サラダとコールド系など好調

2025年3月

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)はJFAコンビニエンスストア統計調査月報2025年3月度を発表した。全店売上高は9994億2700万円(前年同月比103.0%)だった。既存店売上高は9601億7800万円(前年同月比102.7%)、既存店客数12億8931万8000人(同100.6%)、既存店客単価744.7円(同102.1%)だった。

 JFAによる「全般的動向」は以下のとおり。

今月は気温の上昇や販促施策によりサラダ、冷凍食品、菓子、アイスクリーム、ソフトドリンク等が好調に推移し、全店・既存店ともに売上高が前年を上回る結果となった。

店舗売上高

 全店売上高は9994億2700万円。前年同月比293億3000万円増(+3.0%)。前月比1119億6500万円増(+12.6%)。既存店売上高は9601億7800万円。前年同月比248億7800万円増(+2.7%)。前月比1079億8400万円増(+12.7%)。

 全店・既存店はともに2カ月ぶりのプラス。

来店客数

 全店客数は13億5278万2000人。前年同月比1077万6000人増(+0.8%)。前月比14548万人増(+12.1%)。既存店客数は12億8931万8000人。前年同月比712万2000人増(+0.6%)。前月比13949万5000人増(+12.1%)。

 全店・既存店はともに2カ月ぶりのプラス。

平均客単価

 全店客単価は738.8円。前年同月比15.9円上昇(+2.2%)。前月比3.7円上昇(+0.5%)。既存店客単価は744.7円。前年同月比15.2円上昇(+2.1%)。前月比3.5円上昇(+0.5%)。

 全店・既存店はともに3カ月連続のプラス。

商品構成比および前年増減比

日配食品
構成比35.6%(前月35.8%)/前年比101.8%。
カウンター商材(コーヒー、揚げ物、中華まん等)、米飯類(おにぎり、弁当、寿司等)、パン、調理パン、惣菜、漬物、野菜、果物、水物(豆腐等)、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナー、ベーコン等)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズ等)、練物(ちくわ、かまぼこ等)、サラダ、和洋菓子、デザート類(ケーキ、プリン、ゼリー、ヨーグルト等)等
加工食品
構成比27.6%(前月27.5%)/前年比104.1%。
菓子類(和洋菓子を除く)、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、アルコール飲料(ビール、日本酒、焼酎、ワイン等)、調味料(食塩、砂糖、味噌、しょう油、うま味調味料、ソース等)、嗜好品(コーヒー、お茶等)、米穀、乾物、缶詰類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品等
非食品
構成比31.6%(前月31.5%)/前年比102.0%。
たばこ、雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文具類、玩具、雑貨、ペットフード、乾電池、CD、電球・蛍光灯、電卓、燃料、サングラス、園芸用品、花火、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙、装身具等
サービス
構成比5.2%(前月5.2%)/前年比104.9%。
プリペイドカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、各種チケット、テレフォンカード、宝くじ、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券等

※サービスには、電力料金、ガス料金、放送受信料、電話料金、水道料金等の公共料金等の収納代行は含まない。

店舗数

 店舗数は55,792店。前年同月比172店増(+0.3%)。前月比58店減(−0.1%)。

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)
https://www.jfa-fc.or.jp/
調査対象
JFA正会員コンビニエンスストア本部7社:セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン