軽さ、食感、香りを訴求できるメリットがある。
パッケージ等に「おいしいね!自然解凍」のキャッチコピーを用い、積極的な広告展開、店頭普及活動を実施する。
米飯に自然解凍品・自然解凍品の品ぞろえ強化
自然解凍で喫食可能な米飯「チキンライス」「ドライカレー」を発売する。
〈自然解凍〉シリーズに「こだわり三元豚のカレーとんかつ」「野菜のかき揚げ」の新商品2品を加える。また、「カップに入ったエビのグラタン」「お弁当あらびきジューシーハンバーグ」「レモンとバジルのチキン香り揚げ」「ジューシーメンチ」「えびとひじきのふんわり揚げ」「エビ寄せフライ」をリニューアルする。
ノンフライシリーズを強化
カロリーOFF、脂質OFFの〈ノンフライ〉シリーズの、「レモン&ハーブ 白身魚」「完熟トマト&バジル チキン」を発売し、「梅ささみ」をリニューアルする。
「エビ寄せフライ」を改良
1977年に発売し、お弁当向け冷凍食品の売れ筋製品として市場に定着した「エビ寄せフライ」は、エビの歯ごたえと衣の歯ざわりさらに改良した。