外食単価が低下。首都圏で顕著

ホットペッパーグルメ外食市場調査2024年6月

ホットペッパーグルメ外食総研は、2024年6月度の外食市場調査を発表した。2024年6月の外食市場規模は2,842億円で、前年同月比183億円、前月比-120億円だった。

外食市場規模の2019年同月比(コロナ禍前比)は85.1%で、前月の91.5%から後退した。

2019年比では、延べ外食回数は前月並みだったが、外食単価の伸びは鈍化した。

主要な指標

外食実施率:67.5%(前年比+1.3pt、前月比-1.7pt)
外食頻度:3.77回/月(前年比+0.16回、前月比+0.02回)
外食単価:2,833円(前年比+15円、前月比-59円)
外食市場規模:2,842億円(前年比+183億円、前月比-120億円)

( )内は前年同月比。
3圏域計首都圏東海圏関西圏
外食実施率67.5%(+1.3pt)67.9%(+2.3pt)68.3%(+1.1pt)66.4%(-0.4pt)
外食頻度3.77回/月(+0.16回)3.90回/月(+0.16回)3.37回/月(+0.25回)3.69回/月(+0.10回)
外食単価2,833円(+15円)2,904円(-76円)2,667円(+335円)2,755円(+55円)
外食市場規模2,842億円(+183億円)1,761億円(+85億円)364億円(+72億円)717億円(+26億円)

業態別の動向

業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比増減+55億円)、「ファミリーレストラン、回転すし等」(同+34億円)、「中華料理店」(同+27億円)など、16業態中11業態で前年を上回った。

「居酒屋」(延べ回数+92万回、外食単価+140円)、「ファミリーレストラン、回転すし等」(延べ回数+145万回、外食単価+80円)、「中華料理店」(延べ回数+35万回、外食単価+230円)などは、延べ回数・外食単価ともに前年比で増加した。

ホットペッパーグルメ外食総研「外食市場調査」(2024年6月度)
https://www.hotpepper.jp/ggs/research/article/marketing/202406