紅葉狩りとインバウンドで好調

2024年11月

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)はJFAコンビニエンスストア統計調査月報2024年11月度を発表した。全店売上高は9640億1400万円(前年同月比101.9%)だった。既存店売上高は9264億7100万円(前年同月比101.6%)、既存店客数12億8881万8000人(同101.2%)、既存店客単価718.9円(同100.5%)だった。

 JFAによる「全般的動向」は以下のとおり。

今月は紅葉狩り等の行楽需要により訪日外国人を含む来店客数が増加したことに加え、おにぎり、菓子、ソフトドリンクが好調に推移し、全店・既存店ともに売上高が前年を上回る結果となった。また、下旬にかけての気温低下に伴い、中華まん、ホットドリンクも好調に推移した。

店舗売上高

 全店売上高は9640億1400万円。前年同月比177億9100万円増(+1.9%)。前月比452億5200万円減(−4.5%)。既存店売上高は9264億7100万円。前年同月比149億7300万円増(+1.6%)。前月比437億4700万円減(−4.5%)。

 全店は36カ月連続のプラス・既存店は12カ月連続のプラス。

来店客数

 全店客数は13億5185万6000人。前年同月比2092万4000人増(+1.6%)。前月比7620万9000人減(−5.3%)。既存店客数は12億8881万8000人。前年同月比1480万4000人増(+1.2%)。前月比7272万4000人減(−5.3%)。

 全店・既存店はともに2カ月連続のプラス。

平均客単価

 全店客単価は713.1円。前年同月比2.2円上昇(+0.3%)。前月比6.4円上昇(+0.9%)。既存店客単価は718.9円。前年同月比3.4円上昇(+0.5%)。前月比6.3円上昇(+0.9%)。

 全店・既存店はともに4カ月連続のプラス。

商品構成比および前年増減比

日配食品
構成比35.7%(前月35.5%)/前年比101.1%。
カウンター商材(コーヒー、揚げ物、中華まん等)、米飯類(おにぎり、弁当、寿司等)、パン、調理パン、惣菜、漬物、野菜、果物、水物(豆腐等)、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナー、ベーコン等)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズ等)、練物(ちくわ、かまぼこ等)、サラダ、和洋菓子、デザート類(ケーキ、プリン、ゼリー、ヨーグルト等)等
加工食品
構成比27.7%(前月27.9%)/前年比103.7%。
菓子類(和洋菓子を除く)、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、アルコール飲料(ビール、日本酒、焼酎、ワイン等)、調味料(食塩、砂糖、味噌、しょう油、うま味調味料、ソース等)、嗜好品(コーヒー、お茶等)、米穀、乾物、缶詰類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品等
非食品
構成比32.2%(前月32.1%)/前年比102.7%。
たばこ、雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文具類、玩具、雑貨、ペットフード、乾電池、CD、電球・蛍光灯、電卓、燃料、サングラス、園芸用品、花火、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙、装身具等
サービス
構成比4.4%(前月4.5%)/前年比88.1%。
プリペイドカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、各種チケット、テレフォンカード、宝くじ、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券等

※サービスには、電力料金、ガス料金、放送受信料、電話料金、水道料金等の公共料金等の収納代行は含まない。

店舗数

 店舗数は55,692店。前年同月比33店減(−0.1%)。前月比3店減(+0.0%)。

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)
https://www.jfa-fc.or.jp/
調査対象
JFA正会員コンビニエンスストア本部7社:セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン