販促で来店増。暑さもプラスに

2024年10月

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)はJFAコンビニエンスストア統計調査月報2024年10月度を発表した。全店売上高は10092億6600万円(前年同月比101.9%)だった。既存店売上高は9702億1800万円(前年同月比101.7%)、既存店客数13億6154万2000人(同100.8%)、既存店客単価712.6円(同100.8%)だった。

 JFAによる「全般的動向」は以下のとおり。

今月は販促施策等により来店客数が増加したことや、季節外れの暑さとなり、おにぎり、冷し麺、サラダ、ソフトドリンク、アイスクリームが好調に推移し、全店・既存店ともに売上高が前年を上回る結果となった。

店舗売上高

 全店売上高は10092億6600万円。前年同月比191億5000万円増(+1.9%)。前月比318億7400万円増(+3.3%)。既存店売上高は9702億1800万円。前年同月比160億8200万円増(+1.7%)。前月比300億9900万円増(+3.2%)。

 全店は35カ月連続のプラス・既存店は11カ月連続のプラス。

来店客数

 全店客数は14億2806万5000人。前年同月比2073万2000人増(+1.5%)。前月比5993万2000人増(+4.4%)。既存店客数は13億6154万2000人。前年同月比1140万1000人増(+0.8%)。前月比5623万1000人増(+4.3%)。

 全店は2カ月ぶりのプラス、既存店は3カ月ぶりのプラス。

平均客単価

 全店客単価は706.7円。前年同月比3.2円上昇(+0.5%)。前月比7.7円低下(−1.1%)。既存店客単価は712.6円。前年同月比5.9円上昇(+0.8%)。前月比7.6円低下(−1.1%)。

 全店・既存店はともに3カ月連続のプラス。

商品構成比および前年増減比

日配食品
構成比35.5%(前月35.0%)/前年比100.1%。
カウンター商材(コーヒー、揚げ物、中華まん等)、米飯類(おにぎり、弁当、寿司等)、パン、調理パン、惣菜、漬物、野菜、果物、水物(豆腐等)、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナー、ベーコン等)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズ等)、練物(ちくわ、かまぼこ等)、サラダ、和洋菓子、デザート類(ケーキ、プリン、ゼリー、ヨーグルト等)等
加工食品
構成比27.9%(前月28.3%)/前年比103.3%。
菓子類(和洋菓子を除く)、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、アルコール飲料(ビール、日本酒、焼酎、ワイン等)、調味料(食塩、砂糖、味噌、しょう油、うま味調味料、ソース等)、嗜好品(コーヒー、お茶等)、米穀、乾物、缶詰類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品等
非食品
構成比32.1%(前月31.7%)/前年比103.0%。
たばこ、雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文具類、玩具、雑貨、ペットフード、乾電池、CD、電球・蛍光灯、電卓、燃料、サングラス、園芸用品、花火、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙、装身具等
サービス
構成比4.5%(前月5.0%)/前年比95.8%。
プリペイドカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、各種チケット、テレフォンカード、宝くじ、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券等

※サービスには、電力料金、ガス料金、放送受信料、電話料金、水道料金等の公共料金等の収納代行は含まない。

店舗数

 店舗数は55,695店。前年同月比51店減(−0.1%)。前月比14店減(+0.0%)。

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)
https://www.jfa-fc.or.jp/
調査対象
JFA正会員コンビニエンスストア本部7社:セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン