2020年1月
日本フードサービス協会(JF)は2020年1月外食産業市場動向調査を発表した。全体(事業社数188、店舗数35,001店=99.4%)合計の売上高は101.9%と前年同月を上回った。客単価は上昇しながら、客数は100.4%と前年並み。
焼肉ファミリーレストランの売上高が前年同月比5%増となった。
一方、「その他」と和風ファミリーレストラン、洋風ファミリーレストランが前年同月割れとなった。それ以外は売上高はほぼ前年並みで推移した。
ただし、喫茶、パブ・ビアホール、その他ファストフードなどでも客数が前年同月に達しなかった。
JFでは「1月は、記録的な暖冬により全国的に雪が少なく、客足にプラスとなったことに加え、引き続き好調なFF業態に牽引され、売上は101.9%と前年を上回った。いま不安視されている新型コロナウイルスについては、一部で月末に影響が出始めたものの、外食への影響はまだ限定的であった」としている。
事業社数 | 店舗数 | 売上高(前年比) | 店舗数(前年比) | 客数(前年比) | 客単価(前年比) | ||
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全体 | (N=188) | (N=35,001) | 101.9% | 99.4% | 100.4% | 101.5% | |
ファストフード | 合計 | (N=49) | (N=18,957) | 103.5% | 100.0% | 102.0% | 101.4% |
洋風 | (N=14) | (N=6,159) | 104.1% | 99.4% | 101.9% | 102.1% | |
和風 | (N=17) | (N=5,157) | 104.2% | 101.0% | 103.1% | 101.1% | |
麺類 | (N=19) | (N=3,204) | 102.7% | 100.1% | 101.7% | 101.0% | |
持ち帰り米飯/回転寿司 | (N=13) | (N=1,846) | 101.5% | 99.0% | 100.8% | 100.7% | |
その他 | (N=6) | (N=2,591) | 102.3% | 100.1% | 99.8% | 102.5% | |
ファミリーレストラン | 合計 | (N=50) | (N=9,556) | 100.2% | 99.9% | 98.2% | 102.1% |
洋風 | (N=21) | (N=4,885) | 99.4% | 99.3% | 96.9% | 102.5% | |
和風 | (N=23) | (N=1,832) | 96.2% | 98.2% | 95.4% | 100.8% | |
中華 | (N=12) | (N=1,432) | 103.8% | 101.8% | 103.6% | 100.2% | |
焼肉 | (N=16) | (N=1,407) | 105.0% | 102.6% | 104.0% | 101.0% | |
パブ/居酒屋 | 合計 | (N=34) | (N=2,326) | 101.0% | 97.7% | 100.6% | 100.4% |
パブ・ビアホール | (N=9) | (N=334) | 99.9% | 99.1% | 99.4% | 100.6% | |
居酒屋 | (N=28) | (N=1,992) | 101.2% | 97.5% | 101.0% | 100.2% | |
ディナーレストラン(計) | (N=26) | (N=983) | 102.3% | 98.0% | 101.2% | 101.1% | |
喫茶(計) | (N=13) | (N=2,042) | 101.3% | 100.6% | 96.6% | 104.9% | |
その他(計) | (N=16) | (N=1,137) | 95.0% | 87.5% | 93.5% | 101.7% |
凡例:10%以上のプラス/5%以上のプラス/前年同月未達(四捨五入で100.0%となっているものを含む)/5%以上のマイナス/10%以上のマイナス。
※前年同月比は税抜比較で行っている。
※ファストフード、ファミリーレストラン、パブ/居酒屋の各業態の内訳に関しては、重複する事業社があるため合計の数値は必ずしも内訳の累積に一致しない。
ファストフード
ファストフード全体の事業社数は49、店舗数は18,957店(100.0%)。客単価は上昇したが、客数は102.0%と前年同月を上回った。売上高は103.5%と前年同月を上回った。
洋風ファストフード(事業社数14、店舗数6,159店=99.4%)は、客単価は上昇したが、客数は101.9%と前年同月を上回った。売上高は104.1%と前年同月を上回った。
和風ファストフード(事業社数17、店舗数5,157店=101.0%)は、客単価は上昇したが、客数は103.1%と前年同月を上回った。売上高は104.2%と前年同月を上回った。
麺類ファストフード(事業社数19、店舗数3,204店=100.1%)は、客単価は上昇したが、客数は101.7%と前年同月を上回った。売上高は102.7%と前年同月を上回った。
持ち帰り米飯/回転寿司ファストフード(事業社数13、店舗数1,846店=99.0%)は、客単価は前年並みで、客数は100.8%と前年並み。売上高は101.5%と前年同月を上回った。
その他ファストフード(事業社数6、店舗数2,591店=100.1%)は、客単価は上昇しながら、客数は99.8%とほぼ前年並み。売上高は102.3%と前年同月を上回った。
ファミリーレストラン
ファミリーレストラン全体の事業社数は50、店舗数は9,556店(99.9%)。客単価は上昇し、客数は98.2%と前年同月を下回った。売上高は100.2%と前年同月をクリア。
洋風ファミリーレストラン(事業社数21、店舗数4,885店=99.3%)は、客単価は上昇し、客数は96.9%と前年同月を下回った。売上高は99.4%と未達ながら前年同月並み。
和風ファミリーレストラン(事業社数23、店舗数1,832店=98.2%)は、客単価は前年並みながら、客数は95.4%と前年同月を下回った。売上高は96.2%と前年同月を下回った。
中華ファミリーレストラン(事業社数12、店舗数1,432店=101.8%)は、客単価は前年並みだが、客数は103.6%と前年同月を上回った。売上高は103.8%と前年同月を上回った。
焼肉ファミリーレストラン(事業社数16、店舗数1,407店=102.6%)は、客単価は上昇したが、客数は104.0%と前年同月を上回った。売上高は105.0%と拡大。
パブ・居酒屋
パブ/居酒屋全体の事業社数は34、店舗数は2,326店(97.7%)。客単価は前年並みで、客数は100.6%と前年並み。売上高は101.0%と前年同月を上回った。
パブ・ビアホール(事業社数9、店舗数334店=99.1%)は、客単価は前年並みで、客数は99.4%とほぼ前年並み。売上高は99.9%と未達ながら前年同月並み。
居酒屋(事業社数28、店舗数1,992店=97.5%)は、客単価は前年並みだが、客数は101.0%と前年同月を上回った。売上高は101.2%と前年同月を上回った。
ディナーレストラン
ディナーレストラン全体(事業社数26、店舗数983店=98.0%)は、客単価は上昇したが、客数は101.2%と前年同月を上回った。売上高は102.3%と前年同月を上回った。
喫茶
喫茶全体(事業社数13、店舗数2,042店=100.6%)は、客単価は上昇し、客数は96.6%と前年同月を下回った。売上高は101.3%と前年同月を上回った。
その他の業態
その他全体(事業社数16、店舗数1,137店=87.5%)は、客単価は上昇し、客数は93.5%と減少。売上高は95.0%と縮小。
●日本フードサービス協会
http://www.jfnet.or.jp/data/data_c.html