2014年7月は客数・売上高ともにダウン。洋風ファストフード苦戦

日本フードサービス協会（JF）は2014年7月外食産業市場動向調査を発表した。

全体の合計は、客単価がやや上昇して、客数は3.9％減。売上高もやや減。店舗数は前年並みとなった。

客数、売上高ともに前年同月をクリアしたのは、麺類ファストフード、その他ファストフード、和風ファミリーレストラン、焼き肉、ディナーレストラン、その他。

洋風ファストフードは客単価が96.1％と下げながら客数が91.7％と苦戦。和風ファストフードは客単価が105.6％と上げ、客数が96.5％と低下した。

JFでは「7月は、台風第8号の上陸や梅雨前線の停滞などにより、全国のあちこちで大雨の被害が大きく、外食の客数は96.1％に減少した」としている。

ファストフード

ファストフードの合計は、客単価が下降傾向ながら前年並みに推移したが、客数は5.0％減と不調。売上高も5.6％減と不調。店舗数は前年並みとなった。

洋風は、客単価が3.9％下降したが、客数は8.3％減と不調。売上高も11.9％減と2桁の大幅減となった。店舗数はやや減少した。

和風は、客単価が5.6％アップと大きく上昇して、客数は3.5％減。売上高はやや増。店舗数は前年並みとなった。

麺類は、客単価がやや上昇したが、客数はやや増。売上高も4.2％増。店舗数は3.3％増となった。

持ち帰り米飯／回転寿司は、客単価がやや上昇して、客数は4.7％減。売上高も3.7％減。店舗数はやや減少した。

その他は、客単価がやや上昇したが、客数は前年並み。売上高もやや増。店舗数はやや増加した。

ファミリーレストラン

ファミリーレストランの合計は、客単価が3.2％上昇して、客数はやや減。売上高はやや増。店舗数はやや増加した。

洋風は、客単価が3.0％上昇して、客数は3.3％減。売上高も減少傾向ながら前年並み。店舗数はやや増加した。

和風は、客単価がやや上昇したが、客数はやや増。売上高も3.5％増。店舗数はやや増加した。

中華は、客単価がやや上昇して、客数はやや減。売上高は前年並み。店舗数はやや増加した。

焼き肉は、客単価がやや上昇したが、客数は3.5％増。売上高も6.3％増と非常に好調。店舗数はやや増加した。

パブ・居酒屋

パブ・ビアホールは、客単価が3.2％下降して、客数は前年並み。売上高はやや減。店舗数はやや増加した。

居酒屋は、客単価が下降傾向ながら前年並みに推移したが、客数は6.8％減と不調。売上高も7.0％減と不調。店舗数はやや減少した。居酒屋の売上高は、2012年4月以来28カ月連続前年割れとなった。

ディナーレストラン

ディナーレストランの合計は、客単価がやや上昇したが、客数は6.2％増と好調。売上高も8.8％増と非常に好調。店舗数は3.6％増となった。

喫茶

喫茶の合計は、客単価がやや上昇して、客数はやや減。売上高も減少傾向ながら前年並み。店舗数は前年並みとなった。

その他

●日本フードサービス協会
http://www.jfnet.or.jp/