前年特需の反動で売上高は減

2024年12月

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)はJFAコンビニエンスストア統計調査月報2024年12月度を発表した。全店売上高は10407億1100万円(前年同月比99.0%)だった。既存店売上高は10008億3100万円(前年同月比98.8%)、既存店客数13億2201万4000人(同100.8%)、既存店客単価757.1円(同98.1%)だった。

 JFAによる「全般的動向」は以下のとおり。

今月は昨年に特需としてあったチケット売上の反動により全店・既存店ともに売上高が前年を下回ったものの、販促施策や訪日外国人の増加、好天に恵まれたこと等により来店客数が増加し、おにぎり、カウンター商材、菓子、ソフトドリンク等が好調に推移した。

店舗売上高

 全店売上高は10407億1100万円。前年同月比108億5400万円減(−1.0%)。前月比766億9700万円増(+8.0%)。既存店売上高は10008億3100万円。前年同月比119億0500万円減(−1.2%)。前月比743億6000万円増(+8.0%)。

 全店は37カ月ぶりのマイナス・既存店は13カ月ぶりのマイナス。

来店客数

 全店客数は13億8654万1000人。前年同月比1436万8000人増(+1.0%)。前月比3468万5000人増(+2.6%)。既存店客数は13億2201万4000人。前年同月比1006万7000人増(+0.8%)。前月比3319万6000人増(+2.6%)。

 全店・既存店はともに3カ月連続のプラス。

平均客単価

 全店客単価は750.6円。前年同月比15.8円低下(−2.1%)。前月比37.5円上昇(+5.3%)。既存店客単価は757.1円。前年同月比14.8円低下(−1.9%)。前月比38.2円上昇(+5.3%)。

 全店・既存店はともに5カ月ぶりのマイナス。

商品構成比および前年増減比

日配食品
構成比35.5%(前月35.7%)/前年比100.6%。
カウンター商材(コーヒー、揚げ物、中華まん等)、米飯類(おにぎり、弁当、寿司等)、パン、調理パン、惣菜、漬物、野菜、果物、水物(豆腐等)、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナー、ベーコン等)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズ等)、練物(ちくわ、かまぼこ等)、サラダ、和洋菓子、デザート類(ケーキ、プリン、ゼリー、ヨーグルト等)等
加工食品
構成比26.8%(前月27.7%)/前年比103.2%。
菓子類(和洋菓子を除く)、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、アルコール飲料(ビール、日本酒、焼酎、ワイン等)、調味料(食塩、砂糖、味噌、しょう油、うま味調味料、ソース等)、嗜好品(コーヒー、お茶等)、米穀、乾物、缶詰類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品等
非食品
構成比32.4%(前月32.2%)/前年比103.4%。
たばこ、雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文具類、玩具、雑貨、ペットフード、乾電池、CD、電球・蛍光灯、電卓、燃料、サングラス、園芸用品、花火、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙、装身具等
サービス
構成比5.3%(前月4.4%)/前年比61.9%。
プリペイドカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、各種チケット、テレフォンカード、宝くじ、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券等

※サービスには、電力料金、ガス料金、放送受信料、電話料金、水道料金等の公共料金等の収納代行は含まない。

店舗数

 店舗数は55,736店。前年同月比23店増(+0.0%)。前月比44店増(+0.1%)。

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)
https://www.jfa-fc.or.jp/
調査対象
JFA正会員コンビニエンスストア本部7社:セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン