消費者庁は31日、遺伝子組換えパパイヤの表示に関する告示を行い、同日付の官報に掲載された。これにより、遺伝子組換えパパイヤは年内にも国内への輸入が許可される見通しとなった。
遺伝子組換えパパイヤは、ハワイの産地がウイルスによる大規模な被害に見舞われたことを受けて開発され、ハワイをパパイヤ産地としてよみがえらせた。
輸入されると、遺伝子組換え作物のうち、主に生食用に供されるものとしては、国内初の例となる。
今回の告示の内容は、遺伝子組換えに関する表示に係る加工食品品質表示基準と生鮮食品品質表示基準の規定に基づく農林水産大臣の定める基準を書き換えるもの。パパイヤをこの基準の対象とし、表示を行うことを定める。