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日本フードサービス協会(JF)は2025年1月外食産業市場動向調査を発表した。全体(事業社数221、店舗数36,172店=100.4%)合計の売上高は107.7%と拡大。客単価は上昇したが、客数は103.4%と前年同月を上回った。
売上高は、すべての業種・業態で前年を上回った。とくに、麺類ファストフード(118.1%)、和風ファストフード(113.1%)、中華ファミリーレストラン(113.0%)は前月に続いて2桁増。当月も客数が前年比増の業種・業態が多いが、持ち帰り米飯/回転寿司、焼肉ファミリーレストラン、パブ・ビアホールパブ、その他ファストフードは前年を下回った。
客単価はすべての業種・業態で上昇。その他ファストフードは2桁の上昇となった。
JFによる概況は以下のとおり。
1月は、12月に引き続き、年末年始の長期連休で活発な国内移動と単月訪日外客数が過去最高を更新したインバウンド増により外食需要は堅調、外食全体の売上は前年比107.7%となった。断続的な価格改定による単価上昇で、外食全体の売上は前年を超えているが、消費者の低価格志向が強まる中、一部で客数が前年割れのところもあり、業種間・企業間で差が見られた。
売上高と店舗数の伸び率推移(〜2025年1月)
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事業社数 | 店舗数 | 売上高(前年比) | 店舗数(前年比) | 客数(前年比) | 客単価(前年比) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
全体 | (N=221) | (N=36,172) | 107.7% | 100.4% | 103.4% | 104.1% | |
ファストフード | 合計 | (N=51) | (N=20,947) | 108.1% | 101.2% | 103.9% | 104.1% |
洋風 | (N=17) | (N=6,040) | 105.1% | 101.2% | 103.5% | 101.6% | |
和風 | (N=13) | (N=5,233) | 113.1% | 101.9% | 105.1% | 107.7% | |
麺類 | (N=18) | (N=3,199) | 118.1% | 102.6% | 108.7% | 108.6% | |
持ち帰り米飯/回転寿司 | (N=18) | (N=4,106) | 101.3% | 99.8% | 97.5% | 103.9% | |
その他 | (N=8) | (N=2,369) | 109.7% | 100.7% | 98.5% | 111.3% | |
ファミリーレストラン | 合計 | (N=64) | (N=9,763) | 107.2% | 99.0% | 102.7% | 104.4% |
洋風 | (N=31) | (N=4,793) | 106.4% | 96.7% | 102.2% | 104.1% | |
和風 | (N=29) | (N=2,316) | 108.9% | 101.6% | 102.7% | 106.0% | |
中華 | (N=14) | (N=1,272) | 113.0% | 103.1% | 106.0% | 106.6% | |
焼肉 | (N=16) | (N=1,382) | 102.0% | 99.3% | 98.1% | 103.9% | |
パブ/居酒屋 | 合計 | (N=35) | (N=1,831) | 104.7% | 100.3% | 102.1% | 102.6% |
パブ・ビアホール | (N=12) | (N=397) | 104.6% | 101.0% | 98.3% | 106.4% | |
居酒屋 | (N=28) | (N=1,434) | 104.8% | 100.1% | 104.2% | 100.5% | |
ディナーレストラン(計) | (N=26) | (N=916) | 105.0% | 99.5% | 104.0% | 101.0% | |
喫茶(計) | (N=25) | (N=2,471) | 109.8% | 99.7% | 102.0% | 107.6% | |
その他(計) | (N=20) | (N=244) | 106.8% | 100.0% | 102.7% | 103.9% |
凡例:10%以上のプラス/5%以上のプラス/前年同月未達(四捨五入で100.0%となっているものを含む)/5%以上のマイナス/10%以上のマイナス。
※前年同月比は税抜比較で行っている。
※ファストフード、ファミリーレストラン、パブ/居酒屋の各業態の内訳に関しては、重複する事業社があるため合計の数値は必ずしも内訳の累積に一致しない。
ファストフード
ファストフード全体の事業社数は51、店舗数は20,947店(101.2%)。客単価は上昇したが、客数は103.9%と前年同月を上回った。売上高は108.1%と拡大。
洋風ファストフード(事業社数17、店舗数6,040店=101.2%)は、客単価は上昇したが、客数は103.5%と前年同月を上回った。売上高は105.1%と拡大。
和風ファストフード(事業社数13、店舗数5,233店=101.9%)は、客単価は際立って上昇したが、客数は105.1%と増加。売上高は113.1%と2桁の拡大。
麺類ファストフード(事業社数18、店舗数3,199店=102.6%)は、客単価は際立って上昇したが、客数は108.7%と増加。売上高は118.1%と2桁の拡大。
持ち帰り米飯/回転寿司ファストフード(事業社数18、店舗数4,106店=99.8%)は、客単価は上昇し、客数は97.5%と前年同月を下回った。売上高は101.3%と前年同月を上回った。
その他ファストフード(事業社数8、店舗数2,369店=100.7%)は、客単価は2桁アップと大幅に上昇し、客数は98.5%と前年同月を下回った。売上高は109.7%と拡大。
ファミリーレストラン
ファミリーレストラン全体の事業社数は64、店舗数は9,763店(99.0%)。客単価は上昇したが、客数は102.7%と前年同月を上回った。売上高は107.2%と拡大。
洋風ファミリーレストラン(事業社数31、店舗数4,793店=96.7%)は、客単価は上昇したが、客数は102.2%と前年同月を上回った。売上高は106.4%と拡大。
和風ファミリーレストラン(事業社数29、店舗数2,316店=101.6%)は、客単価は際立って上昇したが、客数は102.7%と前年同月を上回った。売上高は108.9%と拡大。
中華ファミリーレストラン(事業社数14、店舗数1,272店=103.1%)は、客単価は際立って上昇したが、客数は106.0%と増加。売上高は113.0%と2桁の拡大。
焼肉ファミリーレストラン(事業社数16、店舗数1,382店=99.3%)は、客単価は上昇し、客数は98.1%と前年同月を下回った。売上高は102.0%と前年同月を上回った。
パブ・居酒屋
パブ/居酒屋全体の事業社数は35、店舗数は1,831店(100.3%)。客単価は上昇したが、客数は102.1%と前年同月を上回った。売上高は104.7%と前年同月を上回った。
パブ・ビアホール(事業社数12、店舗数397店=101.0%)は、客単価は際立って上昇し、客数は98.3%と前年同月を下回った。売上高は104.6%と前年同月を上回った。
居酒屋(事業社数28、店舗数1,434店=100.1%)は、客単価は前年並みだが、客数は104.2%と前年同月を上回った。売上高は104.8%と前年同月を上回った。
ディナーレストラン
ディナーレストラン全体(事業社数26、店舗数916店=99.5%)は、客単価は上昇したが、客数は104.0%と前年同月を上回った。売上高は105.0%と拡大。
喫茶
喫茶全体(事業社数25、店舗数2,471店=99.7%)は、客単価は際立って上昇したが、客数は102.0%と前年同月を上回った。売上高は109.8%と拡大。
その他の業態
その他全体(事業社数20、店舗数244店=100.0%)は、客単価は上昇したが、客数は102.7%と前年同月を上回った。売上高は106.8%と拡大。
●日本フードサービス協会
http://www.jfnet.or.jp/data/data_c.html