「2010年も今日で終わり。特集「2010年食の10大ニュース」も本日が最終日です。8名の方々の記事をお届けします。(FoodWatchJapan 齋藤訓之)
- E型肝炎
- E型肝炎
- E型肝炎
- E型肝炎
- E型肝炎
- E型肝炎
- E型肝炎
- E型肝炎
- E型肝炎
- こんにゃくゼリー
私の友人2人が同時期に、このE型肝炎に罹患した。
1人はやせ形だったために体調の変化が顕著に表れ、すぐ入院することになった。体格の良い同級生は体力があったために、当時のはやりだった新型インフルエンザと間違われたが、血液検査の結果この病気と判明した。
医師からは入院時に肝臓移植の可能性があると言われ、3か月入院して600万円(自己負担は60万円)なり。あの巨体オヤジが半べそをかく姿にはいたたまれない思いがした。
当時、およそ12名が罹患して重症化は2名、すべて同じDNAのタイプだったらしい。
残念なことには、同じことが本年も引き起こされ、同じ札幌市手稲区のヘリポート付きのK病院には2名が入院していた。
口蹄疫に罹患した肉を食べても人さまには大丈夫と聞くが、豚肉由来が疑われているE型肝炎では過去に死亡例があるにもかかわらず、北海道の行政は何ら動きを示さないのはなぜか? 決して死亡事故がない食を規制して、死亡事故がある食を規制しない国は、本当に安全で豊かな国と言えるだろうか。
こんにゃくゼリーを10位に入れたのは、昨年札幌で開催されたセミナーで聞いたことが印象に残っているからだ。それによると、この食材を起因とする過去10年間程度の死亡事故が、全国くまなくというよりも特定の地域に偏っていると感じた。そうした状況を無視して日本全体でこんにゃくゼリーの大きさと硬さを指導していくのはどうなのだろうかと思います。
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