気温低く客数減もホット系好調

2024年3月

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)はJFAコンビニエンスストア統計調査月報2024年3月度を発表した。全店売上高は9700億9600万円(前年同月比100.3%)だった。既存店売上高は9317億2900万円(前年同月比100.4%)、既存店客数12億7983万6000人(同99.4%)、既存店客単価728.0円(同101.0%)だった。

 JFAによる「全般的動向」は以下のとおり。

今月は気温の低下により温かい調理麺、カップ麺、ホット飲料等が好調だったことに加え、パン、デザート等も好調に推移し、全店・既存店ともに売上高が前年を上回る結果となった。

店舗売上高

 全店売上高は9700億9600万円。前年同月比29億7900万円増(+0.3%)。前月比763億1000万円増(+8.5%)。既存店売上高は9317億2900万円。前年同月比38億4200万円増(+0.4%)。前月比743億0600万円増(+8.7%)。

 全店は28カ月連続のプラス・既存店は4カ月連続のプラス。

来店客数

 全店客数は13億4204万5000人。前年同月比788万3000人減(−0.6%)。前月比11429万8000人増(+9.3%)。既存店客数は12億7983万6000人。前年同月比756万1000人減(−0.6%)。前月比10634万人増(+9.1%)。

 全店・既存店はともに15カ月ぶりのマイナス。

平均客単価

 全店客単価は722.8円。前年同月比6.4円上昇(+0.9%)。前月比5.2円低下(−0.7%)。既存店客単価は728.0円。前年同月比7.3円上昇(+1.0%)。前月比2.7円低下(−0.4%)。

 全店・既存店はともに2カ月連続のプラス。

商品構成比および前年増減比

日配食品
構成比36.3%(前月36.1%)/前年比101.3%。
カウンター商材(コーヒー、揚げ物、中華まん等)、米飯類(おにぎり、弁当、寿司等)、パン、調理パン、惣菜、漬物、野菜、果物、水物(豆腐等)、調理麺、卵、加工肉(ハム、ウインナー、ベーコン等)、牛乳、チルド飲料、乳製品(バター、チーズ等)、練物(ちくわ、かまぼこ等)、サラダ、和洋菓子、デザート類(ケーキ、プリン、ゼリー、ヨーグルト等)等
加工食品
構成比27.0%(前月26.9%)/前年比101.9%。
菓子類(和洋菓子を除く)、ソフトドリンク(乳飲料を除く)、アルコール飲料(ビール、日本酒、焼酎、ワイン等)、調味料(食塩、砂糖、味噌、しょう油、うま味調味料、ソース等)、嗜好品(コーヒー、お茶等)、米穀、乾物、缶詰類、冷凍食品、アイスクリーム、レトルト食品、インスタント食品等
非食品
構成比31.6%(前月31.9%)/前年比99.8%。
たばこ、雑誌、書籍、新聞、衣料品、袋物類、文具類、玩具、雑貨、ペットフード、乾電池、CD、電球・蛍光灯、電卓、燃料、サングラス、園芸用品、花火、洗剤、化粧品、医薬品、医薬部外品栄養ドリンク、紙製品、切手・はがき・収入印紙、装身具等
サービス
構成比5.1%(前月5.1%)/前年比90.7%。
POSAカード、コピー、ファクシミリ、宅配便、商品券、各種チケット、テレフォンカード、宝くじ、レンタル、乗車券、航空券、宿泊券等

※サービスには、電力料金、ガス料金、放送受信料、電話料金、水道料金等の公共料金等の収納代行は含まない。

店舗数

 店舗数は55,620店。前年同月比119店減(−0.2%)。前月比37店減(−0.1%)。

日本フランチャイズチェーン協会(JFA)
https://www.jfa-fc.or.jp/
調査対象
JFA正会員コンビニエンスストア本部7社:セイコーマート、セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、山崎製パン デイリーヤマザキ事業統括本部、ローソン