日本フードサービス協会(JF)は2017年4月外食産業市場動向調査を発表した。
全体の合計は、客単価が下降傾向ながら前年並みに推移して、客数は5.7%増と好調。売上高も4.7%増。店舗数は前年並みとなった。
その他ファストフードは客単価が大きく低下し、客数が1.5倍増、売上高が2桁増。JFによると「アイスクリームが携帯会社とのコラボキャンペーンで客数が大幅上昇」したもの。
洋風ファストフード、麺類ファストフード、焼き肉ファミリーレストラン、パブ・ビアホール、ディナーレストランも、客単価が前年並みで客数と売上高が上昇した。
JFは「4月は、前月に引き続き全般的に客足堅調で、一部業態では花見需要や歓迎会需要が高まり、2カ月連続して すべての業態で客数が前年を超え、全体売上は104.7%と8カ月連続で前年を上回った」としている。
全体 | 売上高 | 店舗数 | 客数 | 客単価 |
---|---|---|---|---|
合計 | 104.7% | 100.6% | 105.7% | 99.1% |
ファストフード
ファストフードの合計は、客単価がやや下降して、客数は8.3%増と好調。売上高も7.1%増と非常に好調。店舗数は前年並みとなった。
洋風は、客単価が前年並みに推移したが、客数は8.8%増と好調。売上高も9.0%増と非常に好調。店舗数は減少傾向ながら前年並みとなった。
和風は、客単価が3.5%上昇して、客数は3.5%減。売上高も減少傾向ながら前年並み。店舗数はやや増加した。
麺類は、客単価が下降傾向ながら前年並みに推移して、客数は7.4%増と好調。売上高も7.3%増と非常に好調。店舗数は4.1%増となった。
持ち帰り米飯/回転寿司は、客単価が3.6%上昇したが、客数はやや増。売上高も6.1%増と非常に好調。店舗数はやや減少した。
その他は、客単価が25.7%下降と2桁大幅ダウンして、客数は50.7%の2桁大幅増。売上高も12.0%増と2桁の大幅増となった。店舗数は前年並みとなった。
ファストフード | 売上高 | 店舗数 | 客数 | 客単価 |
---|---|---|---|---|
合計 | 107.1% | 100.8% | 108.3% | 98.9% |
洋風 | 109.0% | 99.4% | 108.8% | 100.2% |
和風 | 99.9% | 102.1% | 96.5% | 103.5% |
麺類 | 107.3% | 104.1% | 107.4% | 99.9% |
持ち帰り米飯/回転寿司 | 106.1% | 98.6% | 102.4% | 103.6% |
その他 | 112.0% | 100.7% | 150.7% | 74.3% |
ファミリーレストラン
ファミリーレストランの合計は、客単価がやや上昇したが、客数はやや増。売上高もやや増。店舗数は前年並みとなった。
洋風は、客単価が前年並みに推移したが、客数はやや増。売上高もやや増。店舗数は前年並みとなった。
和風は、客単価が前年並みに推移して、客数は減少傾向ながら前年並み。売上高も減少傾向ながら前年並み。店舗数はやや減少した。
中華は、客単価がやや上昇したが、客数は前年並み。売上高もやや増。店舗数はやや増加した。
焼き肉は、客単価が下降傾向ながら前年並みに推移して、客数は7.5%増と好調。売上高も7.4%増と非常に好調。店舗数はやや増加した。
ファミリーレストラン | 売上高 | 店舗数 | 客数 | 客単価 |
---|---|---|---|---|
合計 | 102.4% | 100.3% | 101.3% | 101.2% |
洋風 | 102.4% | 100.3% | 101.7% | 100.7% |
和風 | 99.9% | 98.8% | 99.3% | 100.7% |
中華 | 101.8% | 101.0% | 100.0% | 101.8% |
焼き肉 | 107.4% | 102.2% | 107.5% | 99.9% |
パブ・居酒屋
パブ・ビアホールは、客単価がやや下降して、客数は7.1%増と好調。売上高も5.1%増と非常に好調。店舗数は3.9%増となった。
居酒屋は、客単価が下降傾向ながら前年並みに推移したが、客数はやや減。売上高もやや減。居酒屋の売上高は、2012年4月以来61カ月連続前年割れとなった。店舗数は3.7%減少した。
パブ・居酒屋 | 売上高 | 店舗数 | 客数 | 客単価 |
---|---|---|---|---|
合計 | 99.8% | 97.4% | 100.7% | 99.1% |
パブ・ビアホール | 105.1% | 103.9% | 107.1% | 98.2% |
居酒屋 | 98.5% | 96.3% | 98.7% | 99.8% |
ディナーレストラン
ディナーレストランの合計は、客単価が下降傾向ながら前年並みに推移して、客数は6.1%増と好調。売上高も5.2%増と非常に好調。店舗数は3.6%増となった。
ディナーレストラン | 売上高 | 店舗数 | 客数 | 客単価 |
---|---|---|---|---|
合計 | 105.2% | 103.6% | 106.1% | 99.1% |
喫茶
喫茶の合計は、客単価がやや上昇したが、客数はやや増。売上高も4.0%増。店舗数はやや増加した。
喫茶 | 売上高 | 店舗数 | 客数 | 客単価 |
---|---|---|---|---|
合計 | 104.0% | 101.2% | 101.6% | 102.3% |
その他
その他 | 売上高 | 店舗数 | 客数 | 客単価 |
---|---|---|---|---|
合計 | 103.8% | 102.6% | 111.0% | 93.5% |
●日本フードサービス協会
http://www.jfnet.or.jp/data/data_c.html