和風ファミレスが客数落とす

日本フードサービス協会（JF）は2017年1月外食産業市場動向調査を発表した。

全体の合計は、客単価が前年並みに推移したが、客数はやや増。売上高もやや増。店舗数は前年並みとなった。

客数減がやや目立ったのは、居酒屋以外では和風ファミリーレストラン。

JFでは、「1月は、地域によっては大雪や冷え込みが厳しく、客足にマイナスとなったところもあるが、正月三が日を中心に年始需要がおおむね好調で、全体売上は102.4％と5カ月連続して前年を上回った」としている。

事業所数（n=196）、店舗数（n=33,799）
全体	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	102.4％	100.6％	102.1％	100.2％

ファストフードの合計は、客単価が前年並みに推移したが、客数は3.4％増。売上高も4.2％増。店舗数は前年並みとなった。

洋風は、客単価が下降傾向ながら前年並みに推移して、客数は5.7％増と好調。売上高も5.6％増と非常に好調。店舗数は減少傾向ながら前年並みとなった。

和風は、客単価が前年並みに推移したが、客数はやや増。売上高も3.2％増。店舗数はやや増加した。

麺類は、客単価が前年並みに推移したが、客数は3.1％増。売上高も3.6％増。店舗数は4.2％増となった。

持ち帰り米飯／回転寿司は、客単価がやや上昇して、客数は減少傾向ながら前年並み。売上高はやや増。店舗数はやや減少した。

その他は、客単価が4.1％上昇して、客数は減少傾向ながら前年並み。売上高は3.1％増。店舗数は前年並みとなった。

事業所数（n=54）、店舗数（n=17,510）
ファストフード	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	104.2％	100.7％	103.4％	100.7％
洋風	105.6％	99.2％	105.7％	99.9％
和風	103.2％	102.8％	102.3％	100.9％
麺類	103.6％	104.2％	103.1％	100.5％
持ち帰り米飯／回転寿司	101.6％	98.6％	99.4％	102.2％
その他	103.1％	100.1％	99.1％	104.1％

ファミリーレストランの合計は、客単価がやや上昇して、客数は減少傾向ながら前年並み。売上高は前年並み。店舗数は減少傾向ながら前年並みとなった。

洋風は、客単価が前年並みに推移したが、客数は前年並み。売上高もやや増。店舗数は減少傾向ながら前年並みとなった。

和風は、客単価がやや上昇して、客数はやや減。売上高もやや減。店舗数はやや減少した。

中華は、客単価がやや上昇して、客数は減少傾向ながら前年並み。売上高は前年並み。店舗数は前年並みとなった。

焼き肉は、客単価が下降傾向ながら前年並みに推移して、客数は5.2％増と好調。売上高も4.7％増。店舗数はやや増加した。

事業所数（n=51）、店舗数（n=9,689）
ファミリーレストラン	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	100.8％	99.7％	99.5％	101.3％
洋風	101.0％	99.6％	100.3％	100.8％
和風	98.2％	98.3％	97.2％	101.0％
中華	100.8％	100.0％	99.6％	101.2％
焼き肉	104.7％	102.8％	105.2％	99.5％

パブ・ビアホールは、客単価がやや下降して、客数は3.1％増。売上高もやや増。店舗数は4.3％増となった。

居酒屋は、客単価がやや下降したが、客数は5.2％減と不調。売上高も6.1％減と不調。居酒屋の売上高は、2012年4月以来58カ月連続前年割れとなった。店舗数は4.8％減少した。

事業所数（n=34）、店舗数（n=2,256）
パブ・居酒屋	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	95.3％	96.5％	96.8％	98.5％
パブ・ビアホール	101.6％	104.3％	103.1％	98.6％
居酒屋	93.9％	95.2％	94.8％	99.0％

ディナーレストランの合計は、客単価が前年並みに推移したが、客数は3.5％増。売上高も3.5％増。店舗数は3.5％増となった。

事業所数（n=27）、店舗数（n=1,022）
ディナーレストラン	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	103.5％	103.5％	103.5％	100.0％

喫茶の合計は、客単価がやや上昇したが、客数は前年並み。売上高もやや増。店舗数はやや増加した。

事業所数（n=13）、店舗数（n=2,137）
喫茶	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	102.5％	102.0％	100.3％	102.3％

事業所数（n=17）、店舗数（n=1,185）
その他	売上高	店舗数	客数	客単価
合計	105.0％	109.5％	114.6％	91.6％