日本フードサービス協会(JF)は2021年7月外食産業市場動向調査を発表した。全体(事業社数219、店舗数37,763店=96.3%)合計の売上高は102.1%と前年同月を上回った。客単価は前年並みだが、客数は102.1%と前年同月を上回った。
洋風ファストフードは客数、売上高とも2桁の増加。他に売上高が前年同月を上回ったのは、喫茶、その他、持ち帰り米飯/回転寿司、その他ファストフード、麺類ファストフード、和風ファストフード。
パブ・ビアホールパブ(57.4%)と居酒屋(62.6%)は突出して厳しい結果が続いている。
すべての業態で店舗数は減少している。
売上高と店舗数の伸び率推移(〜2021年7月)
事業社数 | 店舗数 | 売上高(前年比) | 店舗数(前年比) | 客数(前年比) | 客単価(前年比) | ||
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全体 | (N=219) | (N=37,763) | 102.1% | 96.3% | 102.1% | 100.0% | |
ファストフード | 合計 | (N=58) | (N=21,309) | 108.6% | 98.3% | 105.0% | 103.4% |
洋風 | (N=22) | (N=6,479) | 115.8% | 99.1% | 111.0% | 104.3% | |
和風 | (N=19) | (N=5,252) | 101.0% | 98.7% | 99.8% | 101.3% | |
麺類 | (N=19) | (N=2,759) | 103.4% | 96.7% | 104.1% | 99.3% | |
持ち帰り米飯/回転寿司 | (N=15) | (N=4,288) | 104.4% | 98.0% | 100.0% | 104.3% | |
その他 | (N=8) | (N=2,531) | 104.2% | 97.6% | 100.6% | 103.6% | |
ファミリーレストラン | 合計 | (N=60) | (N=10,019) | 93.5% | 94.5% | 95.1% | 98.3% |
洋風 | (N=26) | (N=5,023) | 95.9% | 92.4% | 96.0% | 100.0% | |
和風 | (N=31) | (N=2,404) | 91.3% | 94.4% | 93.6% | 97.6% | |
中華 | (N=16) | (N=1,155) | 99.0% | 99.5% | 96.9% | 102.1% | |
焼肉 | (N=18) | (N=1,437) | 86.5% | 98.4% | 89.5% | 96.6% | |
パブ/居酒屋 | 合計 | (N=32) | (N=2,349) | 61.5% | 89.0% | 63.2% | 97.3% |
パブ・ビアホール | (N=10) | (N=353) | 57.4% | 89.1% | 55.5% | 103.4% | |
居酒屋 | (N=26) | (N=1,996) | 62.6% | 88.9% | 65.6% | 95.4% | |
ディナーレストラン(計) | (N=30) | (N=944) | 88.3% | 90.7% | 93.2% | 94.8% | |
喫茶(計) | (N=20) | (N=2,894) | 105.8% | 96.6% | 104.3% | 101.5% | |
その他(計) | (N=19) | (N=248) | 105.3% | 98.8% | 104.7% | 100.5% |
凡例:10%以上のプラス/5%以上のプラス/前年同月未達(四捨五入で100.0%となっているものを含む)/5%以上のマイナス/10%以上のマイナス。
※前年同月比は税抜比較で行っている。
※ファストフード、ファミリーレストラン、パブ/居酒屋の各業態の内訳に関しては、重複する事業社があるため合計の数値は必ずしも内訳の累積に一致しない。
ファストフード
ファストフード全体の事業社数は58、店舗数は21,309店(98.3%)。客単価は上昇したが、客数は105.0%と増加。売上高は108.6%と拡大。
洋風ファストフード(事業社数22、店舗数6,479店=99.1%)は、客単価は上昇したが、客数は111.0%と2桁の大幅増。売上高は115.8%と2桁の拡大。
和風ファストフード(事業社数19、店舗数5,252店=98.7%)は、客単価は上昇しながら、客数は99.8%とほぼ前年並み。売上高は101.0%と前年同月を上回った。
麺類ファストフード(事業社数19、店舗数2,759店=96.7%)は、客単価はやや低めの前年並みだが、客数は104.1%と前年同月を上回った。売上高は103.4%と前年同月を上回った。
持ち帰り米飯/回転寿司ファストフード(事業社数15、店舗数4,288店=98.0%)は、客単価は上昇しながら、客数は100.0%と前年並み。売上高は104.4%と前年同月を上回った。
その他ファストフード(事業社数8、店舗数2,531店=97.6%)は、客単価は上昇しながら、客数は100.6%と前年並み。売上高は104.2%と前年同月を上回った。
ファミリーレストラン
ファミリーレストラン全体の事業社数は60、店舗数は10,019店(94.5%)。客単価は下降したが、客数は95.1%と前年同月を下回った。売上高は93.5%と縮小。
洋風ファミリーレストラン(事業社数26、店舗数5,023店=92.4%)は、客単価は前年並みながら、客数は96.0%と前年同月を下回った。売上高は95.9%と前年同月を下回った。
和風ファミリーレストラン(事業社数31、店舗数2,404店=94.4%)は、客単価は下降したが、客数は93.6%と減少。売上高は91.3%と縮小。
中華ファミリーレストラン(事業社数16、店舗数1,155店=99.5%)は、客単価は上昇し、客数は96.9%と前年同月を下回った。売上高は99.0%と前年同月を下回った。
焼肉ファミリーレストラン(事業社数18、店舗数1,437店=98.4%)は、客単価は下降したが、客数は89.5%と2桁の大幅減。売上高は86.5%と2桁の縮小。
パブ・居酒屋
パブ/居酒屋全体の事業社数は32、店舗数は2,349店(89.0%)。客単価は下降したが、客数は63.2%と2桁の大幅減。売上高は61.5%と2桁の縮小。
パブ・ビアホール(事業社数10、店舗数353店=89.1%)は、客単価は上昇し、客数は55.5%と2桁の大幅減。売上高は57.4%と2桁の縮小。
居酒屋(事業社数26、店舗数1,996店=88.9%)は、客単価は下降したが、客数は65.6%と2桁の大幅減。売上高は62.6%と2桁の縮小。
ディナーレストラン
ディナーレストラン全体(事業社数30、店舗数944店=90.7%)は、客単価は際立って下降したが、客数は93.2%と減少。売上高は88.3%と2桁の縮小。
喫茶
喫茶全体(事業社数20、店舗数2,894店=96.6%)は、客単価は上昇したが、客数は104.3%と前年同月を上回った。売上高は105.8%と拡大。
その他の業態
その他全体(事業社数19、店舗数248店=98.8%)は、客単価は前年並みだが、客数は104.7%と前年同月を上回った。売上高は105.3%と拡大。
●日本フードサービス協会
http://www.jfnet.or.jp/data/data_c.html