日本フランチャイズチェーン協会(JFA)はJFAコンビニエンスストア統計調査月報2024年5月度を発表した。全店売上高は9857億8400万円(前年同月比101.3%)だった。既存店売上高は9476億9900万円(前年同月比101.2%)、既存店客数13億2876万人(同101.7%)、既存店客単価713.2円(同99.5%)だった。
JFAによる「全般的動向」は以下のとおり。
今月は訪日外国人の増加や、新型コロナウイルス5類移行後(2023年5月8日以降)、初めてのゴールデンウイーク等により来店客数が増加したことに加え、カウンター商材、おにぎり、パン、デザート、菓子、ソフトドリンクが好調に推移し、全店・既存店ともに売上高が前年を上回る結果となった。
店舗売上高
全店売上高は9857億8400万円。前年同月比122億0400万円増(+1.3%)。前月比318億3900万円増(+3.3%)。既存店売上高は9476億9900万円。前年同月比110億2000万円増(+1.2%)。前月比301億6800万円増(+3.3%)。
全店は30カ月連続のプラス・既存店は6カ月連続のプラス。
来店客数
全店客数は13億9423万8000人。前年同月比2911万7000人増(+2.1%)。前月比5254万4000人増(+3.9%)。既存店客数は13億2876万人。前年同月比2238万6000人増(+1.7%)。前月比4861万1000人増(+3.8%)。
全店・既存店はともに2カ月連続のプラス。
平均客単価
全店客単価は707.0円。前年同月比6.2円低下(−0.9%)。前月比4.0円低下(−0.6%)。既存店客単価は713.2円。前年同月比3.8円低下(−0.5%)。前月比3.5円低下(−0.5%)。
全店・既存店はともに2カ月連続のマイナス。
商品構成比および前年増減比
- 日配食品
- 構成比35.2%(前月35.6%)/前年比100.3%。
- カウンター商材(コーヒー、揚げ物、中華まん等)、米飯類(おにぎり、弁当、寿司等)、パン、調理パン、惣菜、漬物、野菜、果物、水物(豆腐等)、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナー、ベーコン等)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズ等)、練物(ちくわ、かまぼこ等)、サラダ、和洋菓子、デザート類(ケーキ、プリン、ゼリー、ヨーグルト等)等
- 加工食品
- 構成比27.7%(前月27.5%)/前年比102.2%。
- 菓子類(和洋菓子を除く)、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、アルコール飲料(ビール、日本酒、焼酎、ワイン等)、調味料(食塩、砂糖、味噌、しょう油、うま味調味料、ソース等)、嗜好品(コーヒー、お茶等)、米穀、乾物、缶詰類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品等
- 非食品
- 構成比32.1%(前月32.0%)/前年比100.7%。
- たばこ、雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文具類、玩具、雑貨、ペットフード、乾電池、CD、電球・蛍光灯、電卓、燃料、サングラス、園芸用品、花火、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙、装身具等
- サービス
- 構成比5.0%(前月4.9%)/前年比104.3%。
- POSAカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、各種チケット、テレフォンカード、宝くじ、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券等
※サービスには、電力料金、ガス料金、放送受信料、電話料金、水道料金等の公共料金等の収納代行は含まない。
店舗数
店舗数は55,641店。前年同月比83店減(−0.1%)。前月比6店減(+0.0%)。
- 日本フランチャイズチェーン協会(JFA)
- https://www.jfa-fc.or.jp/
- 調査対象
- JFA正会員コンビニエンスストア本部7社:セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン