国立医薬品食品衛生研究所は、食品安全情報(化学物質)No.01(2015.01.07)を発表した。
注目記事
【FDA】ある種の“ビール”の表示についての最終ガイダンス
米国食品医薬品局(FDA:Food and Drug Administration)は、2009年8月に案が発表されたFDA表示規則の対象となるラベル付きボトル入り・他の容器入り“ビール”に関する製造業者向け最終ガイダンスを公表した。
それによると、大麦麦芽とホップではなくソルガムやコメや小麦などの大麦麦芽代用品を使用した、あるいはホップを含まないビール様飲料は「麦芽飲料」(malt beverages)の定義に合致しないため、連邦酒類管理法(the Federal Alcohol Administration Act)による表示規制が適用されず、これらについてはFDAによる食品表示法規制に従うこととなり、栄養成分表示などの義務がある。ただし、酒類管理法によるアルコールの健康警告表示は必要。
(注目記事のまとめ:FoodWatchJapan編集部)
食品安全情報へのリンク
食品安全情報
http://www.nihs.go.jp/dsi/food-info/foodinfonews/index.html
食品安全情報(化学物質)No.01(2015.01.07)
http://www.nihs.go.jp/dsi/food-info/foodinfonews/2015/foodinfo201501c.pdf
今号の目次
【FAO】
1. FAOと関係機関は深刻なバナナの病気に世界的対応を要請
【EC】
1. 食品及び飼料に関する緊急警告システム(RASFF)
【DEFRA】
1. 政府はミツバチの命綱を提供する蜘蛛毒プロジェクトに資金を提供
【NHS】
1. Behind the Headlines:健康ニュースの読み方
【ASA】
1. ASA裁定
【RIVM】
1. マイクロプラスチックの発生源と排出のクイックスキャンと優先順位付け
【ANSES】
1. ミツバチの健康:知識と展望レビュー
【FDA】
1. FDAはある種のビールの表示について最終ガイダンスを発表
2. 消費者向け情報:魔法の減量を約束する製品に注意
3. 公示
4. 警告文書
5. 敏感な集団を食品中の汚染物質から守る
【EPA】
1. EPAの改訂クロルピリホス評価は労働者へのリスクを示す
【USDA】
1. USDAは農薬データ計画の2013年年次要約を発表
2. USDAはジカンバ/グルホシネート耐性綿およびジカンバ耐性大豆についての最終環境影響声明を発表
3. 添加溶液を含む生肉及び家禽製品の説明表示
【NIH】
1. 多くの消費者がインチキの減量サプリメントにまどわされている、調査の結果
【NYC DOHMH】
1. 保健省は食品販売業者がより健康的な食品を容易に強調できるようにする「グッドチョイス」イニシアチブを開始
【PMRA】
1. 再評価通知REV2014-06、特別レビュー開始:ウリ科植物に使われるクロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサムへのPeponapis pruinosa暴露に関連する環境リスクの可能性について
【MPI】
1. 行楽客に貝中毒リスクが高いことを警告
【香港政府ニュース】
1. 野菜・果実の農薬検出
食品安全情報(化学物質)No.1/ 2015(2015. 01. 07)
2. 99.9%の検体は安全性検査に合格
【MFDS】
1. 日本産輸入食品の放射能検査の結果
2. 「民間専門家委員会」日本の放射能安全管理現地調査の実施
3. 飼料用に輸入した原料で製造した「プロポリス」製品の回収措置
4. ミックスドリンクが身長の伸びに効能があるかのように虚偽•誇大広告した会社摘発
【AVA】
1. 台湾産Huang Dah Muブランドの乾燥豆腐リコール
2. スイス産Holleブランド乳児用食品から認可されていない化合物が検出されたためリコール
【その他】
・(EurekAlert)1996年から2013年の間にファストフードの大きさや組成はあまり変化していない
・書誌事項