好調な業態が減り不調が増加

2021年1月のフードサービス（株式公開企業）の業績。既存店売上高では、136件のデータのうち10件が前年同月以上だった一方、126件が前年同月割れとなった。全店売上高では、95件のデータのうち9件が前年同月以上だった一方、86件が前年同月割れだった。

12月よりも、好調データは減り、不調データが増えた。

マクドナルドが好調

既存店売上高がとくに好調だったのは、日本マクドナルドHD（118.7％）、小僧寿しデリバリー事業（デリズ）直営店（112.7％）、小僧寿し持ち帰り寿し事業（小僧寿し+茶月）直営店（110.7％）、日本KFCHD（110.5％）。

グローバルダイニング「ラ・ボエム」（109.5％）、モスフードサービス「モスバーガー」（108.9％）、プレナス「ほっともっと」（105.3％）も既存店売上高が前年同月を5％以上上回った。

ほかに、既存店売上高が前年同月以上だったのは、ハークスレイ「ほっかほっか亭」（104.2％）、ギフト国内直営店（102.3％）、アークランドサービスHD「かつや」（100.2％）。

既存店売上減を10％未満に留めたデータは6件だった。

マクドナルド全店売上高も好調

新店を含む全店売上高がとくに好調だったのは、日本マクドナルドHD（119.4％）、ギフト国内直営店（117.3％）、アークランドサービスHD全店（114.7％）、日本KFCHD（110.9％）。

モスフードサービス「モスバーガー」（107.5％）も全店売上高が前年同月を5％以上上回った。

ほかに、全店売上高が前年同月以上だったのは、プレナス「ほっともっと」（104.5％）、ゼンショーHD「すき家」（101.2％）、スシローグローバルHD「スシロー」（100.8％）、ハークスレイ「ほっかほっか亭」（100.2％）。

全店売上減を10％未満に留めたデータは5件だった。

既存店売上高60％割れが50件

既存店売上高が前年同月の50％を割ったデータが36件ある。

既存店売上高が前年同月の60％を割ったのは計50件（前月34件）。同じく前年同月の90％を割ったのは計120件（前月108件）。

新店を含む全店売上高が前年同月の50％を割ったデータが29件ある。

新店を含む全店売上高が前年同月の60％を割ったのは計42件（前月26件）。同じく前年同月の90％を割ったのは計81件（前月69件）。

主要なフードサービスの2021年1月の業績一覧

各社発表データによる。一部に速報値を含む。売上高、客数、客単価のパーセンテージは前年同月比。

凡例：10％以上のプラス／5％以上のプラス／前年同月未達／5％以上のマイナス／10％以上のマイナス。順不同。