既存店売上高5カ月連続プラス

2024年4月

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)はJFAコンビニエンスストア統計調査月報2024年4月度を発表した。全店売上高は9539億4500万円(前年同月比100.2%)だった。既存店売上高は9175億3100万円(前年同月比100.5%)、既存店客数12億8014万9000人(同100.9%)、既存店客単価716.7円(同99.6%)だった。

 JFAによる「全般的動向」は以下のとおり。

今月は花見やGW前半の行楽需要によりおにぎり、アイスクリーム、ソフトドリンクが好調だったことに加え、カウンター商材、パン、デザート等が好調に推移し、全店・既存店ともに売上高が前年を上回る結果となった。

店舗売上高

 全店売上高は9539億4500万円。前年同月比18億7300万円増(+0.2%)。前月比161億5100万円減(−1.7%)。既存店売上高は9175億3100万円。前年同月比46億2700万円増(+0.5%)。前月比141億9800万円減(−1.5%)。

 全店は29カ月連続のプラス・既存店は5カ月連続のプラス。

来店客数

 全店客数は13億4169万4000人。前年同月比1245万9000人増(+0.9%)。前月比35万1000人減(+0.0%)。既存店客数は12億8014万9000人。前年同月比1139万6000人増(+0.9%)。前月比31万3000人増(+0.0%)。

 全店・既存店はともに2カ月ぶりのプラス。

平均客単価

 全店客単価は711.0円。前年同月比5.3円低下(−0.7%)。前月比11.8円低下(−1.6%)。既存店客単価は716.7円。前年同月比2.8円低下(−0.4%)。前月比11.3円低下(−1.6%)。

 全店・既存店はともに3カ月ぶりのマイナス。

商品構成比および前年増減比

日配食品
構成比35.6%(前月36.3%)/前年比100.5%。
カウンター商材(コーヒー、揚げ物、中華まん等)、米飯類(おにぎり、弁当、寿司等)、パン、調理パン、惣菜、漬物、野菜、果物、水物(豆腐等)、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナー、ベーコン等)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズ等)、練物(ちくわ、かまぼこ等)、サラダ、和洋菓子、デザート類(ケーキ、プリン、ゼリー、ヨーグルト等)等
加工食品
構成比27.5%(前月27.0%)/前年比103.6%。
菓子類(和洋菓子を除く)、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、アルコール飲料(ビール、日本酒、焼酎、ワイン等)、調味料(食塩、砂糖、味噌、しょう油、うま味調味料、ソース等)、嗜好品(コーヒー、お茶等)、米穀、乾物、缶詰類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品等
非食品
構成比32.0%(前月31.6%)/前年比100.5%。
たばこ、雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文具類、玩具、雑貨、ペットフード、乾電池、CD、電球・蛍光灯、電卓、燃料、サングラス、園芸用品、花火、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙、装身具等
サービス
構成比4.9%(前月5.1%)/前年比86.1%。
POSAカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、各種チケット、テレフォンカード、宝くじ、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券等

※サービスには、電力料金、ガス料金、放送受信料、電話料金、水道料金等の公共料金等の収納代行は含まない。

店舗数

 店舗数は55,647店。前年同月比112店減(−0.2%)。前月比27店増(+0.0%)。

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)
https://www.jfa-fc.or.jp/
調査対象
JFA正会員コンビニエンスストア本部7社:セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン